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Red Sox*優勝祝賀パレード

またしても、フィギュアネタではありませんが、盛大な優勝祝賀パレードの様子をテレビのライブ中継で見ながら、Halloweenの準備に追われております。
娘はその傍らで、テレビを見ながらの筋トレに励んでおります。

そのパレード・・・Bostonらしいというか、いえ、Bostonならではの演出「水陸両用車」でのパレードに、たくさんの観衆が詰め掛けております。

この「水陸両用車」ですが、Bostonの観光案内でとても人気があります。

なんでも軍用車を払い下げしてもらい、観光用にちょっと改良したものだそうで、Bostonの中心街を回り、途中からチャールズリバーへドボンと入り、川からの眺めも楽しめるツアーになっています。
川にも入るので「ダック・ツアー」と呼ばれています。

Con゛Duck″torと呼ばれる、ドライバー兼ガイドが、それぞれまた一つの名物になっていて、その芸名?も面白い。
昔観光した際に運良く乗れたのは、一番人気だったクロコダイル・ダンディーを捩った名前のクワッカディール・ダンディーとう名前でした。
それぞれに、BostonとやMAに縁のある人の名前から捩ってあるようで、人気商売だから、いろいろとカラーを出して、がんばっておられるようです。
先ほどサイトでコンダクターのリストをチェックしてみたのですが、クワッカディール・ダンディー氏は、もう引退されたのかな?リストに名前がありませんでした。残念。


さて、パレードの方ですが・・・
あ・・・とうとう川で泳ぎだす人まで・・・(苦笑)

本当かどうか、500万人の人出が予想されているようですが、怪我人または死人がこれ以上増えませんように・・・。


なんだか・・・ポリシーからどんどん外れて、野球に観光案内まで・・・(笑)
意外にもまだ愚痴が出ていないことに、我ながら驚いていますが(苦笑)今後はまたフィギュアスケートネタで、精進いたします。

ジェニファー・ドン選手

アメリカの女子選手で、ペアとシングル両方で活躍をしている選手なのですが、まだ世界にはあまり出ていないので、ご存じない方も多いかと思います。

彼女は中国系アメリカ人の、笑顔がとてもチャーミングな女の子で、スケーターとしても成功していますが、学業との両立が出来ている数少ない選手の一人です。

2年前の世界ジュニア(日本女子の太田選手が優勝した年)にアメリカのペア代表として出場し、パートナーと組んで僅か7ヵ月後だったにもかかわらず、3位に入り世界を驚かせたのですが、翌年からパートナーの年齢が21歳を超えたので、シニアに上がりました。

たった7ヶ月で世界ジュニアで・・・と言うのにも驚いたのですが、というか、殆ど奇跡に近い話だと言われているようですが、その大会の7ヶ月前、こんなアクシデントがあったのをご存知ですか?

またしても怪我がらみで、しかも今回はかなりウ~~~~~~と唸ってしまうような内容なので恐縮ですが、忘れられない秘話だったりするので、書かせていただきます。

******
トライアウトだったその日、ジェニファー選手と、ジョナサン・ハント選手はスターリフトにトライしました。
本人の話によると、難しいリフトだけど、リフト自体はとても上手くいったのだそうです。
ところが、リフトから体勢を戻しておりた時に、ドン選手のエッジが滑って氷に手をついてしまったところに、ハント選手のブレードが彼女の右手小指の上に乗ってしまったとの事。
ハント選手は、6フィートもあるとても体の大きい選手で、その瞬間にドン選手の小指が受けた衝撃は、かなりのものだったと想像することが出来ます。

病院で、診察した医者は彼女に二つのチョイスを残したそうです。

①一年かけて指の再生手術、その間は氷からおりる事・・・ただし、指の機能は回復は見込めない。
②アンプター(ダメージの酷い部分を切除)

彼女の選択は②

そして、小指の切除の手術をしてから、たったの2日後、彼女は氷の上に戻って、ハント選手と本格的にペアとしての練習を再開したのだそうです。
その選択をする前、してからも、手術の後も、たくさん泣いたわ・・・と、彼女も後に話していますが、それにしても・・・小指をなくしても1年間のスケーターとしてのトレーニングをミスする事は出来ないと思った彼女の気持ちは、私には理解することが出来ませんでした。

この話を聞いたときに、もし同じことが自分の娘に起きてしまったら・・・と考え、その時は、彼女を取り巻くスケート環境が、どれだけ佳境に迫っていても、絶対に①を選択するから・・・と、周りのスケートママたちとも話をしたのでした。(苦笑)
小指って・・・日本人には、ある意味大切ですよね。(爆)

その7ヵ月後の世界ジュニアのロングプログラムが始まる前、緊張気味のハント選手とは対照的に、間合いを取りながら、ハント選手に微笑みかけ、語りかけるように、スタートのポジションについた彼女には、そんな事故があったことは微塵も感じ取ることが出来ませんでした。

この夏に、トレーニング場所と、コーチを変え、現在はNJに移り、ペアスケーターでオリンピック2度の金メダリストArtur Dmitriev氏のもとで、トレーニングをしているそうです。
ドン選手は、ソロのコーチがまだデラウェア、ニューアークにいるので、そことNJを行ったり来たりのとてもハードな練習状況になっているようです。

Artur Dmitriev氏がペアで2つ目の金メダルを取ったのは、長野オリンピックでパートナーは最初の金メダルとは別の選手だったんですよね。
長野の後、何度かショーで観ましたが、さすがプロといった感じで、見せ場をたくさん持ったプログラムで魅了させてくれました。
現役の頃のコーチは、“伝説の”と前置きが付くほどの名コーチTamara Moskvina さんで、コラボレーションもあるかもしれない・・・と期待しています。
Artur Dmitriev氏の奥さん(最初の金メダルのパートナー)も手伝っていると聞いています。

なので、このジェニファー・ドン選手と、ドン・ハント組は、今シーズン私が密かに注目しているスケーター達なのです。

参考文献はこちら(最新のドン・ハント組の近況)
http://www.usfsa.org/Story.asp?id=26751

危険はペアスケートだけではない。

大した怪我ではなかったのですが、先日娘が手の甲の親指と人差し指の間をスケートのエッジ(刃)で切ってしまい、ドレスを血まみれにして氷からおりてきました。

本人は“その血ぃ~~~どうしたの?”と人に言われるまで、切ったことも、流血していることにも気が付かなかったようでした。
おそらく手先だったので凍えて、感覚が麻痺していたものと思われます。

痛いのや流血が苦手な方は・・・以下数行・・・もしくは全部、飛ばして読んでくださいね。(笑)
スペース、多めにあけておきますから・・・







出血は大したことないと思ったのですが、傷はぱっくりと口を開けていたので、待機のナースが応急処置をしてくれて、ERへ行って縫合をしてもらうようにとの勧めてくれました。

薬局で、バタフライテープと呼ばれている、開いている傷に使えるものがあるらしく、友人がインシュランスを持っていなかったら、その方がずっといいわよ・・・と教えてくれましたが、深かったので、神経にダメージがあったら利き手だし・・・と、心配して、結局ERを選びました。

ER(救急外来)とは名ばかりで、この程度の怪我だと2,3時間は待たされることを知っていたので、受付で“待ち時間が1時間以上なら受診せずに帰らせていただきます”と、やんわりとプッシュしたら(笑)1時間待ちで終わったので、縫合してもらったのですが、僅か2針で済みました。

後になって、バタフライテープでも良かったかなぁと思ったのですが、友人がそう勧めた理由が、今日届いた一通の手紙で分かりました。
病院がインシュランスの会社に請求した金額・・・

なんと$600(約60000円)でした。
治療に要した時間は僅か数分だったので1分に付き約$100!!!と思ったら、ワナワナと崩れ落ちそうになりました。
それを見た娘は・・・“わーお!一針に$300かぁ~”とぼそり。

本当に、この国は、保険なしではおちおち怪我も出来ないって感じですが、このあたりについて書き出すと、フィギュアスケートから大きく話題がそれてしまうので、この辺でおしまいにして、いくつか、スケーターの怪我について書いておきたいと思います。

アメリカのサーシャ・コーエン選手が、先日腰痛でスケートアメリカを欠場したのですが、腰に持病というか爆弾を抱えたスケーターはシニアには結構たくさんいるようですね。
症状は個人差があるようですが、ジャンプの衝撃を支える足と腰の故障は、慢性化してしまうのは仕方ないようです。

以前、伊藤みどり選手のジャンプについて研究していた大学で出されたレポートによると、ジャンプの種類によっては、ランディングの足(ジャンプからおりるときに最初に着く足・・・右利きの選手は右足)にかかる重さは、そのスケーターの体重の3倍にもなるそうです。
確か、みどり選手の場合、トリプルアクセルのランディングの際に、子錦関と同じ重さが左足にかかるとの研究結果だったように記憶しています。

そんなわけで、個人差はありますが、長年スケートをやっていると腰や膝や足首の故障は避けられないようです。

足首から下は、実は頑丈なフィギュアスケート用のブーツに守られているのですが、時々そのブーツが怪我の原因になることもあります。

娘の足もそうですが、氷をおりてスケートを脱ぐ選手達が、急いで靴下で生足を隠す様子を、ロッカールームで見かけることがあります。
爪をはがしたり、繰り返しできるブリスター(マメや水ぶくれ)軟骨の異常成長などで、ボコボコゴツゴツとした足の選手達は、お年頃なのに、かわいそうな気がしますが、結構います。

ある程度レベルの高いディビジョンでコンペティションに出るようになった選手は、スケートの選び方も慎重で、多くのシニアの選手がカスタムメードのブーツを使うようになるようです。
スケートのブーツとブレード(刃)話は、またいろいろとあるので、ここで道に戻って・・・(苦笑)

上半身の怪我になると、転んだときに手をついて、打ち所が悪く骨折ということもあれば、手をつく前に顎から落下(キャメルスピンの際に、エッジがシャープでないと滑って転ぶことが・・・ありがちなケースです)顎の下を2,3針縫うことになった選手もあれば、最悪の場合、下顎骨骨折で固定術になることも・・・。
他の選手のブレードとぶつかって・・・または蹴られてというケースも・・・。

なんだか、怪我ばかりしているのがフィギュアスケートのような文章になってしまいましたが(苦笑)100人ほどが所属しているクラブでは、こんな怪我や事故が、一年を通して数回はあります。

怪我を避けるには・・・自分で怪我をしてしまうものは、100%防げるはずだ!!!と、娘のパーソナルトレーナーは断言します。
十分なウォーミングアップと体の柔軟性を維持して、陸トレでバランスよく筋力をつけておけば、それは防げるというのが彼の持論です。

コンペティションのとき、テレビクルーがバックステージでの様子を追っていたりするのですが、ミッシェル・クワンやサーシャ・コーエンも、ゆっくりと時間をかけて体をほぐしてウォーミングアップに余念がありません。
シニアの選手などは、氷に乗る前に1時間はオフアイスでのウォーミングアップを欠かさないのだそうです。

自分で防げる怪我は、あと正しいスケートブーツとブレードを選ぶこと・・・。

そしてあとは、練習中は他の選手とぶつからない様に注意すること・・・一緒に練習する選手が、全員同じようにすばやく動けるわけではないという事と、逆回転の左利きの選手がいる場合は特に注意するようにと・・・あ、これは、常々娘がコーチから言われていることです。

出来れば、怪我とは縁がなく選手生活を終わらせて欲しいのですが、それは途中で脱落を意味する・・・と、断言するシニアの選手もいます。

痛いところを突かれた感じですが、確かに・・・そうかもしれません。

SkateとポリシーとRed Sox

最初に、ここに登録したときにいろいろと自分なりに決めたことがありまして…

それを箇条書きにしますと、こんな感じです。

* 自分の書きたいことを、本音で書いていこうということ。
* 一日一回の更新で書いていこうということ。
* フィギュアスケートの話題だけに絞っていこうということ。

だったのですが、でもでも、今どうしたって気もそぞろになるワールドシリーズ第4戦で、10年以上も応援してきたBoston Red Soxが3-0で勝っていたりするので、ちょっとだけポリシーを忘れて、野球がらみで書いてみようと思います。

でも実のところ・・・野球はとりあえずボールとストライクの数と、左回りで走らなくてはならないというルール以外、あまり知らないので、ポストゲームのコラムはking-of-sports-57さんにお任することにいたします。(笑)

今日は娘のスケートレッスンが、夜の7時半から始まったのですが、行ってみたらいつもより空いているんですよね。
ブリーチャーを覗いたら(観客席)練習を見守る父兄の数も以上に少ない・・・というか、私ともう一人のお母さんだけでした。
そして、ワールドシリーズが始まる頃に2セッション目が始まったのですが、そのセッションもいつもより人が少なく、父兄が携帯を片手に耳にはイヤフォンというイデタチでした。
挙句の果てに、ザンボニガイ(製氷車を運転するリンクの整備士)の詰め所に押しかけて、テレビ観戦をし始める父兄もいたりして、その結果、ザンボニガイが時間になっても製氷車を出さず、おかげでうちの娘は、10分ほどおまけで練習が出来ました。
でも、習得しかけのトリプルループでお尻と肘をしこたまぶつけ、首の骨がすごい嫌な音をたてたと、半べそをかいておりてきました。(苦笑)

そんなわけで、それから高速を時速90mileでぶっ飛ばし、ポップコーンの素をレンジに放り込み、皆既月食を見ようという下の子供に2,3分付き合って、テレビの前を家族そろって観戦しております。

3-0・・・8回表にノーアウト満塁のチャンスに点が取れず・・・あちゃぁぁぁ~~~まだThe Curse of the Bambinoが効いているぅ~~~と、子供達が騒いでいるところです。
でも、あと8,9回を守れば・・・守りきれば・・・その時こそ、のろいをバーストできたってことなんですよね。

God Bless you!!! ガンバレー>Red Sox!!!

エキシビとバックステージ

え~と・・・やっぱりまだ、ここを使いきれていないようで・・・先ほどking-of-sports-57さんのプログを拝見させていただき、あ・・・リンクもはれるんだぁ~・・・と、戻ってウロウロ、また覗いてウロウロしております。

またUSFSA(アメリカのスケート協会)からの引っ張りネタですが、
http://www.usfsa.org/event_related_details.asp?ri=content/events/200405/skateamerica/awardsexhib2.htm
安藤選手のエキシビの写真が一番上に出ていました。
野辺山合宿の際にも披露したチアガールのエキシビのようですね。
今年はずっとこれで行くのかな?
はつらつとした安藤選手らしい、また歳相応なエキシビでファンの皆さんからもとてもCute!と好評みたいです。

太田選手のエキシビが見れないのはちょっと残念ですが、放送が確かあったと思うので、スケジュールをチェックしなくては・・・

安藤選手には、実は一度だけ、娘がフラワーガールをしたコンペの前日、ちょっとお話しする機会があったのですが、お母さんが英語が全然駄目なんですよ・・・と心配されているわりには、通訳もなしで受け答えも堂々として、笑顔も絶やさず、とても好印象でした。
私はもちろん日本語で話しかけたのですが、コンペティションで見える彼女の演技は、とても大人びた印象なんですよね。
でも、話してみると実際の年齢よりもおさなくて、可愛らしい感じ。

その時に、安藤選手から意外なコメントが聞けて、驚いたのですが、後で佐藤先生に確認をしたら「いえ、それは・・・ちょっと無理です。たぶんありません(ニコニコ)」と否定されてしまいました。

バックステージでも、たくさんの関係者からサイン攻めに会う合間に、ジャッジや関係者各位が安藤選手をひっきりなしに訪れ、皆さん一様に激励の言葉をかけていて、なかなかそばに寄れないほどの人気なんですよね。
前日に、サインを貰っといて良かったよ~と、娘ももらしておりました。

じつは、このコンペのときに、回転が若干不足だったものの4回転に成功したんですよね。
ところが、会場で見ていた一人のジャッジを含む(苦笑)大勢の観衆が、なんとそれに気づかなかったというお粗末さ・・・
これがひとえに、アメリカ女子のアーティスティック主体、ジャンプ技術の停滞の象徴のような気がしました。

応援したい,好対照な二人。


スケートアメリカでの、太田選手と、安藤選手のロングプログラム、ビデオで何度か見せてもらいました。

この二人、持ち味が全然違っているのですが、アメリカではどちらも人気の選手のようで、テレビの解説者のコメントにもそれが出ているように思います。

アーティスティックの太田選手><ジャンプテクニックの安藤選手

安藤選手、今回ショート1位から、ロングの結果が振るわず3位転落で、本人は悔しさで大粒の涙を流した・・・との記事を読みましたが、直球で感想を述べさせてもらうと、仕方ないかなぁ?と思いました。

安藤選手の場合、ジャンプに失敗すれば、その他で点を稼げる部分が少ないので、難易度の高いジャンプを成功させないと、後がない感じです。

まだシーズンの始めですが、安藤選手のプログラムはジャンプとファイナルスピン以外は、まだまだ未完成の部分が多く、昔で言うセカンドマークで高い得点が貰えそうにない内容です。

もう一つ気になったのが、今年のプログラム曲・・・インパクトにかけすぎで、安藤選手のパワフルなところが上手く出せていないように思います。
プログラム曲って・・・本当に大事なんですよね。
曲調によっては、1,2個のジャンプミスも忘れさせてくれるような力を持っているものもあります。

去年のプログラム曲「火の鳥」の方が、数段良かったと、私個人は思っています。

対照的に、太田選手のプログラムは、「蝶々夫人」
彼女なら滑りこなせる音楽だと期待しています。
今回はジャンプが決まらず、トリプルと認定されたものが一つしかなかったようですが、彼女は他のエレメンツ、特にスピンが抜きん出ていました。

彼女のレイバックスピンは、以前から回転数、回転軸の安定、体の角度ともに定評がありますが、今回はっとさせられたのがキャメルの変形スピン。
昨年辺りから、一部のスピンの得意な選手が披露していましたが、天を仰ぐポジションのキャメルスピンは、なかなか見ごたえがありました。

他にも、解説者が“ゴ~~~ジャス”と絶賛する、美しいイナバウワー・・・うちの娘は、これを「ユキナバウワー」または「シズカバウワー」と呼んでおります。

ただ、これらの素晴らしいエレメンツと、つなぎのしなやかな動きも、ジャンプが決まってからこそ、点数に反映されるものだというのが、今回証明された形になってしまいました。
個人的には、もっとコンポーネンツに高い点を出してもいいのになぁ~と思ったのですが、ジャッジ達は厳しかったようです。

この好対照な二人、当然のことながら今後の課題も、対照的なものになりましたが、この一年でそれぞれの課題を克服していくのは、どちらが大変でしょうね?

ジャンプの技術のある選手に、アーティスティックを教えるのと、アーティスティックのある選手にジャンプの技術を習得させるのと、どちらが簡単か?という質問を、ナンシー・ケリガンにした解説者がいましたが、彼女の答えは「もちろん前者の方が簡単」でした。

ただ、この二人に関しては、今のプログラムだと、安藤選手の弱点であるアーティスティックを引き出す、または補うのは一年では時間が足りないのでは・・・そして、怪我をおして出場した太田選手のジャンプ技術はもっと高いし、シーズンの終わりまでに、ジュニアの最後の年のようにジャンプを安定させてくれば、現在の新採点方式だと、本当に面白い結果になると思います。

シーズンは、まだ始まったばかり・・・今後の二人にはまた注目していきたいと思います。

ペアスケーターの女の子は、いつだってタフ

昨日の続きになります。

淡白な日本の新聞記事でしたが、USFSA(アメリカのスケート協会)のオフィシャルサイトには、退院直後のプレスカンファレンスの様子が記載され、現在の様子がアップデートされていました。

腫れ上がったタチアナ選手の顔がドーンと出てきますので、見たくない方は行かないで下さいね。
http://www.usfsa.org/event_story.asp?id=27535

いやぁ~でもびっくりしました。
もし私が彼女だったら、いや…どうしたってそれは無理があるから(苦笑)
もし私が彼女の母親だったら、プレスカンファレンスは撮影禁止!もしくは腫れた側の写真の掲載は避けてもらうよう圧力をかけたと思いますが、彼女はとても強かったようです。

それでも、落ちた瞬間のことは全く思い出せず、スケートをして落ちる直前の記憶までしかないのだそうですが、明日にでもリンクに戻りたいと言ったそうです。

「それは簡単なリフトだったけど、成功しなかったみたい。」
「待ってて、私とMax(パートナーのニックネーム)はカムバックするから・・・皆さん私が死んでしまうとでも思った?」とのコメントまででたようです。

ユーモアを交えたカンファレンスの様子、今朝のラジオでは、彼女のこれらのコメントが放送されたようです。

彼女は、結構気の強い?というか、頼もしい女性ですよね。

コーチのワシリエフ氏からのMaxim Marinin選手の様子についても記載がありましたが、やっぱり今回のことで、精神的に落ち込んでいるとのことでした。

以前、イリノイ在住のスポーツライターが出していた日記を拝読したことがあるのですが、ある日の日記にMaxim Marinin選手のことが書かれていました。

彼女の娘さんはスケートがとても上手で8才ぐらいの時には、このペアの選手と同じ時間にアイスに乗って練習をしていたそうで、その際に危うくぶつかりそうになり、そのときのエピソードでした。

すぐに娘さんが大丈夫か確認して、頭をヨシヨシとなぜた後に、お母さんであるライターの方を向いて合掌をして“ごめんなさい”とのジェスチャーをしたとか・・・。
きっと彼は心優しい青年なのでしょう。

私は特別にこのペアチームのファンというわけではありませんが、二人が心身ともにこの事故から回復して、早くコンペティションでロシアの伝統的な強さを見せて欲しいと願っています。

絶句した瞬間(Pair Skateのリスク)

テレビでスケートアメリカの女子と男子シングルの放送があり、録画をして日曜日の午後に観戦しました。
3位に入った安藤選手と、太田選手も放送されたので、新しいプログラムを楽しみにしていて、書きたいこともいろいろとあったのですが、またの機会に・・・。

その放送の終わりの方で、シングルのイベントの前に終了したペアスケートで起きた事故についてアップデートがあり、ロシアのペアの選手がリフトから転落して、怪我をする瞬間の映像が流れました。

怪我のことは、先にサイトで知り、最初に思ったのは新採点方式のひとつの弊害だと感じる、Pairの難易度を上げたリフトでの事故?多分変形スターリフトからの転落だったのでは?と想像していたのですが・・・・。

映像はシンプルなラッソルリフトで、彼女の体がパートナーの頭上に持ち上がったと同時に、男子選手のエッジが滑ってバランスを崩し、そのまま手を離すことなく右肩と右側頭部を強打するという事故でした。
瞬間の出来事で、会場からは若干の悲鳴に近いどよめきと、息をのみ立ち上がる人たちが大勢いました。
解説の女性も、これまでで最悪のPairでの事故だったと言っていましたが、私もテレビの前で絶句してしまいました。

ラッソルリフトは、二人が同じ方向を向いているので、持ち上げるときに二人の手をクロスして、左右がお互いの同じ手を握り、女性が男性の肩外側から回りこむようにしてリフトへとなるのですが、この後どのように変形させるのか見ることは出来ませんでした。

ラッソルリフトはプレスリフトの次に習得しやすいリストなので、事故のニュースを読んだときも、まさかこのリフトでの事故だったなんて・・・と、ショックを受けて、しばらく立ち上がることが出来ませんでした。
なぜなら、この事故はどのペアチームにも(ラッソルリフトをプログラムに入れているなら)起こりえる事故で、このペアチーム、ことに男子選手の技術が劣っていたということではなかったからです。

某スポーツ新聞の生地を読んで、「男子選手にリフトで掲げられた最中に頭から氷上に落下・・・」という記載があり、この表現に若干脱力してしまいましたが、この事故の瞬間は一瞬のことで、喩えるなら、選手がトリプルジャンプを飛んで、着地に成功したかな?と思った瞬間転んでいたといった感じの事故です。

脱力した理由は、受け取り用によってはわざと落とされた?とも取れかねないような表現にも思えるし、リフトで揚げられ・・・たという表現に違和感を感じたのかな?リフトというのは、氷の上でもしくはダンスなどでも同じことが言えるかもしれませんが、パートナーが同じタイミングで息を合わせなくては、出来ないことなんですよね。
そんなこと、誰も気にしないことかもしれませんが、事故の瞬間を録画でとはいえ見てしまった私には、なんとも淡白な冷たい記事でありました。

怪我をした選手は、脊椎を損傷しないようにカラーをつけて、救急車で外傷センターのある病院へと運ばれ、意識は取り戻し、検査の結果脊椎、脳ともに損傷は何も見つからず、退院したとのことですが、その後のことについてはまだ情報が入っていません。

娘が練習するリンクでも2組ほどペアのチームがあるのですが、まだ小さい子供のデビジョンで、頭上に上げるリフトもなく、リスクを感じることは全くありませんでしたが、あれだけキャリアのある二人にも起きてしまった今回の事故だったので、これから練習を見るときに「かわいいわねぇ~」なんて暢気に見ていられなくなりそうです。

彼らのペアスケーターとしての華やかなキャリアーを思うと、これからはとても厳しい日々になるとは思いますが、一日も早い回復を祈るばかりです。

スケアメ

スケアメ=スケートアメリカが只今開催中ですね。
グランプリシーズの第一戦で、日本からも太田選手と安藤選手がエントリーしていますね。

と書き出してみたのですが、初めての日記(記事?)だから、自己紹介なんかしておいた方がいいのかしら?
でも、誰にも読まれないのに、自己紹介しても虚しいものがありますよね。(苦笑)

とりあえず、プロフィールです。
アメリカの某所在住。
年齢その他諸々は不詳ということで(苦笑)
好きなスケーターは、たくさんいて書き切れないので省略。
中学生の娘が、フィギュアスケートで競技会に出るようになりました。

あ、スケアメ・・・4回転の武器を持つ安藤選手、何か失敗があったのでしょうか?ISUのサイトで得た情報によると、結果があまりよくないようです。
まだ途中なのでFinal Standingは出ていないようですが、残念です。

とりあえず、今日はここらでおしまい。
もう少し、使い方を勉強してから出直します。

雪の中で2人のパフォーマンス

Dec.05 03 Friday ダウンタウンプロビデンスにあるFleet Skating Center
で行われたショーは、今年初めて積もることになった雪が降り始めて一時間後からの開催となりました。

実は、告知していた時間よりも1時間ほど遅く始まり、練習から見に来てくださったMoriさん達には、とても寒い思いをさせてしまいました。
お風邪などひかれていないと良いのですが・・・でも来て下さって、うれしかったです。
本当にありがとうございました。

この悪天候は週の初めから多少変わっていたとはいえ予想されていたので、きっと観客なんていないぞ~と心配していたのですが、シンクロのチームが2チーム(20人×2)いたので、それぞれの関係者で閑散とした・・・という雰囲気は何とか免れました。(苦笑)

4時過ぎにクリス君一家と現地集合・・・その後、シンクロのチームから10分ずつのウォーミングアップ・・・この頃はかなりしっかりと雪が降り始めていたので、ロッカールームとリンクを行ったり来たりして、極力体を冷やさないようにしました。


ソロとペアのウォーミングアップには、どこかのBoys&Girls Clubの子供達が旗を持ってセレモニーのマーチをするので、結構混んでしまい、十分に練習できなかったのですが、デススパイラルは何度かの躊躇いのあとクリーンに出来て、ステップシークエンスの距離感をゆっくりと確認して終わらせました。

Providenceの市長さんも、この頃登場。

ショーはシンクロチーム(Warwick)がOpening・・・
実は、先週の水曜日に別のショーで見ていたので、今回は見ないでロッカールームでのオフアイスを手伝ったり、ヘアメイクを直したりしていたのですが、M-1が3年間所属したSheer Iceの時には、M-1やクリスと一緒に行きました。

そういえばワタクシ、シンクロナイズドスケートの普及委員会委員長などもしているのを思い出し・・・というか、8割のメンバーが元チームメイトのこのチームの演技は、時々練習を一部覗いたりしていたので、楽しみにしていました。
毎年人集めに苦労して、なかなか目標の全米選手権にいけないのですが、今年はすごく良いプログラムに仕上がっています。

全米選手権常連で、実績のあるWarwickのジュニアチームよりも、この日のスケートは良い出来です。
事情を知らない人からどちらがWarwickなの?と聞かれるほどでした。

M-Dadが雪に濡れてかじかむ手を堪え、何枚か写真を撮ったので、スキャンできたら久々にこのページ も更新したいと思います。

M-1とクリス君の出番は、最後から2番目、シンクロチームの3つ後でした。

雪が結構降り続けたので、途中ザンボニ(氷を均すための車)を出し、Ice makeをしたのですが、シンクロの20人が滑った後のアイスなので、あまり良いコンディションは望めなかったので、楽しんで滑っておいで・・・という気持ちで送り出し、観客席の上の方でクリス君の両親と一緒に声援を送りました。

降り頻る雪の中、次のスケーターです・・・と。アナウンスで紹介されたのは、2人のファーストネーム「Kyoko and Chris」だけ・・・
ゆっくりとセンターまで出てきた2人は、とても落ち着いて見えました。
2人の曲は、Donna Summerの『Rosie Christmas』

実は、急な変更で、結局この曲では一度も練習していなかった2人。
それでも、出だしから堂々と何度もやってきたかと思わせるような動き・・・雪で視界が悪く、ランディングが怖いと言っていたのですが、
高さのあるスローアクセルを決め、アクセルコンビネーションを打ち合わせで取りやめサイドバイサイドのアクセルと、もう一つのジャンプもシングルに抑えましたが、ステップシークエンスも、心配していたデススパイラルも良く回って綺麗に出れたし、ループリフト、ルッツリフトともにスピードローテーションも早く、終わってみればクリーンプログラム・・・なんとも・・・意外に本番に強い二人でした。

スケーターの父兄や、見知らぬ観客の人達からたくさんお褒めの言葉を頂き、最後のソロスケーターを観て、終わったら着替えて雪の中ずっと観戦していたクリス君の両親と一緒に、City Hallへ。
古い建物なのですが、豪華な一室が、一般公開されて暖かい飲み物とドーナツやクッキーが振舞われたので、市長さんと一緒に写真を撮らせてもらおうと行ったのですが、一足先にお帰りになられたとの事・・・仕方ないのでプレスリフトをして(そんなとこでやるか?笑)記念撮影をして帰ってきました。

そこでも、ショーを見ていたCity Hallの職員の人たちから、お褒めの言葉を頂き、2人の経歴をいろいろと聞かれたりして・・・。
コーヒーを頂いて、他の父兄に近くのモールで食事を一緒にと誘われたのですが、雪はますます降り積もっていて、運転が心配だったのでそれは辞退して、日曜日の練習時間を確認して帰宅の途につきました。

思いっきり降り続けた雪と重なってしまったイベントでしたが、Providence Openに続いて、忘れられない思い出になりました。


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