正逆についての説明時に、LUAコーナーでチラッとお伝えした”イレブンタロット”についてです。
正逆の解釈の考え方もいろいろありますが、個人的には、正逆を反対の意味合いと受け止めず、ニュアンスの違いを読むことにしてます。
【タロット連合2】①正位置と逆位置にも書きましたが、カードが逆位置で出ても、そのカードであることに違いはないという考えが基準になります。
真反対の意味というわけではありませんが、因果関係として読めて、相対する意味合いとなるカード(イレブンタロット)が存在していることもあり、カードの向きにあわせて意味を反対にして考える必要はないのではないかということも、その背景にあります。
イレブンタロットは、拙著『いちばんていねいな、タロット』で初めて紹介したLUA的な考え方です。
LUA的ではありますが、オリジナルとして崩して解釈したということではなく、もともとのタロットの意味合いから自然と結びつく組み合わせです。
拙著では、下の3冊でもイレブンタロットを紹介しています。
イレブンタロットは、22枚の大アルカナを2枚1組とした11の組み合わせで成り立ちます。
22を11にすることで、覚える数が減り、組になったカードが苦手なカードを補填することで理解が深まるという利点があります。
また、スプレッド展開でのリーディングの際にも、相手の気持ちと現状のカードがイレブンタロットの組み合わせになっていたとすれば、相手の気持ちが現状に強く影響していると読み深めることができるのです。
この読みがまた当たるので、ぜひ、お試しになられてください。
イレブンタロットは、足して20になる組み合わせになります。
10<運命の車輪>と21<世界>だけは特例の組み合わせです。
イレブンタロットのざっくりとした意味は・・・
10ー21 過程と完成
0-22 眠れる若者と目覚めの知らせ
1-19 スタートとゴール
2ー18 セパレートとグラデーション
3ー17 満たされた女性と清らかな乙女
4ー16 楽しさと好奇心
5-15 理性と本能
6ー14 調和と理解
7ー13 挑戦と終結
8ー12 働きかけと受け止めること
9ー11 理想と現実
こんな感じです。
不思議としっくりまとまりませんか。
どんな占いにも言えることですが、哲学的な意味合いを考えていくと、表裏や二項対立の関係、相対関係、因果関係に結びつくものが見つかると思います。
西洋占星術でいうところの、180度に向き合うハウスやサイン(星座)の組み合わせもそうでしょう。
こうした組み合わせを見つけていくことで、どんどん解釈が深まっていきます。
考え方の土台がしっかり築かれているものだと、しみじみと実感することができるのです。
暇なときに、何となくタロットについて考えてみたり、ボーッと思い浮かべているうちに、点と点が自然と結びつく瞬間が訪れるかもしれません。
それが、自分の中での理解を深め、悟ることの醍醐味を見つけられるようになるでしょう。
ぜひ、あなたの中での探求と発見の喜びを見いだしてください
<イレブンタロットの過去記事>
【タロット】の大アルカナを11枚にしてしまう!? イレブンタロット作戦
【タロット】の番号を覚えてイレブンタロットをマスターしましょう
タロット連合2について、また投稿しますね
マイカレさんからの潜入レポートはこちら
こちらは前回のタロット連合について書いたブログです。
マイカレさんのマイカレ潜入レポートもあります