『キャッチ・ア・キラー』 | 三匹の忠臣蔵

三匹の忠臣蔵

日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

凄腕の殺し屋をプロファイリングで追跡するサスペンス・スリラー。
花火が打ち上げられ盛り上がる大晦日の夜に、突然29人が射殺される。
狙撃犯の位置を突き止めると、部屋は爆破される。
現場には犯人の指紋も薬莢も残っておらず、痕跡を完全に消す高度な訓練を受けている。

FBI特別捜査官のジェフリー・ラマーク(ベン・メンデルソーン)は警察官であるエレノア・ファルコ(シェイリーン・ウッドリー)のプロファイリングに興味を持ち、ジャック・マッケンジー(ジョヴァン・アデポ)と共に捜査チームに加える。

FBIのフランク・グラバー(リチャード・ゼマン)は聞き込みの捜査中に不審な男に遭遇し、踏み込むが男は飛び降りて命を落とす。

ラマークは3人の男に目星をつけ取り調べる。
そして、ショッピングモールで不審者として警備員に声をかけられた男が銃撃戦の末、手榴弾を爆発させて逃走する事件が起きる。

エレノアとラマークは証拠を積み上げ、犯人像に迫る。

 

 


 

 

エレノア自身も、どこか心に傷を負っていて、FBIを目指したが落ちたという過去がある。
これが犯人との接点になっていくんだが、「何で?」とは思うが、テンポが良いので気にならなかった。

なんでラマークはエレノアを気に入ったのかも、ダラダラと説明するのではなく、ラマークを見てると何となく分かってくる。

狙撃場所の特定の方法が意外と現実的で、電話の逆探知もこんなに早く終わるんか?とは思ったが、こちらも作為的な印象はない。
スコープで狙いを定めるシーンや、銃撃シーンは迫力があった。

また、こういったドラマでブースター役となる無能でずるい上司、メディアの愚かさも登場して、全体的に緊張感を維持しながらストーリーは進む。

犯人がとにかく不気味な迫力を放っていて、その母親(ローズマリー・ダンスモア)も一筋縄ではいかない存在感があり、息子と向き合うシーンは痺れた。


ここから犯人を「怪物」として描くだけじゃなく、“同じ痛みを持ってるかもしれない人間”としてエレノアと対比してる。

これがラストに繋がっていく。

画面の色味や音も独特で、“眠れない夜に見る悪夢”みたいな質感があり、犯人を追い詰めるカタルシスもなく、不思議な後味が残る。

個人的には、ラマークが退場するのはもったいなかったと思う。
キャラが立ってて、ジャックやエレノアとのコントラストも良く、このチームでもう一本観てみたい、と思わせる作品やった。

 

 

キャッチ・ザ・キラー:エレノアとラマークの追跡