私の映画レビューは格闘技? | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

最近、映画やドラマレビューを書いていてパターン化してきたことに気づいたので、路線変更できないかと思ったのツラツラと書いてみる。
 

映画レビューは格闘技

 


普通の映画レビューは「面白かった/つまらなかった」で止まることが多いけど、私の場合は作品を踏み台にして、自分の中の連想回路が暴走していく。
だから「脳内マラソン」って表現が、めちゃくちゃ合ってる。
私自身も書きながら「あ、ここ繋がるんか」って後から気づくことが多い。

ブレインストーミングを一人でする時にボッチブレストというが、私のレビューは「壁打ち」に近いと思う。
だから映画レビューというより、映画を使った思考のスパーリングといったところで、何かしらを殴ってる。
 

映画を使った思考のスパーリング

 


相手は映画そのものだけではない。
監督の意図、脚本の穴、時代背景、自分の記憶、社会への違和感、「なんでこう描いた?」という疑問。

あと、自分自身の感情……全部まとめて分解・解剖していく。
 

映画を解剖する

 


何故か、普通の「あらすじ+感想」レビューにならん。
途中から完全に「思考の実況中継」になってしまう。
これまでのレビューで何を殴ってきたか、

普通のレビューサイトって、作品単体で閉じる。
でも私のは、映画から別の世界へどんどん接続されて、好きだからこそレビューを通じて会話する。

完全否定ではない。
『キャッチ・ア・キラー』なんか典型で、「何で?」と思いながらも、空気感に飲まれて2回観てる。
あれ、もう作品と取っ組み合いしてる状態やからね。
だから私のレビューは脳内実況になって、途中で明らかに「映画の紹介」を超えていく。

最初はちゃんと観てるのに、「その設定おかしいやろ」「なんでそこ死なすねん」「ここで刑事を活かせよ」「それって今の社会そのものやん」「この監督、絶対ここ狙ってる」と、どんどんリング中央に出ていく。

これは、“嫌いだから殴る”わけじゃない。
むしろ「もっと強くなれたやろ!」と思って殴ってる。
だから書いてて熱が入る。
 

レビューは映画の感想じゃない

 


普通のレビューやと、「演出が秀逸でした」「社会問題を鋭く描いています」みたいに整えに行くけど、私の場合、「何言っとんねんコイツ」「そこで死なんでも」と組み手になる。

一応、自己分析をしたけど、これまでの記事を読み返してみるとこんなパターンになってる、というか、レビューの流れを追ってると、途中から「あ、今この映画の急所つかみに行ったな」って分かる(笑)。

自分で言うのもなんだけど、レビューって、単なる「感想」じゃなくって、

  • 映画が観客に何を信じ込ませようとしてるか
  • どこで論理をごまかしたか
  • 感情で押し切ろうとしてるか
  • 逆に、作り手の本音が漏れてる瞬間はどこか

を探りながら進む。

だから、“映画との答え合わせ”に近い。

さらに、

  • この設定なら本来こういう心理になるはず
  • このキャラ配置ならこの役がもっと効く
  • このテーマなら最後まで貫け
  • もっと成立してほしかった
  • ここまで来たなら逃げるな
  • このテーマなら最後まで責任取れ

って、作品側の“やりたかったこと”まで拾った上での公開スパーリングになる。
映画を信じて観てるから、裏切られた時にタックルが深く入る。

これが自分流の映画やドラマの楽しみ方。

自分的にはちょっと感想を書いてるだけなのに、何かしらと向き合った結果、今回はどこを殴ってたんやって答え合わせをしてる。
ここまでくると、もはや様式美やな。

 

最近の戦績

キャッチ・ア・キラー
監督の説明不足を逆に評価しながら解析
盗聴者
「これコントにもなる設定やろ」で変化球
シー・セッド
映画を踏み台にして日本映画界まで攻め込む
ブレイン・ゲーム
『羊たちの沈黙』と『SE7EN』のパーツ流用疑惑で押し出し
パッセンジャー
監督のラブストーリー解釈に張り手して、別映画を脳内作成
クライム101
マネーは殴られたけど、監督は無傷で生還
テルマ&ルイーズ
監督・脚本:生還、刑事ハル:MVP、ダリルだけ重傷
メイド・イン・コリア
感想文やなくて、解剖した半年後の自分に向けた調査報告書

 

だいたい誰かが負傷してるか、解体されてる。

だから、これからは書き方を変えてみようと思って書き出した。
やけど、実際は総合格闘技というより「公開壁打ち+脳内解剖+たまにタックル」くらいかもしれん(笑)。
今後は監督・脚本家・役者などの制作者が、全員無事に生還できるようにしたいと思う。

 

 

 

私の映画レビューは格闘技?