マルカフェ美術部/第十六回開催しました/「映画の一場面を描いてみよう」 | ●Malu Cafe●

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はじめまして、Malu Cafe(マルカフエ)です

4月30日(日)は、第十六回マルカフェ美術部。でした。
 
今回は「映画の一場面を描いてみよう」、ということで、なかの真実部長セレクトの映画作品から好きな場面を描いてみました!
 
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映画は「シン・ゴジラ」「マッドマックス」などから、「ゴッドファーザー」を選択。の、前に。前半はKazuTabu先生による、ドローイング・ミニ講座。部長・副部長のサイトは、コチラからどうぞ。
 
 
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今回は「線」の描き方を学ぶために、「BLIND CONTOUR」からのスタートです。二人一組になり、お互いの顔を見ながらただ線を引くという作業(ただ見て手を動かすことの難しさよ……)。手元を見ずに描く、という試みでした。とにかく見る、これでもかと見る。ひたすら見られる。恥ずかしくなるけどまあたのしい。からの、次は、手元を確認しながら描くスタイルに。
 
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すると、対象を見ることがおざなりじゃなくなる!という、不思議な現象が起こりました。過去の講座で教えていただいた、面の捉え方、影の捉え方等を踏まえつつ、ひたすら、線で以て対象を描く。それだけのことなのですが、理論を踏まえると、今までと「見え方」そのものが変わるようで……これまで「余白」「空間」と認識し、「<ない>もの」として処理していた情報こそが、対象物を把握するために最も重要なポイントになるのかもしれない、と、ふいに気づかされるタイミングがあったりして驚きました。
 
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(マルカ/線の訓練)
 
(KazuTabuさん画/10分)
 
わたしはKazuさんと組ませていただいたのでたいへん緊張しましたが、ちょっと褒めてもらえてうれしかったし、可愛らしく描いていただけたのもうれしかったです。
 
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わずか10分間の実技でしたが、其々に特長をつかんだあたたかみのある作品を描いていました。ただ写すのならば写真には敵わないのかもしれませんが、ある意味、真の姿が落とし込まれていくところが絵の面白味なのかなと思います。「線」にこそ個性が出る、と仰っていたKazu先生の言葉が印象的でした。
 
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後半は、なかの部長セレクトDVDより「ゴッドファーザー」を題材に、4つの場面を描きました。こちらも、各10分という短時間の中で、皆さん画面全体を巧みに描き切っていました。
 
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マイケルがはじめて人を殺めるあの瞬間がたまらないとかこの血しぶきがいいとか車爆発最高とか結構物騒でそれこそ最高でした。今回は、艦艇画家の水野行雄先生、官能画家の星恵美子先生にもご参加給わり、お隣で見せていただけるだけでこちらまで上手になれるような気分に。プロの筆さばきと深みのある作品にも感嘆させられる、とても贅沢な一日となりました。
 
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切り取った映画の各シーンについては、なかの部長のブログをぜひご覧になってください。映画愛もひしと伝わる解説付きです。
 
●マルカフェ美術部 第十六回/なかの真実

http://njet2.blogspot.jp/2017/05/blog-post.html

 

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お昼ごはんは、ピクニック気分でサンドイッチやホットドッグをご用意させていただきました。

 

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一緒にごはんを食べながら、合評する時間も醍醐味です。ご参加いただき、ありがとうございました。

次回は、5月28日(日)開催予定です。