放浪編~アジア・中国『厦門(アモイ)市』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、放浪編~アジア。当分海外を旅することができそうありませんので悔しさ紛れに過去の旅を都市ごとにレビューしてみます。今日は、中国福建省厦門(アモイ)市です。

 

 

厦門は福建省南部に位置し

同省第二の都市

都市部人口は167万人。

 

中国商人の対外貿易の拠点として繁栄したことに加え

18世紀にはアヘン戦争敗戦後の『南京条約』により

外国人にも開港されたことから

西洋風の歴史的な街並みが残る

中国でも有数の観光都市になっています。

 

 

厦門は2度目で

今回宿泊したのは

厦門駅近くにある『恩粉酒店』。

 

酒店(ホテル)となっていますが

マンションの1フロアを使った民泊です。

 

 

クィーンズベッドに

シャワー・トイレ付きで120元(約2000円)。

 

安っぽい壁紙が貼られた部屋は

おっさんが一人で泊まるには

微妙なデザインでしたが

エアコン付きで掃除も行き届き

とても快適でした。

 

 

厦門には見るべき処が数多くありますが

まず訪れたのは市中心部の沖合500mに浮かぶ

『鼓浪嶼(コロンス)島』

 

 

鼓浪嶼島と市街がある厦門島の間には

橋も海底トンネルもないため

フェリーが唯一の交通手段になります。

 

 

面積約1.8㎢の小さな島は

南京条約により共同租界が設置され

欧米人や日本人が多く住んでいました。

 

島内には

往時を偲ぶ洋館群が数多く残り

世界遺産にも登録されています。

 

島内での自動車の通行は禁止されているため

バスやタクシーなどの公共交通機関がなく

移動は観光客向けの乗り合い電気自動車か

徒歩に限られます。

 

 

急な坂の多い島ですので

徒歩はきついものがあります。

 

しかし

私の旅の基本は自分の足で歩き

街の匂いを感じ取ること

鼓浪嶼島も全て徒歩で廻りました。

 

 

次に訪れたのは

厦門島の海辺にある『胡里山砲台』

 

 

イギリスとのアヘン戦争が始まった

1840(清の道光20)年に清朝が築いたものですが

イギリス軍の砲撃により壊滅的な状態になりました。

 

 

台湾海峡に面し

沖合2㎞には

台湾が領有する金門島があることから

軍事的な要衝として1990年代半ばまでは

人民解放軍の管轄下にありましたが

現在は一般に開放され内部の見学もできます。

 

 

現在のものは

1891(光緒17)年に再建が始まり

5年後の1896(光緒22)年に完成したもので

司令官の部屋や兵士に宿舎の内部などを

見学することが出来ます。

 

 

厦門には欧風の歴史的建造物だけではなく

1000年以上の歴史を持つ名刹もあります。

 

唐代に開山されたと言われる『南普陀寺』

敷地面積は3万㎡以上あり

天王殿、大雄宝殿などの建物が有りますが

度重なる破壊に遭い再建を繰り返しています。

 

 

こちらの大悲殿も

1930年に再建された

八角形三層の屋根が特徴的な建物で

釘は一本も使われていません。

 

 

境内の裏手には

標高150mの『五老峰』が聳え

参詣者の多くがその頂上を目指します。

 

 

高い処は得意ではありませんが

折角来たのですから私も頂上へ。

 

30分ほど掛けて登り切ると

眼下には南普陀寺の全貌を望め

来て良かったなと思った次第です。

 

 

厦門は美食の街

海産物を中心とするB級グルメが溢れています。

 

中でも厦門にしかないものが『沙茶麺』

魚介類をベースにした沙茶醤を使った汁そばです。

 

沙茶麺を出す店は市内に何軒もありますが

市民に一番人気は

厦門大学近くにある『芋包嫂』

 

 

開放的な雰囲気の店内

ランチタイムが過ぎても満席状態です。

 

 

こちらが噂の沙茶麺

好きなものをトッピングできますので

牡蠣と雲呑をチョイス

・・・中央には大量の卸しニンニクが。

 

 

麺は中太のストレート

沙茶醤のスープは胡麻とピーナツの香りがします。

 

かなり辛めのスープが

中太麺に絡み超美味

担々麵とは全く違った味わいです。

 

 

前述した鼓浪嶼島の『藍氏钟楼』でも

美味しい料理を頂きました。

 

 

『海蛎煎』~牡蠣のオムレツ

対岸の台湾にも似た料理がありますが

ちょっと違います。

 

 

小ぶりですがミルキーな牡蠣が

ごろごろ入っています。

 

しっかりとした塩味ですが

ケチャップを加えると

さらに美味しくなります。

 

 

ちょっと変わったものも頂きました

『閩南五香巻』。

 

豚肉と生姜を湯葉で巻き揚げたもの

チリソースをつけて頂きます。

 

カリカリの湯葉に

生姜と八角が効いた豚肉

油っこさは全くありません

・・・これは絶品です。

 

 

中心部で見つけた

『Old Town White Coffee』

 

マレーシアのイポ発祥の店で

日本では全く無名ですが

東南アジアや中国に230店以上ある人気店です。

 

 

頂いたのは『干咖哩河粉』

イポ風カレー味の汁なし河粉(米粉の平打ち麺)。

 

バクテー(肉骨茶)を目指していたのですが

メニューブックに『干咖哩河粉』

河粉好きにはこのメニューは魅力的過ぎます

迷わずに予定変更で発注。

 

 

温かく緩めのカレールーは

スパイスが効きかなり辛め。

 

モチモチの河粉によく絡み

悶絶の美味しさです。

 

 

厦門には

集美学村、華僑博物院など

まだまだご紹介したいところがありますが

長くなりますので今日はここまでにしておきます。

 

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次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、ロシア・サンクトペテルブルク市です。