放浪編~ヨーロッパ・アイルランド『ダブリン市』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、放浪編~ヨーロッパ。当分海外を旅することができそうにありませんので悔しさ紛れに過去の旅を都市ごとにレビューしてみます。今日は、アイルランド・ダブリン市です。

 

 

アイルランドの旅は

2016年8月

主な目的はパブなどで

アイリッシュ・トラッドのライブを楽しむこと。

 

ダブリンを出発点とし

アイルランド南部を3週間

主にバスで巡りました。

 

 

ダブリンでの宿は

メインストリートの一つである

オコンネル・ストリートに面した

『チャールズ・スチュアート』というB&B。

 

 

トイレ付、シャワー共有のシングルルーム

朝食付きで1泊40ユーロ(約5000円)。

 

 

ダブリンはアイルランドの首都

人口120万人で同国最大の都市です。

 

市の中心部を東西に流れるリフィ川に沿って

中世の街並み残る美しい街ですが

日本人の人気はいま一つのようです。

 

 

市内の交通機関は

路線バスとLUASと呼ばれる路面電車

地下鉄はありません。

 

私が知る限りで

ヨーロッパ主要国の首都で

地下鉄がないのは

ダブリンとスイスのベルンだけです。

 

 

ダブリンでまず向かったのは

リフィ川右岸に聳える『ダブリン城』。

 

もともとヴァイキングの砦があった場所ですが

ノルマン人がヴァイキングを征服し

1204年にジョン王が築城して以来

1922年のアイルランド独立までの7世紀にわたり

イギリス支配のシンボルだった建物です。

 

 

城内には様々な建物や部屋がありますが

私が一番印象深かったのは

オーク材の装飾が美しい

『チャペル・ロイヤル』。

 

18世紀に建てられたもので

イギリス統治時代は

国王の礼拝堂として使用されていました。

 

 

ダブリンでの私にとっての

もう一つのハイライトは

『ギネス・ストアハウス』。

 

ギネスビール発祥の地は

リフィ川右岸のセント・ジェームズ・ゲート醸造所。

 

創業当初はこじんまりしていましたが

現在では26ヘクタールもある

ヨーロッパ最大級のビール工場になっています。

 

この工場内に2000年に開業したのが

ギネス・ストアハウスです。

 

 

7階建てのビルの中は

ビールの製造工程やギネスの歴史などが学べる

ビール博物館になっていて

ビール好きには堪らないスポットです。

 

 

これが何だかお分かりになりますか?

 

『The Whistling Oyster~口笛を吹く牡蠣』

ウィリアム・テル序曲などを

口笛で演奏しています。

 

牡蠣は昔から

ビールのつまみとして

ヨーロッパで愛されてきました。

 

1929年にギネスは

The Whistling Oysterというキャラクターを生み出し

新聞広告などで牡蠣とビールの相性を

宣伝してきました。

 

 

最上階に行くと

市の北側を一望できます。

 

近代的な高層ビルは皆無で

そこかしこに中世の建物が残っているのを

見ることができます。

 

 

そろそろお腹が空いてきたので

リフィ川のほとりに建つオコンネルズでランチにします。

 

 

『アイリッシュ・ラム・シチュー』

ラムとジャガイモと玉ねぎだけのシチュー

アイルランドの伝統料理です。

 

味付けは塩・胡椒のみ

美味しいのと問われると

返答に窮します。

 

イギリスの支配が長かったアイルランドでは

美味しいものを頂こうという気は

始めからありませんので・・・。

 

 

イギリスの文豪

サマセット・モームの名言があります。

 

イギリスで美味しい食事がしたければ

1日に3回朝食を食べればいい・・・

アイルランドも同じです。

 

という訳で翌朝は

ダブリン随一の繁華街

『テンプルバー』の一角にある

『フィッツ・シモンズ・ホテル』のレストランへ。

 

 

『アイリッシュ・フル・ブレックファスト』

ベーコン、ソーセージ、フライドエッグ

ブラックプディング、ホワイトプディング

ペイクトビーンズ、ペイクトトマト、マッシュルームが

ワンプレイトに盛られたものに

パンが付いています。

 

『イングリッシュ・フル・ブレックファスト』とほぼ同じですが

英国と異なるのは、飲み物が紅茶ではなくコーヒーが多いことです。

 

ブレックファストですが

一日中提供している店も多くあります。

 

ここで余談です

・・・言い換えると人生に何の役にも立たない情報。

 

Breakfastの語源。

 

“fast”は、『速い』という意味ではなく『断食』

最近女性の間で流行っている『ファスティング』です。

 

夕食を食べた後

朝食までの半日(・・・個人差はありますが)程度

食べ物を口にしない=断食(?)。

 

朝食は

break fast=断食を破る

ということに由来しています。

 

このロジックに従えば

昼飯を抜いて間食もしなければ

dinnerもbreakfastになるわけですね。

 

 

閑話休題

 

お腹もいっぱいになったので

郊外に出掛けてみます。

 

Dartと呼ばれる近郊電車で約30分

ホウスという港町にやってきました。

 

 

この町には

『ホウス城』という素晴らしい処がありますが

今回は割愛しますので

ご興味がございましたら

こちらの過去記事をご笑覧ください。

 

ホウス城とは逆の方向に歩きますと

カリフォルニアを彷彿させる

小さな漁港があります

・・・もちろんこちらの方が歴史はありますが。

 

 

漁港近くの魚屋では

新鮮な魚が手頃な価格で売られています。

 

 

さて最後は

メインの目的であるライブ。

 

3週間の旅で

20回ほどライブを楽しみました。

 

どのライブも素晴らしかったのですが

特に感動したのは

ダブリンの『カブルストーン』でのセッション。

 

 

フィドル、ギター、マンドリン、ブズーキ

いずれのプレイヤーもプロではありませんが

信じられないほど素晴らしいセッションでした。

 

 

こちらは『ブレイズン・ヘッド』

カブルストーンのオーディエンスが

地元の方中心であったのに対し

こちらは観光客が目立ちました。

 

 

しかし

観光客相手だからと言って

手抜きのパフォーマンスではありません。

 

 

現地で撮ったライブのビデオを見るたびに

アイルランドへの思いは募るばかり

今度は北部を中心に旅をしたいと思っています。

 

放浪編~アジア 中国ハルビン市

放浪編~アジア ベトナム・ホーチミン市

放浪編~アジア 韓国プサン市

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、栃木県栃木市です。