マルカフェ美術部/第十四回開催いたしました/企画展「言葉に憑かれて」連動ワークショップ! | ●Malu Cafe●

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はじめまして、Malu Cafe(マルカフエ)です

御嶽神社裏マルカフェ、二月最後の日曜日は、第十四回マルカフェ美術部。無事、開催いたしました。


●2月26日 マルカフェ美術部開催概要

●講師:武藤麻衣(パンタレイ・クラフト&アーツ公式ブログ)
 

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来る3月、パンタレイ・クラフト&アーツ様で開催される企画展「言葉に憑かれて(主宰:プラトンとプランクトン様)」出展のため、マルカフェ文藝部×マルカフェ美術部が再び手を組み、「棕櫚」をテーマにオブジェを制作することになりまして。


今回は、初の「立体コラージュ」制作。を行いました。

 

 

パンタレイ/武藤麻衣様がご用意くださった土台に、様々な素材をコラージュし、立体物を制作いたします。土台は、棕櫚創刊号表紙画(なかの真実「ゴミの山」)をイメージしてつくっていただいた、ツノのようなダイナミックなかたち。地層のように重ねて伐り出したものと、翼のような形を何枚も貼り重ねたもの、と、この段階で味わい深い佇まいです。
 

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主たる素材は、「棕櫚」既刊/コピー。

 

(写真:パンタレイ・クラフト&アーツ

 

過去にご寄稿いただいた作品から、ご希望いただいたものを優先的に使わせてもらいました(使用をご快諾くださった先生方、ありがとうございました) また、釘、貝殻、油絵具、ゴム動物、目玉(武藤麻衣「アニマルズ」動画素材)、またYu-Cottonwellさんが託してくださった織物、糸、布……色んなものをチョキチョキグルグルペタペタザクザク、と。赴くままに塗布してまいります。


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こちらの「目玉」は、武藤麻衣「アニマルズ」映像でも活躍したあの目玉。紙粘土とボタンで出来たお手製です。

 

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企画趣旨や制作方法についてご説明。まだ整然としたテーブルの上。制作開始と共に、一面カオスと化して来るのも見どころのひとつです。

 

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いつもは、90分の制作時間を取っていますが、今回は240分の拡大版でした。

 

副部長KazuTabuさんの制作過程があまりにも穏やかでないのでどうしたのかと聞いたところ、二日酔いでグロッキーだったらしく、豚を切り刻んだり縛り上げたりしていて最高でした。気付けば、あわや悪魔召喚出来そうな様相に……(うつくしいお写真はパンタレイ様公式ブログをどうぞ!)。講師を務めてくださった武藤さんも触発されたようで、くりぬいた豚の顔に油絵具と釘をぶちこんだり、蝋燭を刺したり、むちゃくちゃ楽しそうだったのでわたくしも一緒になってライオンを刻んで紫と青をねじ込んで「キミエです」の一行で目隠しをしてから紫の紐で縛り倒しました。

 

 

釘と蝋燭を与えられ、豚は艶やかな姿となりました。ライオンに色づけしようとしたところ、「ライオンなら青だね」と無表情で言い放った武藤さんには、「ああ、この人についていこう」と思える力強さがありました……。

 

で、

 

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「キミエ」です。


さて、メインビジュアルを含むコラージュ作品は、ご用意いただいた土台から大きなものを2点、小さなものを5点に、豚を含めた副次的な作品も数点。

 

副産物以外は概ね共作で、そのため、異なる作品ながらも「きょうだい」のような似つかわしさを以て仕上がっているところが愉快です。
 

(写真:パンタレイ・クラフト&アーツ


メインビジュアル?! 

 

夫婦オブジェ「オビナメビナ」をはじめ、物語になっている「メヂカラ」、FUCKOFFと帯締をめした「ニューヨーカー」、歯がチャームポイントの「スズキ」など、趣のある作品が誕生いたしました。ちなみにわたくしめは先のライオンから生まれた「キミエ」、共作「シュロクマ」に携わりました。シュロクマは、棕櫚参加作家の皆さんのお名前をしこたま貼りつけた逸品(いっしょにつくってくれたSheenoさん、マスターありがとう。っていうか仕上げは殆どSheenoさん。感謝)。文藝部員の皆さまには殊ご覧いただきたい作品になりました。

 

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値付けと名付けも、最高にたのしく、素面というのにここ最近で一番テンションぶち上がり、信じられないくらい笑った気がします。

 

と、

 

その一方で、過去五号分の作品の重さをひしと両手にうけとめながら、これまでに原稿をあずけてくださった先生方のこと、「棕櫚」をお手に取ってくださった読者の方々のことを思い返し、心からの感謝を捧げた次第です。ご協力いただきました先生方……天ヶ瀬幹夫、石川友助、市川すなお、Emi、岡崎友則、葛城美保子、カフェラテ・イリエ、KazuTabu、かめやままあ、くりまる、猿楽徹、津川智宏、中川マルカ、なかの真実、なかぎりせいじ、ナマハゲ、hunton、武藤麻衣、水野行雄、森瀬一琉、Yu-Cottonwell、宵町めめ(いずれも敬称略)・・・・会場参加ならずも、お力添えくださいました諸先生方にも改めてお礼申し上げます。また初参加の方、美術部でいつもご一緒させていただく皆さまにも感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。

 

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このたび制作いたしました立体コラージュ作品の全貌は、池上線/池上駅最寄パンタレイ・クラフト&アーツ様企画展「言葉に憑かれて」で、ご覧いただけます。

 

開催は、3月4日(土)より。

 

会期中、会場或いはマルカフェにて「棕櫚」お買い求めのお客様には、マルカフェでちょっとしたおやつをプレゼントさせてもらおうかしらと考えています。よかったら、池上沿線ご散策方マルカフェにもあそびにいらしてくださいね。
 
【過去の開催】
第十三回(20170130) 「墨絵」
第十二回(20161206) 「静物画を描いてみよう/Still Life」
第十一回(20160924)「食べられるもので立体物をつくってみよう」
第十回(20160826)「アクリル絵の具で抽象画を描いてみよう」
第九回(20160627)「神社裏で漫画を描いてみよう/宵待めめ先生」


【企画名 言葉に憑かれて】
主宰 同人誌「プラトンとプランクトン」の嶋沢さんらグループ
展示会期 2017年3月4日(土)~26日(日)の土日のみ
会場 パンタレイ・クラフト&アーツ/東京都大田区 池上3-4-9
※会期中、マルカフェ文藝部「棕櫚」を委託販売させていただきます。


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【今後の予定】
●3月5日(日) ご予約のみ/残席わずか
●3月26日(日) マルカフェ美術部
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