スピンオフ編~中国厦門(アモイ)市・世界遺産に登録されている『鼓浪嶼(コロンス)島の洋館群』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、中国厦門(アモイ)市の『鼓浪嶼(コロンス)島の洋館群』をテーマにします。

 

 

厦門は都市部人口167万人

福建省第2の都市

高層ビルが立ち並ぶ大都会です。

 

 

しかし

この都市には

中国の近代史を語る上で

重要な役割を果たした

一面もあります。

→詳細はこちらを

 

その遍歴を見られるのが

世界遺産にも登録されている

鼓浪嶼(コロンス)島。

 

厦門市中心部の沖合500mに浮かぶ

面積約1.8㎢の小さな島ですが

往時を偲ぶ洋館群を見ることができます。

 

 

鼓浪嶼島へは

市中心部の北4㎞にある

『東渡郵輪埠頭』から

フェリーで渡ります。

 

 

市の中心部にもフェリー埠頭がありますが

早朝から夕刻までは

厦門市民専用で

観光客は利用できません。

 

 

フェリーは

美しいフォルムの『海滄大橋』を背にして

ゆっくりと進みます。

 

 

所要時間約30分で

島の西側にある

『内厝澳埠頭』に到着します。

 

 

フェリー埠頭から

洋館群が多く集まる島の西側までは

約1㎞ですが

起伏のある曲がりくねった道のため

徒歩で30分ほど掛かります。

 

通りすがりにも

一般開放はされていませんが

素敵な洋館がいくつかあります。

 

こちらは

『英国倫敦差会教士宅』

英国のキリスト教宣教師の邸宅です。

 

 

リスボンの下町を彷彿させる

島の中心部の広場は

観光客で溢れかえっています。

 

 

広場から徒歩2~3分の処に

『日本領事館址』があります。

 

1875年に建てられたもので

現段階では

一般開放されていませんが

工事をしていたので

近い将来は公開されるかもしれません。

 

 

日本領事館址に隣接するのが

『日本警察署と宿舎址』

1915年建造です。

 

 

日本領事館址のとなりには

『スペイン領事館址』が。

 

現在は

『盤古博物館~會族民俗館』となっていますが

実際にはお土産屋

ちょっと興醒めです。

 

 

スペイン領事館址の斜め前には

『UNION CHURCH』が。

 

現在でも教会としての機能を果たしており

結婚記念写真撮影の場として

人気があります。

 

 

こちらは

『英国領事館址』。

 

現在は

『鼓浪嶼歴史文化陳列館』として

一般開放され

鼓浪嶼島と厦門の歴史に関する

写真や品物が展されています。

 

 

『商刅厦門電話股份有限公司址』

電話会社の本社址で

現在は郵便局になっています。

 

 

『閩南経教書局址』

キリスト教関係の出版社址で

現在はカフェ&お土産屋。

 

 

島の中心部から

500mほど北西に行くと

『八卦楼』があります。

 

 

日本に占領された台湾から移住した林氏が

1907年に建てたもので

赤いドームの屋根が印象的な

鼓浪嶼を代表する洋館です。

 

 

八卦楼1階には

『風琴博物館』があります。

 

世界でも珍しい

オルガンの博物館。

 

貴重なオルガンやパイプオルガンが

数多く展示されています。

 

 

八卦楼の少し先には

『汇丰銀行公館旧址』が。

 

1876年に英国のElles&Co.が建てたものですが

1930年ごろに香港上海滙豐銀行が

厦門支店長の公館として

買い取りました。

 

 

現在はカフェになっていて

クラシックな部屋で

優雅にコーヒーを飲んだり・・・

 

 

コリドーで

厦門の街を眺めながら

ティータイムを楽しめます。

 

 

島内には

現在も生活が営まれている

観光施設でない洋館も

たくさん存在します。

 

 

小さな島ですが

その全貌を知ろうとすれば

1か月は必要なのではと思います。

 

来年また訪れる予定です。

 

次回は、明日7月9日(火)に番外編。台湾基隆市の食堂『簡家蚵仔煎』をテーマにします。