マルカフェ美術部/第二十回開催いたしました「自分の顔を色で描いてみよう、の回」 | ●Malu Cafe●

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御嶽神社裏の部活動

8月20日(日)は第二十回マルカフェ美術部開催でした。テーマは「自分の顔を色で描いてみよう」。前回の「他人の顔」に続き、今回は「自分の顔」。色を使っての表現にチャレンジしました。

 

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第二十回では、イラストレーターKazuTabu先生によるドローイング講座からスタート。「色」をつかって立体感を出すための方法をレクチャーしていただきました。

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彩度・明度・補色……先ずは「色」の基本をご説明いただき、それから、事前に描いてきてくださった自画像をつかって、色をつける手順を見せてくださいます。

 

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手書きした自画像は、ipadに取り込み、レイヤーで色を重ねていきます。ベースになる色を決め背景を塗る、という下準備の段階から、補色の選択、影の描き込み。いずれも、迷いなくテキパキ進めていく様子はさすがです。


白地に着色していくのは大変じゃないですかー、とか、(いわゆる肌色)に対しては青をつかうと効果的ですよー、とか、思いがけないことばが次々と。肌、と一口に言っても、光の当たり具合、反射する服の色、透けて見える血管の色……単色でないことに気づかされます。

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ベースをつくる、赤みを入れる、影を差す……

なんかどこかでやったことあるなーと思ったら、日々のお化粧ですね、これ。たまごちゃんピンク♡ ただそれとこれとが決定的に違うのは、お化粧の役目の半分があら隠しである点、でしょうか。コンシラー塗ったり、アイシャドウ入れたり。ね。アイライナーを引いたり、マスカラでまつげを長くしたり、長所をより魅力的にみせるための役割部分は、絵を描くことに似てたりするのかな、とか。(心の目で)見ているようにつくる、(誰かの目に)見られたいようにつくる。今回は題材が「自分の顔」なのでことのほかそんな風に感じたのかもしれませんが。

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Kazuさんの実演を見た後は、早速実践です。所用時間は60分弱。鏡や携帯電話等とにらめっこしながら、先ずは鉛筆で描き、それぞれに、水彩やパステルなどを使って着色しました。

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わたしはパステルで描いてみましたが、パステルは鉛筆と混ざると色が濁ってしまうんですね。今回、影には紫色を使いたかったので、補色となる黄色をベースに用いてみました。なんとなく、見栄と照れの錯綜する自画像。でしたが、色を重ねていくうちに、自分の顔立ち云々ということよりも、目の前に映し出される丸三角四角のそれぞれや光の具合そのものにしか気が行かなくなるのは非常におもしろくありました。

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マスターは確実に上達していて、一目見てそれと分かるほどに。Y様も醸す雰囲気をじんわりと色に落とし込んでいらっしゃいましたし、しーのさんもやっぱり立体感がお見事。部長の作品は言われないとわからないくらい、本来の作風とはまるで異なる仕上がりになっていたのが大変興味深かったです。

 
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(マルカ画)
あんまり濁るので途中で放り出してパステルだけを使ってみたのが右側。自分がなりたい印象、で、描いてしまった感。
 
(部長画)
 
慣れぬ色使いに、「わー!失敗した-!と思っても、信じて色を重ねていけばきちんと辿り着きます、自分を信じてください、と励ましてくれるKazu先生の言葉がじんわり沁みる回でした。的確なご助言をくださったKazuさん、ご参加の皆さま、今回もありがとうございました。
 
 
 
次回は、9月17日(日)。マルカフェ美術部では初めてとなる「模写」を実践いたします。
 
<KazuTabu>
 
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過去の開催風景は、こちらからどうぞ。

●第十九回マルカフェ美術部「他人の顔」

第十八回「マルカフェで食べられるものを描いてみよう」

第十六回(20170430)「映画の一場面を描いてみよう」

第十五回(20170326)「ぺン画に挑戦してみよう」
第十四回(20170226)ルカフェ美術部/第十四回開催いたしました/企画展「言葉に憑かれて」連動ワークショップ!
第十三回(20170130) 「墨絵」
第十二回(20161206) 「静物画を描いてみよう/Still Life」
第十一回(20160924)「食べられるもので立体物をつくってみよう」
第十回(20160826)「アクリル絵の具で抽象画を描いてみよう」
第九回(20160627)「神社裏で漫画を描いてみよう/宵待めめ先生」