雨のち晴。飛行機飛ばず。
VMFA-212 LANCERS F/A-18C HONET
3月11日、日曜日でポートレートが無かったので久々に横田基地へ。
東京都にある米軍基地で、厚木が海軍ならば横田は空軍の基地。
しかし、朝から土砂降りの雨。
昨日、飛来してきた岩国基地の海兵隊のホーネットが4機いるので、とりあえず展開した。
また、空軍の三沢基地所属のF-16ファイティングファルコンもいるので少々の期待も。
着いて間もなくホーネットが雨の中、韓国のクンサン基地へ向けて離陸した。
雨だから、ベイパーも期待したが、まるで無し。。。
そう、うまくはいかない。。。
その後、みるみるうちに天候は回復。雲が無くなってしまった。
しかし、飛行機は一切飛ばず。。。
そのまま、暇だけを残して日没に。
結局、今日の成果はこの海兵隊のホーネットのみ。
でも、最近は厚木で海軍のホーネットばかり撮っていたので、
久々に撮った海兵隊のホーネットは、十分な成果だった。
それに、横田基地で1日4機も撮れれば成果としては、良いと言う。
フォーメーション!
VAQ-136 EA-6B PROWLER R/W01からの2ndアタックへのフォーメーション・テイクオフ
3月9日。来週末にGT開幕戦を控え、厚木基地もGT前では最後の展開。
いやらしい、曇り空の中での撮影になってしまった。
本日は先週とは逆に、ライノ組がお出かけ中のため、ホーネット組とプラウラーがフライトした。
特に、今日はVAQ-136のプラウラーが3回フライトを実施し、
また、岩国基地から海兵隊(MARINES)VMAQ-4のプラウラーも2機飛来するなど、
EA-6B プラウラーの熱い1日だった。
VAQ-136の訓練フライトは3回とも、フォーメーションで離陸した。
フォーメーション・テイクオフは1機で上がるのと違い、「ひねり」などのサプライズは無いが、
撮る角度によって、全く見え方が違ってくるので面白い。
しかし本日は、昨日「ロービジ」をテーマにブログに書いてしまったためか、
「色付き」のフライトは全くなし!全てロービジの1日だった。。。
VAQ-136 EA-6B PROWLER R/W19からの3rdアタックへのフォーメーション・テイクオフ
午後からは、この時期は当たり前のように南風になりランウェイ・チェンジに。
しかし、3回目の上がりは地面に這うようにバカ低い上がりをしてくれた。
ロービジ
2006年3月29日、富士スピードウェイ。
「SUPER GT」は公式戦の前に、公式戦が行われるサーキットでプラクティスが実施される。
それが、「公式テスト」と呼ばれているものだ。
ここで登場するのが、黒カーボン丸出しのGTカーだ。
戦闘機を撮っている自分にとっては、このロービジ感がたまらなく好きだ。
本来、開幕戦が行われる前のテストであれば、いくらでも撮れる。
しかし、テストの為に岡山だの鈴鹿だの、展開するにはリスクが大きすぎる。
公式戦の合間に実施されるプラクティスでも、チームによってはこの車を走らせる。
そこが狙い目だ。
シーズンが始まると、部分的に黒カーボン丸出しのチームもある。
これもまた面白い。
戦闘機は色付きが好きなくせに、GTは色無しが好きな自分。
今年もまた、プラクティスに期待を持つ。
INDY JAPAN 300 Vol.4
インディーカーが、ツインリンクのオーバルコースを走る。
その瞬間また、信じられない事が起きる。
パドックエリアから、人がいなくなる。
GTでは、決勝レース中でも人がたくさんいる。
でも、INDYは違う。まるでいなくなってしまう。
皆レースに集中している証拠だと思う。
ドライバーはもちろん、スタッフ、観客までが一つになる。
そして、レースが終わればドライバー達の顔に笑顔が見え始める。
ファンがサインを頼めば、快くしてくれる。
各一つ一つのチーム、一人一人がINDYを創り上げようとする連帯感かも知れない。
日本のレース界に関わる人、全てにこのレースは観てもらいたいと思う。
そして思う。日本のGT等のレースに足りない事。
アメリカのレースINDYに、宿っているもの。
「横の連携と、縦の尊敬」
一つのレースを創り上げようとする心、お客様に対する思いやり。
ここ2年、このINDYで感じながら、GTへの観戦へ展開する。
INDY JAPAN 300 Vol.3
(GT等で使用するロードコース後方より、ポイントスターで進入する。)
4月22日決勝日。春の暖かさに青空が広がる。
その空に、渡辺貞夫のサックスが鳴り響く。
「君が代」だ。
日本国歌が終わると、米国海軍第7艦隊の音楽隊によるアメリカ合衆国国歌が響き渡る。
その演奏が終わると、スタンドは歓声に包まれ一気にヒートアップする!
そして、グランドスタンド右手よりその絶妙なタイミングで空を駆け抜ける!!
航空自衛隊松島基地所属第11飛行隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」だ。
スタンドからさらに歓声が上がる!
その瞬間、全身に鳥肌が立つ。最高の瞬間だ。
(INDYでのオリジナル科目、720°ナイフエッジ)
ポイントスターで6機でグランドスタンド右側から進入後、
5番機ソロによる水平8の字、
再びグランドスタンド右側より5機によるチェンジオーバーターン、
5番機ソロによる720°ナイフエッジ、
そして最後はあの長野五輪でも魅せた、レベルオープナーで演技を締める。
(演技の締めレベルオープナー。2003年より3年間、INDYでツインリンクの空に華を咲かせている。)
ブルーインパルス終了後、ヒートアップした会場内に再び「ナベサダ」サウンドが響き渡る。
地元の少年合唱団とのセッション。
その歌声とともに、日の丸と星条旗がコース上でなびく。それは日米友好関係の象徴のように。
さあ、オープニングセレモニーも終わる。
いよいよ、スタートだ!
心象風景
2007.3.1 NAF ATSUGI VFA-102 F/A18-F RHINO
3月1日。夜勤明けで疲労困憊しているのに厚木基地へ。
おそらく中毒になっている。。。
ほんの僅かな確立でしかない、刺激とサプライズを求めて。
目をつむると見えない風景が見えて来る。
それが、「心象風景」だと言う。
何も考えずに、被写体に向かったってその絵は見えて来ない。
考えて、考えて被写体に向かう。
ポートレートなど「静」なものは考える時間がある。
しかし、戦闘機は考えていたら高度9000フィート、大島まで飛んで行ってしまう。
だから、その一瞬で捉えなければならない。
その一瞬を捉えた時、自分の中にあるもんもんとした物が消え去る。
だから、中毒になるのかも知れない。
2007.3.1 NAF ATSUGI C-9 SKY TRAIN