【マイPC】密かに作ったハイエンド・ゲーミングPC | ロキブロ

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■ついに完成した最先端マシン(コスパ重視型)

 

密かに製作していたロキブロの「ゲーム専用機」となるハイエンドマシン(PC)が本日、ようやく完成し、無事起動することができました(;´∀`)

 

 

※マイクラ 影MOD 「SEUS v.11」 で動作テスト

 

 

これで制作動画や、配信のクオリティを最上級にまで引き上げることができそうです。

 

※今後は60fps固定、フルHDサイズでの収録&配信が可能になります!!

 

先日の購入ガイドに引き続き、今回は実際にワタシのPCをネタにゲーミングPCについてイロイロと好き勝手にご紹介していきたいと思います。

 

※購入を考えている友人へ向けての企画の続きでもありますm(_ _)m

 

 

 

■主要構成パーツ

 

まずは機体構成の大まかなご紹介。

 

カスタムベース:GALLERIA ZG

 

 

・CPU Intel Core i7-6700K

・メモリ 32GB (Samsung DDR4 PC4-17000 8GB)

・水冷式CPUクーラー (Asetek 550LC CPU Liquid Cooling System)

・SSD SAMSUNG MZVPV512HDGL-00000(M.2 2280NVMe512G)

・HDD SEAGATE ST3000DM001(SATA3 3TB 7200rpm 64MB)

・GPU GeForce GTX1080 (Palit NEB1080015P2-1040J)

・マザボ ASRock Z170 Pro4S(Z170 1151 DDR4 ATX)

・電源 Enhance EPS-1780GA1 Rev2 (800W,Gold,w/JP cord)

・ファン 全箇所静音タイプ (前1 / 後1(水冷ラジエーター) / 上部2 / サイド 1)

・ケース GALLERIA KTケース タワー

 

 

色付けたパーツは、これからBTO(GALLERIA購入)で「実際にどこのベンダー製品が積まれてくるんだろう?」と目下ネットで検索中の方のご参考になればと思います。

 

※少なくともマザボはバックパネルのUSB3.0が6個という表記上、完全一致しているASRockのZ170Pro4Sが積まれてくる確率が非常に高いと思います。(保証はしません)

 

 

 

■中身の詳細など

 

今回は妥協なしのモンスターマシンを作りたいというテーマの下、今現在考えられる最高スペックを目指しつつコスパも重視してみました。

 

ベースはGALLERIAシリーズのGTX1080搭載モデル、同シリーズ中の事実上フラッグシップ・モデルとなるZGとなっております。

 

 

 

 

今回のPC構築における最大のポイントが「GeForce GTX1080」を搭載させた"現行存在するすべてのPCゲームにヌルサク対応できる怪物マシン"を作ることでした。

 

さらに、コスパも重視しつつも、"妥協しない"というテーマのために、水冷クーラーや最近、神スピードと噂のM.2という新世代SSDを積み込んでみました。

 

 

※Palit NEB1080015P2-1040J(GTX1080 8G GD5X 1D1H3P)

 

 

GTXは国内ではドスパラが独占販売していることで有名な「Palit」のGTX1080(Super Jet Stream)となっております。

 

※確実性はありませんが、けっこう(Palit製)載せてくれるみたいです。

 

 

 

○メモ:Palitって?

 

Palitは日本やゲーミング業界では馴染みの深いASUSやMSIと同じ台湾のグラボメーカー。

 

ゲーミングPCを触っている方々なら誰でも知っているメーカーのひとつではありますが、それでもまだ馴染みがない方も多いのが現状だと思います。

 

そんな聞きなれない方も多いPalitですが、実は全世界トップシェアブランドのひとつで、世界の市場では新製品が販売されるとすぐに売り切れてしまうほどのアイドルメーカーのひとつでもあります。

 

日本人は割りと有名メーカーほど信頼と安心を持って製品を購入しますが、知名度が低いメーカーなどに対しては"怪しさ"が先行してしまい、「安かろう / 悪かろう」の購買精神が発動してしまいます。

 

その結果、Palit製のグラボは国内では独占して販売をおこなっているドスパラさん以外の店舗ではあまり見かけることがありません(^_^;)

 

GTXシリーズの製作元であるNvidia社とは公式パートナーとして自社工場まで持っているようなメーカーだったりします。

 

※コスパに優れるのはこのためで「安かろう悪かろう」には該当しない。(決して粗悪品メーカーではないという安心感がここにある。)

 

通常のFounder EditionのGTXと異なる性能としては、通常のGTX1080よりもクロック数が若干値高く設定されているオーバークロックモデルで、まず目につくのがその大ぶりなデザインで。

 

中でも「10cm-10cm」の2連ファンが装備されている点に目がいきます。

 

 

※実際の製品写真

 

 

メーカーの言うことなのであくまで参考程度ではありますが、単純にファンが2つになることで、排熱効率が倍…とのこと。

 

また、GPUが50℃以下の場合は静音性を確保するためサイレントモードで駆動し、50℃以上になると自動でWファンが駆動開始するという省エネシステムを搭載しております。

 

 

 

 

2連ファンとともに目立つ装備が大きなヒートシンクで、これによりグラフィックカード全体に厚みがあり、だいぶ大ぶりなカードといった印象です。

 

その半面、実は性能だけでなく、Palitのロゴがグラデーション発光するというゲーミングらしいスタイリッシュさも兼ね備えてます。

 

※グラフィックス温度によって色が変わるそうです。

 

詳細はメーカーのページで詳しく紹介されています。

 

 

※水冷クーラー&追加の上部静音ファン部

 

 

続いて、こちらが水冷クーラー。

 

水冷の冷却システムはCPUの排熱効率も高く、とにかく静か…(;・∀・)

 

ご覧の通り、巨大なラジエーターが背面パネル部にピッタリと設置されますので、かなり効率的にCPU熱をケース外に排熱することができます。

 

最近の水冷式クーラーはメンテナンスフリーといっても過言ではないほど…、メンテフリーなので、現状ではすごくオススメなカスタマイズです。

 

 

※ケース上部:2連大口径静音ファンでさらなる排熱効率UPを図る

 

 

なお、ケース上部は通常1つのファンが搭載されておりますが、KTケース前側のファンは追加で搭載させたカスタム部品となります。

 

※GALLERIAはデフォルトだと上部ファンは1個(後ろ側)しかつきません。

 

KTケースってけっこうメモリの右側(ケース内部の右上部分)に熱がこもるという話も聞いていたので、コレの対策も兼ねてます。

 

※そもそもKTケースのエアフローが上部に抜けるようになっているので、上部をWファン構成にすることで排熱効率が格段にUPします。

 

冷却性能を追求されるような方のカスタマイズの一例として、ご参考になれば幸いです。

 

 

※サイドケースを開けたところ

 

 

こうしてみると、Palit製の大型のヒートシンクが備えられたGTX1080の分厚さが分かりやすいと思います(*‘ω‘ *)

 

HDDやSSDのマウント部も、クーラーマスターのような構造になっているので、KTケースは今後のカスタム性にも配慮されていて非常に使いやすいケースではないかと思います。

 

 

 

 

このマザーボード(ASRockのZ170 Pro4S)は、次世代SSDのM.2がグラボが入っているPCIeレーンのすぐ下(画像ピンク枠)に備えられているため、Palitのような大振りなカードが入ると完全に覆いかぶさって見えなくなってしまいます(^_^;)

 

 

さて、ここで不安に思う点がひとつ。

 

M.2はそのスピードこそ神と名高い次世代ストレージとなっておりますが、一緒によく聞くのが「高熱問題」ではないかと思います。

 

つまり、話だけまとめると"ただでさえ熱を帯びやすいM.2がGTXの裏に潜り込んでさらに熱がこもりやすい状態になる"のではないか…。

 

そんな危険な場所にOSの入った高価なM.2挿してて大丈夫なのか!?

 

という懸念要素。

 

 

 

 

せっかくのM.2がぶっ壊れるんじゃないか、寿命を縮めてしまうのではないか…と懸念してしまう方も多いと思います。

 

実は、ワタシもそれが不安で購入計画中に検索しまくってました(笑)

 

本件について詳しく書かれているコラムも見つけることができず。

 

正直、人柱覚悟で購入、構成してみたところもあります。

 

結果は、全くもって不要な心配であったことがわかりました。

 

 

※検討中の方はご安心ください。

 

 

よく考えてみれば、M.2の熱問題はちょっとネットで大げさに騒ぎ過ぎな気もしています…(^_^;)

 

 

※マイクラの影MOD SEUS(V.11)ULTRA中の温度です(35℃)

 

 

コレ、けっこう落とし穴があって。

 

ネット上の情報について、殆どがCrystalDiscMarkによる高負荷テストで高熱になる!と、揃いも揃って同じ内容を実践して叫んでいることに注意してください。

 

つまり、みんなで高熱になることが分かっている同じテスト(CrystalDiscMark)をしているだけで。

 

肝心なのは通常運用時、つまりゲームプレイ時や、その他の熱問題って、実はあんまり発生(発熱・熱暴走)していないという情報が極端に出てないのです(;´∀`)

 

※高負荷テスト以外の使用でそんなに高熱になったことは今のところ確認できてません。

 

 

※サイドケースしめたところ(下部にファン増設例)

 

 

とはいえ、一応、上述したようにワタシも実働前の構成計画において、M.2の高温問題は不安要素として認知していた部分ではありましたので。

 

原始的かつ短絡的な対策(笑)として、ワタシの環境ではサイドケースの下部にもう一つ静音ファンを装備させています。

 

すると、上画像をご覧のとおり、ちょうどGTXの目の前にもファンが来る感じにできます。

 

実際、これがM.2に対して何かプラス効果が発生しているのかどうかはわからんのですが、どうしてもケース内の熱やM.2への熱の影響が気になる!という方は、ご参考までに。

 

他にも、M.2の運用に不安がある方はZ170のマザボを別のものに換装してしまうと良いかと思います(*‘ω‘ *)

 

実際、ASUSのUSB3.1(type-C) を搭載しているような優秀なマザボも、一万ちょっと出せば買えますし、ちゃんと考えられているのか、M.2のスロットが完全に隔離されているチップセット構造で製造しているメーカー品も多いので、これらに換装してしまうことで、M.2の熱問題はオールコレクトではないでしょうか。

 

以上がPCの構成に関するポイントとなります。

 

若干、排熱にこだわり過ぎた冷え冷えPCが出来た気もしますが、ワタシの場合は動画編集、ゲーム起動、配信、音楽制作…と、そこそこハードなPCの使い方をしてますので、過保護になりすぎな部分があります…(^_^;)

 

 

 

■ゲーミング・モニター(ココけっこう重要)

 

続いて、先日の購入ガイドで語れなかったけっこう重要な部分。

 

実はPCゲームにおいて、一度体験してしまうと抜け出せないとまで言われている最先端テクノロジーがあります。

 

 

※BenQ XL2411Z(DP) 24インチワイド (タバコはサイズ比較用)

 

 

今回、コスパで調整しきれなかった唯一のアイテムがモニターでしたorz

 

デスクトップ型のPCを購入する際に一番値が張るのがGPU、CPU、そして個人的には地味に金を持っていかれちゃうのが高リフレッシュレート対応型のゲーミング・モニターだと思ってます(^_^;)

 

最強のゲーミング環境を作り出すうえで非常に重要になってくるアイテムがこのモニターで、「リフレッシュレート」を妥協せず製品を選ぶと、そこそこの価格帯の製品ばかりになってしまいます。

 

※高リフレッシュレートタイプはだいたいPC代金+3万円前後の出費をモニターに割く必要があります…orz

 

 

 

 

さてさて、昨今、何かとデバイスにひっついてくる映像規格のアイドルが「HDMI」です。

 

これだけあちこちで使用されているからには、現行の映像通信規格の最強がHDMIだと思ってしまいがちですが。

 

実はPCゲーム界におけるHDMIはけっこう役不足な通信規格でして、ゲーミングのポテンシャルをフルに発揮してくれるのは「DVI-D」「DisplayPort」という映像通信規格と言われています。

 

 

※TheDivision

 

 

こちら、Divisionのビデオ設定画面です。

 

PCゲームのグラフィック設定、ビデオ設定にはよくこの「リフレッシュレート」という項目があるのですが。

 

通常のPC用モニターをお使いの方や、PCのビデオカードとモニターをHDMIで接続されている方は、十中八九ここが固定で「60.0Hz」になっていると思います。

 

このリフレッシュレートという概念。

 

あまり難しい話にならんよ噛み砕いてまとめると、"モニタ側の表示可能なFPS(フレームレート)上限値"だと理解してください。

 

つまり、マイクラやFPSのようなアクションゲームで「300FPS出た!!」と喜んでいても、実はモニター側が60Hzである本末転倒なパターンが多いのです。

 

※FPSが300でもモニタが60Hzだと、要するにプレイヤーの目には「60fps」でプレイしている状態で表示されています。

 

ちなみに、HDMIは規格自体の最高60Hzまでしかモニターに渡せません。

 

※DVI-DとDisplayPortはその限りではない。

 

PC側をどんなに高性能で高FPSが出せるように作り込んでも、モニターがショボいとなんの恩恵も得られていないようなモノなのですね…( ;∀;)

 

 

※せっかくMAX設定でヌルヌル動かせても…

 

 

Divisionのような最先端映像美ゲームも、GTX1080ならMAX設定で平均90~100オーバーもの高いFPSでのプレイを維持できます。

 

ですが、その素晴らしい性能を実際に自身の目で見て体験するためには、最低でもリフレッシュレート120Hzに対応したモニターを用意しなければ全く意味がないのです。

 

つまり。

 

このポテンシャルを発揮させるため、さすがにコスパ重視…というテーマを乗り越えて、「120Hz~144Hz対応のモニタ」を用意すると幸せになれます。

 

※実際に144Hz環境でゲームをプレイしていると、以降60fps映像ですら"モッサリに見えてしまう病気になる"ので、手をだす場合は覚悟と勇気が必要です( ;∀;)

 

 

 

 

■PC購入のポイント

 

ゲーミングPCはBTO経由で入手される方が一番多いと思います。

 

こだわりたいポイントが先に立ちますが。

 

実際に製品購入ページなどで計算をしていると、大体、悩むポイントが「どこを妥協するか」といった具合。

 

ただ、妥協するポイントを間違えて購入してしまうと、高確率で半年後には後悔することになってしまいがちな世界でもありますから、ここが一番怖いんですよね…orz

 

個人的に分析した感じだと、コスパとセール内容(無料アップグレードなどのサービス面)で一番抜かりがないなぁ…と感じたのはやはり「ドスパラ」のGALLERIAシリーズでした。

 

そして、次に意外とカスタム次第でコスパが優秀と感じたのは…。

 

 

http://www.excomputer.jp/

 

 

G-GEARシリーズで有名な「ex.COMPUTER」さんでしょうか。

 

なにげに2015年時点で4年連続ゲーミングPCの最優秀賞を受賞していたのがこちらのG-GEARシリーズなのだそうです。

 

 

※会社によってはベンダー製のカスタムパーツに変更可能

 

 

また、G-GEARの購入ページではドスパラやマウスでは表記されていない「マザボのベンダー名」が表記されていいたり、カスタムでベンダー製のグラボ(MSI製)が選択可能になってたりしました。(全製品かは未確認ですが)

 

さらに、CPUのアップグレード費用も+3000円程度でやっていたり、なかなか良心的な内容も見て取れます。

 

※個人的にはけっこうな出血サービス内容だと思います。

 

あとは信頼とアフターサービスの質で考えると、NEXTGEARシリーズでおなじみのマウスコンピュータさん。

 

※上述したのはあくまでも現時点でワタシ個人が感じた各BTOメーカーさんに対する印象です。

 

気をつけたいのは、先ほどの「ゲーミングモニター」などの追加料金を考えたとき、PC購入費用+モニター代でリフレッシュレートにこだわらないのであれば「15000円」程度。

 

リフレッシュレートが120Hz以上のモノを…とこだわりたい方は、「30000円前後」を加味したうえの購入計画を立ててみてください(*‘ω‘ *)

 

ということで、今回は実際のゲーミングPCとモニターにフォーカスしての記事でした。

 

次回は"ゲーミングチェア"などのゲーミング環境について詳しく書いてみようかなと思います。

 

 

 

 

おしまい