21種類の試飲ビール
ビールに興味を持つと、日本地ビール協会
http://www.beertaster.org/ というのがあって地ビールの普及とともにビアテイスター、ビアジャッジの資格認定をしているのを知りました。ここで好奇心が芽生えて、短い期間でしたが勉強をしてビアテイスター認定講習会に出席して受験しました。


午前945分から、1時間の昼食休憩があって、午後4時半まで講義、その後直ぐに、1時間のビアテイスターの認定試験がありました。



吐器はない 午前中は、ビールの官能評価法の勉強で、なんと
21種類の世界の代表的なビールの試飲をしました。(上の写真)殆どが初めて飲むビールでした。ワインと違ってテイスティングでは飲んでしまいます(吐器はありません)。少し良い気持ちになったところで昼食休憩。午後はひたすらビアスタイルの勉強で、講義が終わった時は頭の中がごちゃごちゃになっていました。
講義終了して10分後に試験。筆記試験55問と6種類のビアテイスティング試験(ビアスタイルや、オフフレ ーバー当て)でした。75点以上合格とのことでした。   


ビアテイスターのバッジ




右写真はビアテイスターのバッジ

試験結果にはあまり自信はありませんでしたが、合格通知がきました。受験する人の大体が合格するそうですので、合格したからといって自慢になりません。まだほんの入り口にいますが、時間をかけてこの上位のビアジャッジに挑戦する気になりました。これからワインを飲んだりビールを勉強したり楽しくも忙しくなりそうです。

コート・デュ・ローヌの名門Paul Jaboulet Aînéポール・ジャブレ・エネの輸出部長Christophe Brunet氏と一緒に会食する機会がありました。 Piper Hedsieck Brutで始まり、同社の下記ワインと神戸イグレックベガの洗練された料理を堪能しながら会話が弾みました。

1. Côtes du Rhône Parallele 45 Blanc
2. Crozes Hermitage Domaine Mule Blanche 2004

3. Côtes du Rhône Parallele 45 Rouge

4. Crozes Hermitage Domaine de Thalabert

5. Hermitage la Chapelle 2003


Brunet氏との会話で幾つかのことがはっきりしました。

1. 以前にも他で聞いていたことですが、「Hermitage、Crozes Hermitage、Saint Josephの各AOCの赤ワインにはルーサンヌ、マルサンヌの白ぶどうを決められた比率まで混ぜることが規則的に認められていますが、現在はこのAOC 赤ワインは全てシラー100%で造られている。」ということを彼も認めていました。シラーと混植されていた白ぶどうが、シラーに植え替えられた故です。このことは、シラー100%ワインのブラインドテイスティングをする時、AOC Cornasだけに頼らなくて良いということになります。

2. Hermitageには、Bessards、Meal、Greffieuxなどなどのクリマがありますが、Chapelleというクリマは無い。Hermitageの西よりの上の方に礼拝所Chapelleがあることは有名ですが、クリマの表示のある地図をみますと、このChapelleの記号がクリマ名と同じように書かれていますので混同してしまいます。ポール・ジャブレのHermitage la Chapelleは色々なクリマのぶどうをブレンドしたワインです。

3. Parallele 45は北緯45度のことで、ポール・ジャブレのセラーの南2キロメートルの所にあるので、ワイン名に採用している。その街道の傍らに「南フランスはここから始まる:Ici commence le Midi」と書かれた北緯45度線の記念碑があります。裏側には北フランスが始まると書かれているそうです。そこで、北緯45度に近い産地を地図帳でおさらいしてみました。ボルドー、イタリア・ピエモンテ州トリノ、アメリカ・オレゴン州ポートランド(ウィラメット)、北海道北部・天塩、南緯45度ではニュージーランド・セントラルオタゴのクーインズタウンQueenstownなどがありました。

4. ローヌ北部のAOC Saint Péreyは、Mousseuxがあることがソムリエ試験に稀に出題されますが、Brunet氏によれば生産量が少ないのでSaint Pérey地元で飲まれてしまい出回っていない。Saint Péreyのスティルワインは飲むが、スパークリングならシャンパーニュを飲むとのことでした。


上記ワインで特に印象に残ったのは、2番のCrozes Hermitage Domaine Mule Blancheと5番のHermitage la Chapelleでした。2番は、マルサンヌ・ルーサンヌ半々で、小樽醗酵・熟成で大変優雅華やかな香りとバランスの良いコストパーフォーマンスの高いワインでした。コストパーフォーマンスでいえば、この畑の隣の4番Domaine de Thalabertも数あるCrozes Hermitage Rougeの中でお勧め物です。ラベルの白いラバmuleは、機械化になる前の時代に荷車引き馬より頑丈なラバが畑の作業に使われたことからワイン名にされたものです。5番は言わずもがなの凝縮感、複雑性とも申し分ないもので仔猪のローストとのマリアージュが楽しめました。2003年物なので生産量が少なく、もっともっと熟成をさせた後の味わいの素晴らしさを予感させました。



ワシントンワインとオレゴンワインの合同試飲会に行ってきました。約30の生産者の200アイテムのワインが用意されていました。

ごく簡単に総括すると、ワシントンワインに関しては、AVA Columbia Valleyコロンビア・ヴァレーを中心に、Yakima Valleyヤキマ・ヴァレー、Red Mountainレッド・マウンテンなどのAVAのワインが多く目に付きました。白ワインについては、シャルドネを筆頭にリースリング、ソーヴィニヨン・ブランが多くいずれもクリーンでエレガントなできでした。赤ワインは、ボルドー系、ローヌ系のものが多く、元祖フランスワインも安泰としていられないようなできばえのワインが沢山ありました。Merlot100%ワインも印象的でした。唯一の海洋性気候のAVA Pouget Soundピュージェット・サウンドのワインが出展されていませんでしたが、この地域は雨が多いのであまり魅力的なワインができにくいとのことでした。


オレゴンワインに関しては、さすがにピノ・ノワール一色という感じで、
Willamette Valleyウイラメット・ヴァレーとそのSub-AVAのものが殆どで、いずれも凝縮感がありながらソフトでエレガントでしたが、価格が5,000~13,000円と高値な範囲のものでした。ブルゴーニュのJoseph Drouhinジョゼフ・ドゥルーアン家の長女Véroniqueヴェロニクがワインメーカを勤めるDomaine Drouhin Oregonのピノ・ノワールがなじみもあり印象的でしたが、小規模の生産者の幾つかのワインも負けず劣らずソフトで優雅なピノ・ノワールワインを造っていました。

ソムリエ協会教本(2007年度版435)で、『1979年にパリで行われたピノ・ノワールの比較テイスティングで2位に入った』と説明されているThe Eyrie Vineyardsジ・アイリー・ヴィンヤーズのピノ・ノワールもありましたので、ミーハー的にラベルを撮影してきました。(写真)ただし、このブラインドテイスティングの話には、幾つかの異なった説明があるので、真相についてはもう少し確認する必要がありそうです。ラベルの鳥は、Red-tailed hawk赤尾鷹で、この生産者が1966年に最初のぶどう園を作ったときに畑の上部にある樅の木にこの鳥が巣を作ったのにちなんでEyrie Vineyardsとしたそうです。[eyrie=aerie(猛鳥の高所の巣)]

お蔭様で年の割に若いといわれて今のところ健康でおります。ワインをよく飲むから健康だと思っていますが、毎晩のように飲んでいると肝臓に負担をかけすぎているのではないかと気になることがあります。


他に健康に関することといえば、10年前に習い始め、途中数年ブランクがあるものの今も続けている指圧の実習勉強です。初めは凝り性の妻のために習い始めたものですが、指圧の方がワインより健康に寄与しているのか、いや、両方の相乗効果だと自分としては思っています。


中之島にある朝日カルチャーセンターで毎週月曜日午前10時から2時間の勉強で、生徒同士2人が一組になって先生の指圧を見習って、1時間ずつ交代で相手と施術をしあいます。確かに、私よりずっと年配の男女とも明るく健康で、指圧の効果があるのは確実のようです。


講師は医王会の小山田昭三先生で経絡指圧という教室です。http://www.asahi-culture.co.jp/cgi-bin/lecturetable.cgi?mode=info&id=387 に教室の実習風景が写っています。朝日カルチャーセンターのサイトでは、『仕事の過労や、内外のストレスによる心身の疲労を、全身をめぐる12の経絡(スジ、気血の流れ)を、虚実補しゃの技法による指圧によって、健康の回復増進をはかります。お互いに組んで練習します。家庭や周囲の人達との融和に大いに役立てて下さい。』と説明されています。


見学が可能ですので、もしご興味ある方がいらっしゃれば、朝日カルチャーセンター http://www.asahi-culture.co.jp/www/osaka-i.html に問い合わせて下さい。


木下インターナショナルの試飲会に行ってきました。興味あるワインが沢山ありましたが、特にドメーヌ・コレDomaine Colletのシャブリが印象的でした。当主ジル・コレGilles Colletの夫人ドミニクDominiqueさんと息子さん(写真)がいらっしゃっていたので色々伺いながら試飲をしました。生産者の説明を直接聞きながらの試飲は格別です。


ドメーヌ・コレは、1792年から続く家系で、現在は特級畑のヴァルミュールValmur、1級畑のモンテ・ド・トネールMontée de Tonnerre、モン・ド・ミリューMont de Milieu、モンメンMonmains、ヴァイヨンVaillons、更にAOC Chablis、AOC Petit-Chablisを全て自社畑だけからワインを造っています。


それぞれの畑からのぶどうの特徴に合わせて醗酵と熟成方法を変えています。

1. ヴァルミュール、モンテ・ド・トネール、モン・ド・ミリューは、オーク小樽(228リットル・ピエスで醗酵・熟成、

2. モンメンは、AOCシャブリ、AOCプティ・シャブリと同様ステンレスタンクで醗酵・熟成、

3. ヴァイヨンは、初めステンレスタンクで醗酵し、途中で8,000リットルの大樽に移して醗酵・熟成するという話に興味を持ちました。


味わいは、

1. AOCヴァルミュール2004は、新樽を使わず1~2年使用の樽で熟成しているとのことで、華やかさと繊細さが特徴でした。

2. AOCモンテ・ド・トネール2003は、頑強さがあるので新樽10%を使っていて、凝縮感と複雑性を持っていました。

3. AOCモンメン2004は、ミネラルが強いので、ミネラル感を保たせるためにステンレスタンクを使用した最もティピカルなシャブリであるという通り、すっきり感が私の一番気に入ったものでした。

4. AOCヴァイヨン2005は、土壌の特性から大樽使用が良いと決めたそうで、初めの段階でステンレスタンクを使うのは、醗酵初期の温度調整がしやすいからであるとのことで、柔らかな味わいでした。


その他70年樹齢のシャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ、ビオワインのレ・トリュフェールも試飲しシャブリの多様性を充分認識しました。ビオの畑は10年前からあって、初めの5年間はその特徴が出ないためAOC Chablisにまわしていたが、5年前からレ・トリュフェールとして販売しているそうです。


試飲したワインは、少しずつヴィンテージが違っていましたので、水平テイスティングをしたら大変面白いだろうなと思いました、Dominique夫人が、「自分達はネゴシアンではなく、全て自社畑のぶどうだけを使うので、毎年味わいが違う。」と話していましたが、そうなると垂直試飲も面白そうだし、とにかく家族経営のきめ細かなワイン造りの姿勢に感銘を受けました

ワイン一辺倒から脱却してビールも勉強しようと昨年12月からビールに関する本を読み始めました。


一寸読んだだけで、

①ビールの発祥がメソポタミヤである、

②中世、修道院でビールを造って修道士以外に宿泊客にも提供していた、

③フランケンより南のミュンヘンにかけてのバヴァリア地方は、ドイツの30年戦争(1618~1648)でぶどう畑が荒廃した後、ワイン造りは再建されずにビール造りになった、

④ゲーテが愛飲していたといわれるビールがある(彼が愛飲した酒はワインだけではなかったのだ)

⑤明治9(1876)札幌に北海道開拓使が葡萄酒醸造所を設立すると同時に札幌麦酒醸造所(後のサッポロビール)もできた、

など、ワインとビールの歴史や文化に似通った所、関連した所がありました。


ワインの本にはビールのことがあまり書いてないし、ビールの本にはワインの話が少ないので、両方を勉強していって自分でつなぎ合わせると大変面白い発見ができると思いました。(妻のご先祖様の話も登場して驚きました)

百貨店、スーパー、酒販店のビール売場を今まであまり細かく見たことが無かったのですが、結構数多くの輸入ビールがあって、興味を持って味わってみると麦芽風味、ホップ風味、エステル風味などそれぞれが特徴のある味わいのものがあり、その背景にある文化を学びながら飲み比べてみたい意欲がわきます。

一寸飲み始めただけで写真のように瓶が揃いました。


クエルチャベッラAgricola Querciabella SpA  http://www.querciabella.com/home.htm のキアンティ・クラッシコ・クエルチャベッラのラベルの上部にシェフらしい3人の肩から上の部分が描かれています。あるソムリエールがこの画の下側はどうなっているか興味があると言っているのを聞いて、調べました。


クエルチャベッラに直接問い合わせると、創始者の息子、Sebastiano Cossia Castiglioniさんから丁寧な返事をもらいましたのでご披露します。


『Chianti ClassicoのほかにCamartina、Batàr、Palafrenoにも同じような画が描かれているが、これらは写真ではなくてエッチングです。 ラベルのデザインは、ワイナリーの創始者である、故Giuseppe Castiglioni氏の美術に対する情熱に基づくもので、Bernardino Luino氏や他の現代美術家によるエッチングの芸術と繊細なタイポグラフィ(typography、印刷物における文字の体裁を整える技芸.)とが組み合わさったものです。


ラベルの活字書体は、John Downer とJane Pattersonの二人がワイナリーのためにデザインしたSimoneと呼ばれる特注書体です。 ラベルは、Giuseppe氏の息子で、数年間グラフィックデザインとタイポグラフィのコンサルタントとして働いたことがあるSebastiano氏がデザインしたものです。


Chianti Classico Queciabellaのラベルの画は、Luino氏がラベル用に特別に作成したものです。このラベルに描かれている人物は、画の作者の友人達で実在のシェフです。画の下の部分は描かれていませんので存在しません。』


何時も感じることですが、ラベルには生産者の思い入れのあるものが多いので、興味ある背景を見つけることができます。


ちなみに、同じような画が描かれているワインを列挙しますと;

Querciablla Chianti Classico DOCG サンジョヴェーゼ95%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。

Camartina Toscana IGT カベルネ・ソーヴィニヨン70%、サンジョヴェーゼ30%。

Batàr Toscana IGT シャルドネ50%、ピノ・ブラン50%。

Palafreno Toscana IGTメルロ100%。


写真は、Querciabellaのラベル。他のワインのラベルは上記ワイナリーのサイトをご覧下さい。

フランス食品振興会の情報によれば、VDQSが2011年12月31日で廃止されることになりました。 VDQSの各組合は、2008年12月31日までにAOCかVdPのいずれかを選択し申請することになります。申請したVDQSは認可が下りるまで、また2011年12月31日まではVDQSの名前で販売できるそうです。

VDQSはフランスの1%のシェアしかありませんので、あまり目立ちませんが、無くなるとなると淋しい気持ちになります。最近でもVDQS Côtes de MalepèreがAOC MalepèreになったようにVDQSからAOCに昇格するものが続いています。


ロワール地方や南西地方におなじみのVDQSが多く存在します
が、これらがAOCとVdPのどちらを選ぶか興味深いものがあります。 Vin de Savoieの直ぐ西にあるVDQS Vin de Bugeyの生産者が2001年に来日した時、AOCにあえて昇格する意思はないと言っていましたので、かれらがVdPを選ぶのか特に注目したいと思います。

私の妻が友達と阪神間にある一寸名の知れたイタリアン・レストランに行きました。

食前酒にシャンパーニュをグラスで注文して、ちゃんとバッジをつけたソムリエがボトルから注いだのですが、ボトルの中のワインが残り少なく、友達の分は一寸少なめ、自分のグラスにはなんと半分にもならない量しか注がれませんでした。後で注ぎ足してくれるかという思いも期待はずれで、おかしいとは思ったが初めて行った店なので内情がわからないので我慢しました。


その直ぐ後に、隣の席に別の客が座り、同じシャンパーニュをグラスで注文しました。新しく開けたボトルからグラスに並々と注いだのをみて怒り心頭。でも友達が連れてきてくれた店なのでこれも我慢。


しかし帰ってきてからが大変、料理の内容を聞いてから注文をしたのに、長らく待った後に、注文を聞いていないと言われたりして散散の応対に「絶対にあの店には行かない!」とおかんむりです。でも何故、グラスに半分にしかならないボトルに残った分を注いだままで終わらせたのか、私にも理解できません。色々対処する方法が考えられると思うのですが。


当然知り合いにそのレストランの悪口を言いふらしていますが、「庭の見える良い席を予約していたが、当日お客を連れて行ったのにその席が確保されていなかった」など、同じ店に行ったことのある何人かからも問題発言がつづきました。幾ら有名な店でも、この様子ではあまり長くは続かないだろうなと憶測をしています。


お店のちょっとした応対で女性に限らず客を怒らせるとその後が怖いですね。反対に一寸した気遣いのある応対をされると、食事が大変楽しくなり、再度その店に行きたくなるし、知人にも宣伝したくなります。店長の教育が大切と思います。

ドイツワイン基金の情報として、ドイツワイン法の改正に伴いラベル表示が下記の通り変更になりました。


(1) 生産地呼称「Mosel-Saar-Ruwer」が「Mosel」に変更。

(2) 品質等級「Qualitätswein mit Prädikat」が「Prädikatswein」に変更。

(1)(2)とも200781日より。ただし、200981日までに古いラベル表示で瓶詰されたワインには適用されない。

(3) 糖尿病患者向けワイン[Diabetiker Wein]の表示廃止。

  *200771日より。ただし、2009731年まで店頭で販売可能。