図書館の大魔術師を無料で読んじゃおう! -4ページ目

図書館の大魔術師を無料で読んじゃおう!

人気急上昇中のマンガ図書館の大魔術師。無料で1話読めてしまうサイトを発見しました。図書館の大魔術師の感想(ネタバレではなく、あくまで私の感想)を書きますので、ファンの方はぜひご笑読ください!

第6話を読みました。

 

第6話を総括すると、珍道中の始まり、といったところでしょうか。

 

今回の話の中心は、旅の道連れのミホナとの出会いにあります。

 

さて、シオの旅の次の中継地は、滝の町ハムセから南に位置する本屋通りの町イツァムナーです。

 

イツァムナーへの道すがら、シオはブルーです。

 

シオはハムセで出会った女の子チャクに言われた次の言葉をひきずっているのです。

 

「だいたいカフナとかって都会のお金持ちがなるものであって

 あんたって なんか草臭いし いかにも貧乏人ー」

 

カフナ受験なんて分不相応に思え不安感満点のシオです。

 

そんな中、シオは受験料支払いにおとづれた古本屋で、ミホナに出会います。

 

ミホナは、今回シオが訪れた街、本屋通りの町イツァムナーで生まれ育った女の子。

 

シオと同じく、カフナ受験生です。上はドヤ顔ですが、実はドジっ娘キャラ。

 

シオは、ミホナとのコミュニケーションを通じて、前向きな気持ちを取り戻します。

 

旅においては、同伴者はとても重要。

 

特に、冒険物では、ともに戦う仲間がどうしても必要です。(冒険物のテンプレートについては第4話レビューにて書きました)

 

旅のお供が登場するのは、王道ファンタジーを歌う図書館の大魔術師として、しごく当然のことですね。

 

ミホナは、根アカなドジっ娘キャラですので、どちらかというと水戸黄門のうっかり八兵衛的な立ち位置でしょうか。

 

でも、冒険は戦いが欠かせませんので、助さん格さんも必要ですね。

 

次回以降、登場するのでしょう。ただ、そもそもシオが黄門様というわけではなさそうですが。

 

シオは第5話で水を操る力を持つことが明らかになっています。

 

しかし、第6話では、シオの力は水に関係することにとどまらないことが明らかになりました。

 

今回は俊足と怪力です。ひとりサイボーグ999化してきた気がします。

 

第2話の感想で指摘しましたが、特殊な能力を発揮する際には必ずシオのヒタイの傷が光ります。

 

宇宙皇子の角のようです。宇宙皇子のように、神様の子なのでしょうか。

 

でもシオからは脆弱で弱気なマナ(オーラ)が宿り育っているそう(古本屋グフマッツの店主トテック 談)なので、宇宙皇子とはちょっとちがいますね。

 

今後どんな仲間が登場するのかたのしみです!

 

ちなみに今回気になったことは、

古本屋グフマッツの店主の名前が、イツァムナーの子供たちがいった金髪のアトキン王と同じ名前だということです。

 

また、アトキン王は金髪だそうですが、シオも金髪。

 

絵で想像するに、古本屋店主も金髪かもしれません。

 

この3人の関係にも要注目です。

 

次回第7話は、新章に入ってはじめて、1話で完結しない回になります。

 

きっとシオにとって大きな変化が訪れる重要な回になる予感!

 

ぜひ感想をお読みください!

 

★1巻以降の回について記事を書いています。

興味のある方はぜひ読んでください。

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NHK特集「シルクロード」ってご存知ですかね?

 

すっごい昔の番組で、私の父が復刻のDVDをよく見ていました。

 

若かりし日の石坂浩二がナレーターで、音楽を喜多郎が担当したことでも知られています。

 

 

図書館の大魔術師を読んでいると、ふとこの番組のことを思い出します。

 

番組内容やシルクロードに詳しいわけでは全くありませんが。

 

第1巻の冒頭のラクダから始まり、登場人物たちの服装やら、家並みやら。

 

 

第5話で登場するラコタ族の結婚式の様相などは、まさにNHKのシルクロードで見た記憶があります。

 

ただ、図書館の大魔術師は、別に中央アジアや中近東に特化した話ではありません。

 

別の記事でも書きましたが(➡こちら)、第5話までの現時点でハワイ語も多く登場しポリネシア的なエッセンスも入っています。

 

加えて第5話では、アメリカ先住民的な要素も含まれてきました。

 

5話に登場する民族のラコタ族は、見た目こそ中国人(でも日本の剣道の胴っぽいものを身にまとっているけど)ぽいですが、ラコタ族は実在したインディアンの名前です。

「アトラトナン大陸」という表現がありますが、アトラトナンをググるとアステカ文明の神の名前と出てきます。

 

作者の泉光さんは、きっと世界の民族に深い関心を持っている方なのでしょう。

 

最近は、企業社会においてDiversity & Inclusionなどという言葉がよく登場します。

簡単にいえば、民族や人種、宗教、言語、性自認などといった個人の違いを認め合い、互いに協力をしていこう、といった考え方です。

 

他民族を描くこの物語は、Diversity & Inclusionの普及マンガのように思えてきます。

私は、第5話の筆者の重要なメッセージを、「相手を知らずに敵対せず、進んで相手を理解することが平和をもたらす」と受け止めました。

 

異なるものへの無知こそが争いを生む。私たちの日常でもその通りだと思います。

 

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いよいよ、新章のスタートです。新章というよりも、本編のスタートというべきでしょうか。

過去話の感想はこちら➡第1話 第2話 第3話 第4話

第5話を総括すると、シオの目覚め、です。

 

上のコマは、シオの目覚めの音(?)です!

さて、いよいよシオが、ただ守られるだけのお子様から自分で考え行動し始める少年に成長します。

これから動き出すであろう大きな物語の序章となる、細かいエピソードの回です。

ボスキャラが登場するような大きなエピソードまでは、第5話のようなスピーディで短期解決的なエピソードが続くものと思われます。



童話のももたろうがサル・キジ・イヌを道中にて従えたように、シオも旅すがらに冒険の仲間を見つけていくのでしょう。

さて物語ですが、第4話にてシオはカフナになるべく本の都アツファックに行く旅に出ます。


 

第5話では、シオ一行は、旅に出て最初の町であるヒューロン族自治区 滝の町ハムセに到着します。

そこで、ついにシオは超絶な特殊能力を見せ始めます。

この物語のタイトルは「大魔術師」ですし、「王道ファンタジー」と銘打っているだけに、異世界での冒険が主題です。

とすれば、シオはセドナのように魔法を操ることになるはずです。

まさに今回はその能力の一端を示し始めたのです。

 

 

古代西洋には「四元素」という考え方がありました。

 

四元素とは、世界を構成すると考えられた火、風、水、土の4つの元素のことです。

 

↑これは風林火山。四元素とは別物!

 

高校生あたりで「プラトン」とか「アリストテレス」とか、習いましたよね?

あのあたりの人たちが主張していたやつです。

そしてこの四つの元素は、錬金術やら呪術やらで重要な意味を持つそうで、ファンタジーの魔法や力を表現する際によく登場するのです。

すでに四元素の火・風・水・土のうち風を操る魔術師は登場しましたね。そう、セドナです。



今回、シオは水に関する能力を示しました。

今のところ、シオは水の魔術師になる可能性を持っています。

とすると、単なる予想ですが、今後火と土を操る魔術師が登場するかもしれません。

火といえば、第1巻にはすでに「火の精霊の魔術書」が登場していました。



一般に魔術書の表紙は術者の血や皮膚が練りこまれているそうですが、

「火の精霊の魔術書」の表紙は痛んでしまい術を制御できなくなっていたため、

カフナによって本から切り離されました。

切り離されたその表紙がどこに行ったかは、描かれていません。

気になりますね。

だってその表紙には火の精霊の魔術を操る魔術師の血や皮膚が練りこまれているのですから。何もないとは思えません。

シオが魔術師になるかどうかもまだわかりませんし、なったとしても、

本をテーマとしたファンタジーである図書館の大魔術師において誰が敵になるのか。。。

本を食い荒らすネズミぐらいしか思いつきません(発想が貧困。。。)。


今後の展開、楽しみです。

余談ですが、今回潮が訪問した町ハムセはシオの生まれ故郷であるアムンの隣町で、ハムセからはアムンにある大きな樹が遠くに見えます。

たぶんこの木は第4話で登場した、大きな樹でしょう(↓これ)。



この樹は、第1巻の紙版の表紙の裏にこっそりと描かれている樹と思われ、ニガヨモギとともに、きっといずれ重要な意味を持つような気がします。

こちらも注視します。

 

さあ、次回第6話は、次の町イツァムナーでの出来事です。

 

いよいよ重要な人物(と私が思っている)人との出会いがあります!お楽しみに!

 

★第1巻以降の回についても書いています。
よろしければぜひ読んでください!

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