スピンオフ編~アイルランド ダブリン市・素晴らしい演奏に感動『カブルストーンでのセッション』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、アイルランド・ダブリン市の『カブルストーンでのセッション』をテーマにします。

 

 

ダブリンはアイルランドの首都

人口約134万人

同国最大の都市です。

 

市内を東西に流れる

リフィ川に沿って

中世ヨーロッパの面影を残す

美し街が広がっています。

 

 

『カブルストーン(Cobblestone)』は

リフィ川の左岸

アイリッシュウィスキーの名門

ジェイムスン蒸留所の近くにあるパブです。

 

 

最寄駅は

路面電車LUASレッド・ラインの

『スミスフィールド(Smithfield)』。

 

 

停留所から徒歩2分

アイリッシュ・フレイバー満載です。

 

5世代に渡り

アイリッシュ・トラッドを演奏している

『ザ・マリガン・ファミリー(The Mulligan Family)』の一員

トム・マリガンが始めた名門パブで

連日ライブやセッションが行われています。

 

 

壁には

これまで出演したミュージシャンの写真が

所狭しと掲げられています。

 

 

この日は土曜日

セッションは夕刻4時半から

始まる予定ですが

4時には2人のミュージシャンが

ビールを飲みながら

ウォーミングアップをしていました。

 

 

知的な風貌のフィドラー

クラシックの素養があるようで

素晴らしいテクニックです。

 

クラシックのバイオリニストは

顎でバイオリンを固定しますが

アイリッシュ・トラッドやC&Wでは

彼のように構えるプレイヤーも多くいます。

 

 

ギタリストの彼は

地味な演奏を続けていましたが

途中で突如フラメンコ風のピッキングを披露

これが素晴らしかったのなんの。

 

 

1時間程すると

女性のマンドリン・プレイヤーが

やってきました。

 

アイルランドのパブでのセッションは

始めからメンバー全員が揃っていることも

稀にありますが

大抵は次々とやって来て

参加するケースです。

 

時として

用事でもあるのでしょうか

途中で帰ってしまうプレイヤーもいます。

 

 

さらに30分ほどすると

ブズーキの奏者が参加。

 

ブズーキはギリシャ発祥の楽器ですが

アイリッシュ・トラッドでもよく使われます。

 

元々は3対の複弦楽器ですが

アイルランドでは4対のものが多く使われ

彼のブズーキも8弦でした。

 

鋭い金属的な音で

低音のマンドリンといった音色

・・・鋭いわりには哀愁を帯びています。

 

 

2時間半ほどのセッションが

終わりに近づいた頃

ギタリストが

『カレドニア(Caledonia)』を熱唱。

 

美声とはいえませんが

涙が出るほど素晴らしい歌いっぷりでした。

 

カレドニアとは

スコットランドを指す古語で

故郷を愛でるケルトの名曲です。

 

 

感動の2時間半

夢中になっていましたので

その時は気づきませんでしたが

このセッションは弦楽器だけの

珍しい編成でした。

 

プレイヤーの皆さん

素晴らしい演奏を

有難うございました。

 

COBBLESTONE

77 North King Street, Dublin, Ireland

353-1-8721799

ライブ

月~水 19::00~

木~土 16:30~

日曜日   13:30~

開店は30分前、閉店は不定

年中無休

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、韓国アンドン(安東)市です。