放浪編~ヨーロッパ・アイルランド『ゴールウェイ市』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、放浪編~ヨーロッパ。当分海外を旅することができそうありませんので悔しさ紛れに過去の旅を都市ごとにレビューしてみます。今日は、アイルランド・ゴールウェイ市です。

 

 

ゴールウェイ市は

アイルランド西海岸の港町。

 

アイルランドで3番目に大きい都市

と言っても人口は7万人強しかありません。

 

現在は西部の中心都市として

活気にあふれていますが

19世紀半ばの『じゃがいも飢饉』の時には

新天地を目指した多くの移民が

国を捨てアメリカに旅立った悲しみの地でした。

 

 

ゴールウェイには5泊し

街の中心から1㎞ほど離れた

AsgardというB&B(民宿)に滞在しました。

 

 

屋根裏のような小さな部屋ですが

シャワー・トイレ付の清潔な部屋で

朝食もついて1泊35ユーロ(約4300円)の安さ。

 

 

朝食は

1階の庭に面したサンルームで。

 

 

フル・アイリッシュ・ブレックファストに

お替わり自由のジュース、ヨーグルト、フルーツ。

 

卵だけは

フライドかスクランブルドを選べますが

それ以外は毎日同じです。

 

5日間毎日同じじゃ飽きるでしょう

そう思われるかもしれませんが

これが飽きないのです。

 

 

朝食も済みましたので

街歩きを始めます。

 

ゴールウェイ随一の繁華街は

町の中心部を北東から南西に走る歩行者専用道路。

 

全長500mほどしかありませんが

ブロックが変わるごとに

ウィリアム・ストリート、ショップ・ストリート

ハイ・ストリート、キー・ストリートと

通りの名前も変わります。

 

 

この通りには

レストランやライブハウスが軒を連ね

連日観光客で賑わっています。

 

こちらはキー・ストリートにある

1902年創業、100年以上の歴史を持つ

フィッシュ&チップスの専門店

『Mc Donagh’s』

 

フィッシュ&チップスをメニューアップしている店は

アイルランドにもたくさんありますが

専門店は非常に珍しいと思います。

 

 

フィッシュ&チップスの魚といえば鱈

そう思っていましたがさすが専門店

鱈を含め8種類ラインアップされています。

 

サケ、サバ、カレイなど

珍しいところではエイもあります。

 

 

エイのフィッシュ&チップスに興味を持ったのですが

韓国で頂いたあの強烈な臭いを思い出しパス

無難なところでサケにしました。

 

 

生地にはギネスビールが練り込まれ

サクサクの揚がり具合

サケも身が厚く、しかもふっくらで美味。

 

お値段も7.15ユーロ(約900円)と

ヨーロッパにしては信じられない安さです。

 

 

この通りには

ストリート・パフォーマーが大勢います。

 

イーリアン・パイプを奏でるこの青年

テクニックの素晴らしさに感動し

そして若き日のブルース・スプリングスティーンに

そっくりなのにびっくりしました。

 

 

キー・ストリートで人気の店をもう1軒

その名も『キー・ストリートキッチン』

 

オープンエアのテラス席もあり

地元の方にも評判のレストランです。

 

 

こちらで頂いたのは

マッシュルームのスープとカラマリのフライ。

 

どちらもとても美味しかったのですが

ビール小瓶を1本飲んで

25ユーロ(約3100円)は欧州プライスです。

 

 

キー・ストリートが終わると

海に面して石造りの古い門が現れます。

 

1594年

波止場を守るために4つの門が建てられましたが

現存しているのはこの『スペイン門』だけです。

 

中世には門の脇の波止場で

スペイン船からワインなどの

積み荷をおろしていたことから

この名前が付けられました。

 

 

ゴールウェイは学術都市としても知られ

人口の3分の1は大学生とも言われています。

 

その中心になっているのは

『アイルランド国立大学ゴールウェイ校』。

 

1849年に

『クイーンズ・カレッジ・ゴールウェイ』として開校し

1908年にアイルランド国立大学の構成校になりました。

 

 

中世の城のようなこの建物は

開校以来のもので

現在でも校舎として使用されています。

 

 

ゴールウェイでまず行きたかったのは

『ゴールウェイ大聖堂』。

 

高さ44mのドームと

ルネサンス様式の外観が特徴的な

ローマカトリック教会。

 

さぞかし古い建物と思いきや

50年強の歴史しかありません。

 

1958年に刑務所跡地に建設が始まり

1965年に完成しました。

 

 

歴史が浅いとは言うものの

素晴らしいステインドグラスや壁画がある

市内最大の建築物で

今や市のランドマークになっています。

 

 

ゴールウェイで歴史ある教会は

市中心部にある『聖ニコラス教会』です。

 

1320年の聖ニコラスに捧げるために建てられ

15世紀から16世紀にかけて拡張され

現在の姿になりました。

 

1477年にコロンブスが航海に先立ち

旅の安全を祈願した教会としても有名です。

 

 

幸運にも教会内で行われたコンサートに遭遇し

アイリッシュ・ハープやアコーディオンの演奏

シャン・ノース(アイリッシュダンス)のパフォーマンスを

楽しむことができました。

 

 

聖ニコラス教会前の広場では

毎週土曜日にマーケットが開催され

多くの市民で賑わっています。

 

 

アイルランドの旅の目的は

アイリッシュ・トラッドのライブ。

 

ゴールウェイでも毎晩

パブに通い生演奏を堪能しました。

 

中でも素晴らしかったのは

『ザ・クレイン・バー』でのセッション。

 

 

ミュージシャンたちが

ビールを飲みながらワイワイガヤガヤ

勝手気ままなパフォーマンスは

アイルランドで経験したライブの中でも

一二を争う素晴らしさでした。

 

 

3週間の旅は

あっと言う間に過ぎてしまいましたが

アイルランドの素晴らしさが

いまだに頭から離れません。

 

ダブりン、ゴールウェイとご紹介してきましたが

他の都市についても画像の整理を進め

順次アップしようと思っています。

 

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次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、兵庫県神戸市中央区です