日本食レストラン
フィリピン料理オンリーの旅がしたかった私ですが…
『 日本食が食べたい!!』
とゴネルダンナさんに根負けして、日本食レストランへ行きました。
『 散歩しながら行くんだ!!』
ホテルから1キロほどの距離だったので、私の主張を貫きました。
しかし、それは大失敗の提案だったようです…。
交通ルールなど無いかのような、車の流れにビビリながら
歩道がすぐに無くなり、私達は道路の隅っこを小さくなって歩きました。
下を向いて歩かないと、ドブ板の外れた穴に落ちそうになります。
汚水が流れているのか、かなりの悪臭です。
1キロが10キロにも感じました
『 フィリピンって、3Kだな… 』
『 どういう意味?』
『 臭い、汚い、危険 』
『 私の好きな国の事そんな風に言わないで 』
『 でも、それが現実だぞ。
確かに観光地は綺麗に整備されているけど、裏を歩いたらこうだろう?』
『 これから、どんどん良くなるよ 』
『 そうかな?企業もホテルも、大きなところは殆どが外資系だろう?』
『 ・・・・・ 』
言い返す言葉が見つかりませんでした。
目的のレストランに着き、一歩足を踏み入れると…
いらっしゃいませ!!
こんばんわぁ~♪
元気すぎるお出迎えの掛け声と奇妙なイントネーション
笑わせてもらいました。
料理は日本で食べる物と変わらない味だったので
ダンナさんは大満足でした。
フィリピンには日本食レストランが沢山あります。
SMで買い物をしていた時、ダンナさんが目をテンにして言いました。
『 アレ、見てみろ!! 』
ヒザ丈の浴衣を、それはそれはだらしなく着こなして
足には足袋かと思いきや、5本指ソックスを履き
下駄ではなく、ビーチサンダルのピナさんが歩いていました
何事かと思い、様子を見ていると
日本食レストランのウェイトレスさんでした。
こんな風に笑わせてくれるフィリピンが好きです
でも…
日本へ来た事のない人が、これらの光景を見て
これが日本の文化と勘違いするのはチョット困りますね
憧れのバロンタガログ
アヤラショッピングモールに行きました
そこで発見したのは
フィリピンの正装、バロンタガログ
『 ねぇねぇ、これイイ感じでしょ!買ってあげようか?』
『 おっ!! 涼しそうだな 』
以前から、バロンタガログを手に入れたかったので
ふんぱつして、ダンナさんに買ってあげました。
既製品でピーニャとシルクの混紡です(5000ペソほどです)
自分へのお土産はフーシのハンカチです
ちなみに
ピーニャはパイナップルの葉の繊維から作られているそうで
フーシはババナの葉の繊維で作られているそうです。
ピーニャの方が高級で
ピーニャ100%のバロンタガログは何万ペソもするそうです。
一旦ホテルに戻って、また出かける事にしました。
『 オレ、汗かいたから着替えるわ 』
『 じゃあ、プールサイドでジュース飲みならが待ってるね 』
しばらくするとダンナさんがやってきました。
うそぉー\(◎o◎)/
ダンナさんは…
ショートパンツに…
サンダル履きに…
バロンタガログを着ていたのでした
しかも…
素肌にそのまま着ているので、オヘソもオッパイも丸見え
フィリピンでは黒のズボンに革靴を履いて
アンダーは白いTシャツがお決まりなんだ!! と説明しましたが…
『 オレはフィリピン人じゃないからいいんだよ 』
『 じゃあ、せめて中にTシャツを着てよ 』
『 持ってきたTシャツ、どれも派手なプリントが入ってるぞ 』
『 たしかに・・・ 』
もちろん、まわりのスタッフも笑いをこらえた顔をしています
『 おーい、いくぞぉ~ 』
こんな事なら、バロンタガログ買わなきゃよかった
カルボン・マーケット
セブに行ったら
私が、ぜひとも行きたい場所にカルボンマーケットがあります。
もちろん、ダンナさんを連れていきました。
ここは現地の人が集まるマーケットで
私たちが行った時は、観光客は皆無でした。
『 おい…此処は今まで行った場所と雰囲気が違うぞ 』
『 …まぁ…大坂でいうなら、愛隣地区とでも言いましょうか…』
『 おい、おい…脅かすなよ 』
『 せっかく来たんだからさぁ~裏も表も行かないと… 』
『 おまえなぁ~ 』
『 あっ、腕時計は外して、お財布は前のポケットにね 』
可愛い赤ちゃんが出迎えてくれました
Tシャツを買うつもりだったので
Tシャツ屋さんを見つけ値段の交渉をしてみました。
面白いほど値引きをしてくれます。
欲しいサイズのTシャツは在庫がありませんでした。
『 ここで待っていて、友達の店に同じサイズがあったから 』
店の人はそう言って、どこからかベンチを持ってきて座らせてくれました。
隣のお店の人は、果物(初めて見る)を
『 サービスだから心配しないでどうぞ 』
と、持ってきてくれました。
『 ランソネスというフルーツです 』
と、説明してくれました。
カルボンマーケット、サービス満点です
私は、欲しいサイズのTシャツをゲットして…
ダンナさんは、皮のサンダル2000ペソを200ペソにまけてもらい…
2人ともご満悦でした
ただ…
今、あらためて考えてみると…
私は現地をまったくと言っていいほど理解していない観光客であり
リスクを伴う場所に、わざわざ行く必要は無かったのでは?と思います。
事件に巻き込まれても、どうする事も出来なかったと思います。
そのような場所に、何も知らないダンナさんを連れていって…
ドギマギする様子を見て楽しんだ自分は、愚かだったと反省しました。
カルボンで、なにひとつイヤな思いをしなかったダンナさんには
楽しい市場というイメージしかないようです。
なので、今もあの場所の悪評を詳しく教えていません。
今後、またダンナさんがセブに行きたいと言った時に教えようと思います。
とにかく私は…
観光で行った時は、観光客らしく観光地だけを回るのがイイのだと
(わざわざ危ない場所に出かけるのはアホだと)
誰に責められたわけでもありませんが、そう反省しました
嬉しかった出来事♪
私の所属する団体は
毎年1月にマニラへ募金、医療品、衣類などを届けています。
先日、以前に物資を集めるため声をかけた友人の
そのまた友人の親御さんから衣料を頂きました(衣装ケース6箱も)
しかも50kmほどの距離を、わざわざ届けてくれたのです。
さらに、私にまでお宅で採れた山ほどの野菜をくれました
(この方とは、初対面です)
しかし…
荷物を開いてみるとビックリ
殆どが秋冬物の厚手のワンピースや長袖衣類でした。
せっかくのお心ですから、どうにか役に立てたい…
一緒に2度、マニラへ行った友人に相談しました。
相談の結果
オークションとフリーマーケットでお金に換えて募金しようと決めました。
頂いた物の中には、わずかですがシミが付いているものがあり
値段を付けられないものがありました。
それらは、捨ててしまうのも忍びないので
落札者の荷物に、勝手に入れて送ってしまいました。
同サイズの物なら、役に立ててくれるだろうと思ったのです。
入金も済み荷物が届いた頃、お礼のメールを頂きました。
私は、落札者の方(Aさん)に
このオークションは募金を集めるためだった事や
シミが付いていて失礼だけど使ってくれたら嬉しい事などを話しました。
間もなくAさんからメールが届き
"小額ですが皆さんの仕分け作業の時のお菓子代にでも…"
と、お金が送られてきました
Aさんのあえて"皆さんのお菓子代に"とおっしゃるさりげなさに
感動したり、感激したり…
私達は美味しいお菓子をお腹一杯食べるよりも
Aさんの優しいお気持ちで、心が一杯になりました
もちろんAさんのお金は、しっかりとマニラへ届けます
Aさんは学生時代、フィリピン人の神父様とご縁があったそうです。
以下、Aさんからのメールを勝手に一部抜粋します
フィリピン人の神父さまが、当時、わたしたちに、いろいろみせてくれたんです。
たとえば、バナナ工場での労働風景とか。
バナナを日本に輸出する専門の工場。
そこで、輸送する間あまりわるくならないようにするための
液体かなにかにつけるんですけど、
働いてるひとたちの手も、それにやられて、すごくぼろぼろになっちゃってるんです。
貧しいから、手を保護するための手袋とかを、買うことができなくて。
そういうことをなにも知らなかったので、びっくりしたし、コワクなりました。
日本で、いろんなものが「安い!」のには、
賃金の安い国で手をぼろぼろにしているひとたちがいるからなんだなぁ、と
それ以来、いつも思います。
たのしい・不思議な出会いをありがとうございました!
いただいたパジャマを着せるたびに、きっと、不思議なご縁を思い出すでしょう。
先日"バナナと日本人"を読み終えました。
ミンダナオのバナナ農園について、かなり詳細に描いていましたが
Aさんのお話で、さらに理解する事が出来ました。
Aさんへ
私のほうこそ、大好きなバナナを食べるたびにAさんを思い出すでしょう。
文章に書き表せないほどの、嬉しい気持ちで一杯です
セブ大聖堂
ガサ・ゴロルド博物館
古い時代の物が展示されているそうで…
フィリピンの歴史に興味津々の私にとって
この博物館はワクワクするところです
(今回で3度目)
月曜日が休館日と聞いていたので
去年は木曜日に行きましたが…
なぜか、休館していました
今年の1月は金曜日に行きましたが…
午前中で終わっていました
今回は水曜日の午前に行きましたが…
午後から開館しているとの事でした
ここに興味が無いダンナさんを、再度連れてくるのは気が引け
結局、諦めました
どうも…この博物館に私は縁が無いようです。
でも、また来るぞ
何度見ても、素晴らしいなぁ~
と、感慨に浸っていると
横からダンナさんの声が聞こえました。
『 おしり、痛い~ 』
『 ウォシュレットのトイレが懐かしい~ 』
『 風呂に入りたい~ 』
ダンナさんは、この日で
下痢3日目に突入していました
サントニーニョ教会
またの名を、オーガスチン教会
去年は
酸欠になりながら、人の波に押し流されていました。
今年は
『 人が多すぎて危ないから入らない方がいい 』
と、ドライバーさんに言われ入りませんでした。
今回は、シヌログ時期 ではないので…
『 ねぇ、一緒にお祈りしようよ!!
初めての教会でお祈りすると3つの願いが叶うんだって 』
『 オレ、カトリックじゃねぇからオマエだけお祈りしてこい。
その間、トイレに行ってくるから 』
ガクッ…
今回は祭壇の隅々まで見ることができ
ゆっくりとお祈りする事もできました
野外礼拝堂も、この日は静まり返っていました。
『 この運動場みたいなのはナンダ?』
『 野外礼拝堂なの。シヌログ祭 の時は人で埋め尽くされるんだよ 』
『 近代的すぎて、神聖な感じがしないな… 』
無宗教といっても過言ではないダンナさんには
まったく興味が湧かないようでした
『 それじゃあ、サントニーニョの博物館にも行かない?』
『 おれ、トイレに行って来るから、その間に1人で見て来いよ 』
ボホール で下痢が発病して…
それが治っていないダンナさんは、たえずトイレを探していました
マゼランクロス
マゼランクロスを見に行きました。
3度目のセブですが、初めて中まで入る事ができました。
と言うのは…
たぶん、どちらも1月のシノログ祭で大混雑していたので
入れなかったのだと思います。
『 今日は中まで入れるんだよ!! すごいね~♪ 』
『 この小さな祠みたいな場所に入ったからって
何がそんなに嬉しいんだ? 』
そう言われると、返す言葉がありません・・・
写真を写していると、1人のおじさんが近づいてきました。
『 あなた達、一緒に写真を写してあげますよ 』
『 ありがとうございます、お願いします 』
おじさんは、私たちを何枚も写してくれました。
『 あなた達、日本人?』
『 そうですよ 』
『 この人、あなたの奥さん?』
『 そうですよ 』
おじさんは、いきなりズボンのポケットから包み紙を取り出し
ネックレスとイヤリングを広げました。
『 じゃあ、奥さんにオミヤゲね 』
うわ…オミヤゲオジサン だった…
『 おとうさん、早く行こう!! 』
『 待って、1000円だよ、安いよ 』
でた… シェンエン攻撃
『 ごめんね、お土産いっぱい買ったから欲しくないの 』
『 わたし、かわいそうでしょ~ 』
『 わたし、かわいそうでしょ~ 』
『 わたし、かわいそうでしょ~ 』
おじさんは、かなりの距離を付いてきましが
私は耳にフタをして歩きました(可哀相だったけど)
あとからダンナさんに言われました。
『 オマエって、すぐ騙されるタイプだな~ 』
『 だって、優しそうな顔してたから… 』
『 そう思うなら1個位、買ってやれよ。
あんなにしつこく、ついて来たんだから 』
『 あんな代物が簡単に1000円で売れるなら
私もフィリピンに住んで、オミヤゲオバサンになるよ 』
『 ははは・・・ 』
そんな話をして、私をからかっていたダンナさんですが…
『 はい、オマエにプレゼント 』
いつの間に買ったのか…
コウモリの形をしたマグネット…
私にプレゼントするつもりでも何でもなかったそうですが
小さな子供が売っていたので
ついつい買ってしまったそうです。
アンタだって、騙されるタイプじゃん
サンペドロ要塞
サンペドロ要塞へ行きました。
やっぱりいました
1月に来た時にも登場した怪しいガードマン
前回と同じく…
カタコトの日本語で丁寧にガイドしてくれたり
2人の写真を写してくれたり
拳銃を取り出して、見せてくれたり
最後は、お決まりの…
『 このバッジ、1000円、安いよ、オミヤゲ、オミヤゲ 』
『 いらない 』
『 ホンモノダヨ、オミヤゲ、ヤスイヨ 』
『 私の顔、思い出さない!? 1月に来たんだよ 』
『 ????? 』
『 1000円のバッジ、50ペソにまけてくれたじゃん(*^-^)b 』
『 あーーーーーーおもいだしたーー( ゚ ▽ ゚ ;) 』
もちろん、それ以上売りつけてきませんでした
売店の前にいた、とても歌の上手なおじさん。
目が見えないというのだけど
私たちが近づくと、ここに幸ありを歌いだしました
思いがけない場所でナツメロが聴けて嬉しかったのか…
普段、歌など歌わないダンナさんが
おじさんと一緒に歌っていました。
ありがとう、おじさん
この頃から、ダンナさんは…
すれ違うフィリピン人に
彼らより先に眉毛挨拶をしていました
♪Singing Angel Project♪
ブックマークをしている派遣のヒロさん の記事から
Singing Angel Project を知りました。
フィリピンとフィリピンの子供達が大好きな私としては
こんなプロジェクトがあった事に嬉しさを覚えました。
この運動を広めるだけでも、ささやかな協力になると思うので
賛同される方、ぜひ知り合いにも教えてくださいね
フィリピンで出会ったストリートチルドレンが笑顔になれるように
このCDがたくさん売れるといいなと願っています
(歌詞がとても素敵です)
ところで、いつも思う事ですが…
世の中には、いろいろなボランティア活動があります。
私なんかは
困っている人のために何かしたいと思いながら
普段は、ほとんど何も出来ない状態なので
ボランティアの話を聞けば、すぐに参加(飛びついて)しています。
募金活動でお金をみんなから(子供やお年寄りまで)集め
災害が起きたと聞けば、友人知人に声をかけて物資を集め
それらを、取りまとめ先に丸投げ状態です。
その先は、それらのお金や物資がどう使われているのか
さっぱりわかりません。
最近、思います…
これって、ただの自己満足だろうか・・・
募金や物資を預けてくれる人達は
私を信頼して預けてくれる人達なのです。
その人達の期待を裏切らないためにも
お金の流れ、物資の使い道を
明確にしてくれる人や機関に預けなければなりません。
と考える今日この頃です
日本人なんだよ!!
セブでは
最初に市内観光へ連れて行ってあげる計画を立てました
少し散歩をしてから、タクシーを拾いました。
乗り込むと、すぐにメータを倒してくれました。
『 ハロー!! どこへ行きますか? 』
『 観光をしたいから、最初はチャイニーズテンプルへ・・・・・ 』
流しのタクシーは注意しろと聞くけど大丈夫じゃん
と思ったのもつかの間…
『 それならメーターは使えません 』
『 はぁ!! Bakit!? 』
『 観光は待ち時間があるし、ガソリンを多く使うからです 』
『 なら、One hour Magkano? 』
『 400ペソです 』
『 Is it a joke? 』
『 じゃあ、300ペソ 』
『 マハル!! マハル!! マハール!! 』
甘く見られたくなかったので
知っている言葉を交えて対抗しました。
するとドライバーは
私たちの言い合いを呆気に取られて見ていたダンナさんに
困った顔をしながら、現地の言葉で言いました。
『 Sir、△+■%…○▼≠☆÷・・・・ 』
(奥さんゴツイ事ばかり言って…ダンナ、助けてくださいよ~)
って感じでしょうか(笑
フィリピンに来てから一度も日本人に見られていないダンナさん、
また現地の人間と勘違いされたようです。
『 He is Philippines face. Pero、he is a pure Japanese. 』
『 Really!!!!? 』
『 ホントだよぉ~ん 』
(この時は、おもいっきり日本語で)
『 The price was 200 pesos in January!! 』
『 Ok, Ok、200 pesos OK 』
この後は
ドライバーさん、とてもニコヤカで親切な人に変身しました