放浪編~ヨーロッパ・オーストリア『ウィーン市』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、放浪編~アジア。当分海外を旅することができそうありませんので悔しさ紛れに過去の旅を都市ごとにレビューしてみます。今日は、オーストリア・ウィーン市です。

 

 

ウィーン行きは

純粋なる旅ではなく

国際会議に出席するためでした。

 

宿泊したのは

シュタット・パルク(市立公園)近くの

『アム・コンツェルトハウス』という4スターのホテル。

 

 

ウェルカム・ディナーで幕を開ける会議は

翌日から3日間フルスケジュール。

 

毎朝9時にセッションが始まり

ランチを挟んで5時まで続きます。

 

毎晩ディナーがセットされていますので

自由に動ける時間はほとんどありません。

 

 

唯一自由になるのは早朝だけで

毎朝近くのシュタット・パルクを散歩していました。

 

こちらはシュタット・パルクにある

『ヨハン・シュトラウス2世像』。

 

第一次世界大戦終戦後の

1921年に金色の像として建立され

除幕式ではウィーン・フィルが像の前で

『青き美しきドナウ』を演奏したそうです。

 

しかし

敗戦国オーストリアの世相においては

『贅沢すぎる』との批判が起こり

1935年に黒色に塗り替えられました。

 

再び金色になったのは1991年という

いわくつきの像です。

 

 

2日目は

午後3時にセッションが終了しましたが

全員バスに分乗し『ウィーン楽友協会』へ。

 

 

2時間ほどのカクテルパーティーの後に

黄金の大ホールに移り

ウィーンフィルハーモニーのコンサート。

 

クラシックマニアには垂涎のコンサートですが

クラシック音痴の私には魔の3時間でした。

 

コンサート終了後は

館内で再びカクテルパーティ

ホテルに戻ったのは12時近くでした。

 

 

最終日3日目の夜は

『ホーフブルグ宮殿』でのガラ・ディナー。

 

まずは衛兵に見守られながら

ロビーでのカクテルパーティ。

 

 

1時間ほどでホールに移動し

ガラ・ディナーが始まりました。

 

フルコースのディナーですが

肉料理はポークステーキでした

・・・これはこれで非常に美味しかったですが。

 

 

食後には

ウィンナーワルツのパフォーマンスが。

 

ホテルに戻ったのは

12時を過ぎていました。

 

 

過酷な3日間でしたが

要領の良さだけは天下一品の私

終了後に4日間有給休暇を取り

自費でウィーンの休日を楽しみました。

 

まず向かったのは

『シェーンブルン宮殿』。

 

17世紀末にレオポルト1世が

ハプスブルク家の威信を掛け建設を始めましたが

資金難に陥り工事は中断してしまいました。

 

その後

孫の女帝マリア・テレジアによって

現在の威容が完成されました。

 

幅約175m、奥行き55m、部屋数1441

外観はバロック式建築ですが

部屋の多くはロココ様式で装飾されています。

 

 

宮殿正面の小高い場所に建つのは

『グロリエッテ』と呼ばれる長さ100m程の回廊建築。

 

対プロイセン戦の勝利祝賀と戦没者の慰霊のため

1775年に建てられたギリシャ建築の記念碑です。

 

前に広がる池は

噴水や主庭園のための

貯水池の役割も兼ね備えています。

 

 

こちらは市内中心部

ウィーン随一の繁華街『ケルントナー通り』です。

 

繁華街とは言っても

意外と人通りは少なかったです。

 

 

『シュテファン大聖堂』

ゴシック様式の大聖堂はウィーンのシンボルで

モーツアルトの結婚式と葬儀が行われた処です。

 

 

美味しいものもたくさん頂きました。

 

『ナッシュマルクト』

ウィーンで最も知名度の高い食品市場で

120ほどの店舗やレストランが並んでいます。

 

 

市場の中のレストランで頂いたのは

旬のアスパラガス。

 

春にミュンヘンで頂く

シュパーゲル(白アスパラガス)には及びませんが

日本では味わえない逸品です。

 

 

ドナウ川の岸辺に建つ

レストランでも食事をしました。

 

 

会議修了日の翌日

この日はまだ日本人仲間がいました。

 

 

ドナウ川を眺めながら

何故かイタリアン。

 

ビールのアテに注文したカラマリ

海無し国にも係わらず

とても美味しい烏賊でした。

 

驚いたのは

カラマリとサワークリームの相性の良さ

目から鱗でした。

 

 

ピッツアやパスタなど色々頂きましたが

このカルボナーラが秀逸でした

・・・もちろんアルデンテではありません。

 

 

ウィーンと言えばザッハトルテ

ザッハトルテと言えばホテル・ザッハー

と言った初歩的な知識さえないスイーツ音痴。

 

5スターのホテルインペリアルで頂いたこれも

ザッハトルテだと思っていたのですが

帰国後にスィーツ大好き友人に

『これはザッハじゃない』と一括されがっくり。

 

お味はと言うと甘いのなんの

きゅうり以外の食べ物を残すのが

好きではありませんので完食しましたが

絶対にリピートはありません。

 

 

口直しに肉が欲しくなり

注文したのがこちら。

 

名前を失念しましたが

ホロホロになるまで煮込まれた豚肉

程よい塩味でとても美味しかったです。

 

しかし

注文に当たってはひと騒動ありました。

 

トルテを頂いた後に

メインを注文する田舎者の日本人

そんな表情を丸出しにしたウェイターが一言

『Are you all right?』。

 

意地になった私も言い返しました

『Don't worry. I ain't nuts』

一流ホテルで使うべき言葉ではありませんが

ちょっとカチンと来たもので。

 

あのホテルでの日本人の評価が落ちていたら

それは私のせいかもしれません。

 

 

旅と言うにはおこがましいウィーン滞在でしたが

会議を除けば楽しい日々でした。

 

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次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都墨田区八広です。