作業台には、桐のまな板。
スケッチブックの代わりに、桧の皮。
そして、季節の食材に、あんこを2.5キログラム。
・・・あんこ?
そう。
9月24日(土)開催、第11回マルカフェ美術部は、
食べられるもので立体物を作ってみよう、の、回でした!
材料は・・・・・・
ねりきり(白あん+ぎゅうひ)
こしあん、つぶあん、かぼちゃあん
栗の渋皮煮、
アーモンド、クルミ
ピオーネ、ナイアガラ、バナナ
胡麻、きなこ、白玉団子、チーズケーキ
どれも、そのまま召し上がっていただけるものばかりを取り揃えました。
主には「ねりきり」を使い、
好きな食材を組み合わせて好きな形をつくっていく、
という、行き当たりばったりの企画。です。
(写真:Mami NAKANO)
「ねりきり」は白あんに、
白玉粉とお砂糖を加えて練り上げたものをご用意し、
各々お手元で着色をしていただきました。
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基本的には手びねりと
果物ナイフや割りばし、ヘラなどを使って形成していきました。
具象、抽象、何でもありなのはマルカフェ美術部ならでは、でしょうか。
丸める、包む、伸ばす、重ねる……
思うようにいかない材に、
美の紡ぎ手たちもいささか困惑。
(しくじるとすぐに食べてしまうおそろしい人がいました)
最初は、何をどう扱っていいのか戸惑われるようで、
「自由に」の言葉の重さを身につまされるばかりではありました。
とはいえ、失敗しても食べられる、ということにお気づきいただけてからは、
気兼ねなくたのしんでいただけたように思います。
抽象・具象、なんでもあり。
いざ完成したものは、
涼やかな抽象画のような作品や
迫力満点のゴジラ愛に満ちた作品まで!
ハイカラなゼブラ柄に、
すごい青、が、仕込まれた饅頭とか。
立体感がすさまじいスライムや、
やたら高圧的なお猿とか。
愛くるしい森の妖精と
謎のモブおじさんとか。
ちいさな街を思わせるスタイリッシュな空間とか。
それを破壊しかねないゴジラ(と、蒲田くん的なあれ)とか。
実食の際には、
薄茶を点て、作品と一緒におたのしみいただきました。
いずれもきれいにお召し上がりいただけて、よかったです。
ご参加いただき、ありがとうございました。
(写真:Mami NAKANO)
集合写真。
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今回、マルカがリーダーを担当させていただきました。
が、わたし自身も、和菓子はド素人。
WEBでつくり方をひたすら眺め、
10年前のお菓子の本なども引っ張り出してきましたが
正直、何の役にも立ちませんでしたヒャー
四季折々を描く和菓子職人さんは
本当に素晴らしいなと感心させられた次第です。
なんとなくつくったサンプルは、かぼちゃあんとドライフルーツを組み合わせ
花びらを3枚重ねた乙女系。
上生菓子がマルカフェに登場する日は、まだまだ遠そうです。
次回は、10月29日(土) Ontake San Halloween 2016当日、
マルカフェ美術部番外編を予定しています。
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【今後の予定】
●9月25日(日) おやすみ
●10月29日(土) Ontake San Halloween 2016
●11月23日(水祝) 第二十三回文学フリマ東京/マルカフェ文藝部
金土日の週末カフェ(営業時間 11:00-17:00)
Malu Cafe/マルカフェ
〒145-0073 大田区北嶺町37-2
TEL/FAX:03-6425-8951
MAIL:chef@malucafe.com