放浪編~アジア・ベトナム『ホーチミン市』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、放浪編~アジア。当分海外を旅することができそうありませんので悔しさ紛れに過去の旅を都市ごとにレビューしてみます。今日は、ベトナム・ホーチミン市です。

 

 

ホーチミンには2度旅をし

いずれも市中心部の『ドンコイ通り』にある

『グランドホテルサイゴン』に宿泊しました。

 

4スターのホテルですが

とんでもないディスカウントプライスが

出ることがあります。

 

1回目、2回目ともに

トゥウィン、朝食付き

税・サービス込みで40米ドル弱。

 

 

開業は1930年ですが

1997年に全面的な改修が行われ

往時のクラシックな雰囲気を残した

モダンなホテルに変身しました。

 

 

ロビーの奥には

開業当時からのレトロなエレベーターが

現役で活躍していました。

 

 

窓無しの部屋という条件でしたが

何と窓があるじゃありませんか!

 

喜び勇んで開けると

もう一人の私に見つめられました。

 

何のことはない鏡だったのです

・・・ちょっとがっかりしました。

 

 

ホテルの前を通るドンコイ通りは

レストランや土産物屋が立ち並ぶ

ホーチミン随一の人気スポット。

 

しかし早朝には

日雇いの職を求める人たちが

手配師が来るのを待つ光景が見られます。

 

 

市の要所要所に

植民地支配をしたフランスの建てた建物が並び

ヨーロッパ風の街並みが形成されています。

 

中でも私の印象に残っているのは『中央郵便局』

左右シンメトリーのコロニアル建築で

現在でも郵便局として活躍しています。

 

 

興味深いのは

館内の片隅に土産物屋があることです。

 

切手などの郵便関係グッズも売っていますが

大半は観光客向けの土産物。

 

 

欧風な市の中心部から南西に約4㎞

ベトナム最大のチャイナタウン『チョロン』に入ると

道教寺院など中国風の建物が軒を連ね

光景が一変します。

 

チョロンが形成されたのは18世紀後半で

ベトナム戦争が終結した1975年頃までは

145万人の中国系住民(華人)が住んでいましたが

社会主義化や中越戦争による人種問題の緊張化などで

大量の華人が難民として国外に流出し

1994年の華人人口は28万人まで減少してしまいました。

 

1986年の共産党第6回党大会で提起された

経済、社会思想面においての転換を図る

『ドイモイ政策』が浸透すると

次第に海外からの帰国者も増え

現在ではチョロンの華人人口は

50万人程度まで回復しています。

 

 

こちらはチョロンの『媽祖天后廟』

台湾や福建省、広東省など沿岸部で強い信仰を集める

航海安全の守護神で道教の女神

『媽祖』が祀られています。

 

 

ホーチミンで市場と言えば

市中心部にある『ベンタイン市場』となりますが

チョロンにも魅力的な市場があります。

 

『ビンタイ市場』

2016年に修繕工事のため一時閉鎖されましたが

2018年末にリニューアルオープンしました。

 

この画像はリニューアル前の正面入り口ですが

ほぼ同じデザインで復元されているようです。

 

 

食料品、衣料、雑貨など1000店以上が犇めき

規模はベンタイン市場とほぼ同じとされています

・・・私にはビンタイ市場のほうが大きいように感じましたが。

 

この荒物屋の実に雑な商品陳列

売れた品をどうやって取り出すのか

他人事ながら心配になりました

・・・でもこれがベトナム流なのでしょう。

 

 

ベトナムと言えば

フランス料理、中華料理の影響を濃く受けた

美食の国です。

 

美味しい料理が

信じられないくらい安く頂けます。

 

いろいろな店で頂きましたが

印象に残っている店を何軒かご紹介します。

 

まずは『ニャーハンゴン

市中心部1区の市立博物館近く

『パスター通り』にあるベトナム料理店。

 

入口では

全くやる気が見られない

ビール会社の宣伝ガールが二人

無言で迎えてくれました。

 

 

こちらの店で美味しかったのは

ベトナム語での料理名は失念しましたが

つけ麺風のフォー。

 

いろいろな店でフォーを頂きましたが

つけ麺風は初めてでした。

 

濃厚なカレースープに

パクチー、ニョクマムを入れ

茹で上げの温かいフォーを付けて頂きます。

 

言葉にはとてもできない

壮絶な美味しさでした。

 

 

バインミーも外せません

お気に入りの店は

市中心部1区の『ハムギ通り』にある『ニューラン』。

 

屋台に毛の生えたような店ですが

ホーチミンで一番美味しいバインミーを頂ける店です。

 

 

日本でも最近人気が出てきましたが

バゲットに野菜やハムなどの具を挟み

ニョクマムをたらしたサンドウィッチです。

 

ただし

こちらは正統派のバインミーではありません。

 

 

あるべき姿はこちら

キュウリが入っています。

 

私は亡き祖父の遺言で

キュウリを口にすることができませんので

特別に抜いてもらっています。

 

 

忘れてはならないのがベトナムコーヒー

ローカルなカフェで頂きます。

 

 

底に細かい多数の穴をあけた

アルミニウム製のフィルターに

粗めに挽いた深煎りの豆を入れ

湯を注ぎます。

 

抽出に5~10分ほど要し

かなり濃い目のコーヒーになります。

 

コーヒーを受けるグラスの底に

コンデンスミルクを敷き

抽出が終わったらよく混ぜて頂きます。

 

甘いものは得意ではありませんが

ベトナムで頂くと美味しく感じます

・・・単なる勘違いかもしれませんが。

 

 

最後は

サイゴン川の畔に建つ『THE DECK SAIGON』。

 

 

市北部の2区にある

高級住宅街に佇む

隠れ家的なフュージョン料理の人気店です。

 

 

朝8時オープン

サイゴン川を望みながら

ゆっくりと朝食を摂ることができます。

 

 

帰国当日の朝

ホテルの朝食を終えた後に

コンシェルジェから薦められたため

カフェラテのみで済ませました。

 

タクシー以外の交通手段はありませんが

ディナーを予約すると

ホテル近くのサイゴン川の船着場まで

店のボートが迎えに来てくれます。

 

次回の旅では

是非ディナーに伺いたいと思っています。

 

 

一日も早くコロナ騒動が終息し

旅を再開できることを心待ちにしています。

 

放浪編~アジア・中国『ハルビン』

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、タイ・バンコク市です。