ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、放浪編~アジア。当分海外を旅することができそうありませんので悔しさ紛れに過去の旅を都市ごとにレビューしてみます。今日は、韓国モクポ(木浦)市です。
モクポ市は首都ソウルから南に約300㎞
全羅南道に属する都市で
人口は約24万人。
韓国新幹線KTXホナム(湖南)線で
ソウルから最速2時間10分
市中心部にあるモクポ駅に到着します。
私はプサンのソブ(西部)バスターミナルから
4時間かけてバスで行きました。
プサンからのバスが到着する
モクポ総合バスターミナルは
市中心部から4㎞ほど北東にあり
市内バスでの移動が必要になります。
モクポでの宿は
駅から徒歩10分ほどの処にある『F1ホテル』
駅の観光案内所で紹介して頂きました。
シャワー、トイレ、高速WiFi付きで
1泊30000ウォン(約3000円)。
シンプルな部屋ですが
広く清潔で快適でした。
モクポ随一の景勝地は
駅の西にそびえる『ユダルサン(儒達山)』。
標高228.3m
5つの公園といくつかの寺社があり
ハイキングスポットとして
市民や観光客に親しまれています。
急な坂道や階段を上ると
モクポの市街地や港を望む
絶景が待ち受けています。
日本占領時代には
8000人以上の日本人が居留し
日本人が建てた和風家屋や洋館が
町の随所に残っています。
こちらはかつての日本領事館で
1900年12月に竣工したもの。
現在は『モクポ近代歴史館1館』として
一般公開されています。
領事館時代の雰囲気を残した館内には
日本占領時代の歴史に関する資料や写真
町を再現したジオラマなどが展示され
興味深いものがありますが
日本人には耳の痛い物も多くあります。
近代歴史館1館から徒歩5分のところにある
ルネサンス様式の建物
農業拓殖の日本の国策会社『東洋拓殖株式会社』が
1921年にモクポ支店として建てたものです。
現在は『歴史資料館2館』として
一般に公開されています。
写真が中心の展示は
1館よりもさらにショッキングで
ブログアップするのを躊躇するものが
数多くあります
・・・それだけ日本帝国は悪さをしていた証拠ですね。
占領時代の町の写真も展示されています。
この写真の正面にある建物は
前述した旧日本領事館(歴史資料館1館)
その後ろにそびえるのはユダル山です。
漁港近くの小高い山の上に
伝統的な建物が見えます。
李朝朝鮮時代の水軍の基地『モクポジン(木浦鎮)』
日本占領時代に日本軍に取り壊されましたが
最近120年ぶりに歴史公園として復元され
観光資源として活用されています。
モクポは韓国でも有数の漁港で
港の近くにはいくつかの市場があります。
近海で漁獲されるナクチ(手長たこ)が名産で
市場の中や近くには専門店があります。
ホヤも人気のようですが
日本のものより少しスリムに見えます。
1日目の夕食を摂った
駅近くの食堂『タミ』。
アジュンマが一人で切り盛りする
典型的な地方都市の町の食堂です。
頂いたのは『ラミョン(ラーメン)』
2500ウォン(約250円)。
インスタントの乾麺を茹でたもので
とても辛いですが美味でした。
2500ウォンが
安いのか高いのかと言うと
微妙なところですが。
こちらは
インチョン(仁川)に本店を置く
チェーン店の『シンポ・ウリ・マンドゥ』。
モダンで明るい店内は
ファミリーレストランのような感じです。
『トゥイギム・マンドゥ(揚げ餃子)』
8個付けで4000ウォン(約400円)
カリっと揚がっていて
とても美味しかったです。
『ヘムル・ポックム・ウドン(海鮮焼きうどん)』
6500ウォン(約650円)。
ムール貝、海老、烏賊など具沢山
熱々の上にかなりの辛さ
でもとても美味しかったです。
韓国の旅はまだまだ続きます。
何処の都市をレビューするか決め
画像と資料を整理した上で
近々ブログアップします。
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、日本全国各地です。