■はじめてのゲーミングPC
過去数回類似のエントリを挙げてまいりましたが、今回はもう少し突っ込んだ内容をマニアにまとめて逝きたいと思います。
※実際に購入する予定のあるPC初心者の方がちょっとでも有益な知識を持って購入計画を立てられるよう書いてます。
※はじめてだからこそ全くワカラン世界
最近、リアルに友人のゲーミングPC購入についての相談もありまして、彼のようにそもそもPCゲーに入ってはみたいけど、全く分からねえ…(´・ω・`)
何を買えばいいの?
どこで買えばいいの?
ノート?デスク?
そもそもいくらかかるの?
何を基準に選べばいいの?
そんな人たちの気持ちもよく分かってきました。
ということで、今回はそんな友人へ向け、より具体的な製品も挙げながら、製品選びの際に気をつけたいこと、最低限の知識などを添えて考えていきます。
■はじめてなら断然BTOがオススメ
ゲーミングPCを購入するにあたって一番最初にすることは、数ある「BTOメーカー」のサイトへ足を運ぶこと。
※ハマる人はここを色々眺めているだけで知識を蓄えてしまいます。
個人的にオススメしたいのは、無難にドスパラとマウスコンピューター(G-tune)でしょうか。
※店舗も存在するBTO界の2強
ワタシの住む福岡の博多駅すぐそばにも実際に店舗を構えているのがマウスコンピューターとドスパラ。
お店まで喧嘩するように同じブロック内にあるとか…(笑)
他にも、見た目がオトナな感じで逝きたいなら、パソコン工房のLEVEL∞シリーズもかっこよくて人気があります。
※ロキブロ動画メンバーのサモさんが↑コレ(LEVEL∞)
【オススメBTOメーカーリンク】
●ドスパラ→http://www.dospara.co.jp/5gamepc/
購入から発送までが最速、GALLERIAシリーズはあまりにも有名。
売上げ日本一のBTOメーカーです。
●マウスコンピュータ(G-tune)→http://www.g-tune.jp/
ゲーミングブランドG-tuneのNEXTGEARシリーズで有名なBTOメーカー。
ドスパラに迫る勢いとコスパを実現している。
●パソコン工房→https://www.pc-koubou.jp/
iiyamaブランドの「LEVEL∞」シリーズで人気な有名BTOメーカー。
前2社と一緒に名が挙がることも多く、昨今のゲーミングへの熱の入り方も好印象。
BTOというのは、カンタンに言うと「予めメーカーが作ったPC構成を元に、ニーズに合った製品を(カスタムにも応じて)販売してくれるPC屋さん」だと思ってください。
組立てからパーツの選別まで全て自身でおこなわなければならない"自作PC"と大きく違うのは、上述の通り「メーカー側がカスタマイズ内容も含めた構成を組立ててくれたうえで販売」しているという点です。
※組立てキット(自作PCセット)を販売している店も多い。
自作PCは全パーツ構成を自身で考え、揃える(購入する)必要があり。
実際に組み立て~OS(Windows)インストール…と、全ての工程を自身でおこなう最低限の知識と経験、手先の器用さが求められてきます。
ですから、初心者の方には自信を持ってオススメすることが難しいのも事実。
例外として、事前によく勉強して…ですとか、近所のPCの自作応援をしてくれるようなショップに足を運んだり、そばにマニアな兄貴がいるとか。
そういった恵まれた環境をお持ちの方。
または、どうしても自分でやってみたい!という勉強家、興味が有りすぎてチャレンジしたくてしょうがない、失敗も勉強代として許容できるような強い精神とお財布破滅へのカウントダウン耐性のある方。
トコトンまでのガジェ好きヲタな方にはある意味オススメできる手段かも知れません(^_^;)
※実際、自作という手段を選べば、かなりのPC知識が身に付くと思います。
※決められたパーツから構成をカスタム可能なBTO例
とはいえ、BTOの流れとしてはそのままPCを購入するだけなので、これらの知識が身についていない初心者でもカスタマイズページに設けられたガイドを見ながら学び、選択する購入スタイルが魅力です。
安心してプロが組み上げ動作の約束されたゲーミングPCを入手することが可能なのですね(*‘ω‘ *)
※特に「このゲームがしたい」といったある程度の目的があるだけで、製品も選びやすく、ニーズに合った製品を販売してくれています。
※ゲーム推奨PCもたくさん揃ってたりする。
また、現在(2016/09/23時点)は必ずしも自作の方がコスパが良いとは言えない部分もありますので。
特に初心者、はじめてのゲーミングPC・デビューという方は、ヘタに店舗の良さげな謳い文句で販売されているPC実機に手を出すよりは、本来の目的である「PCゲーム」にフォーカスして構成された高性能ゲーミングPCを入手する。
というテーマを絶対的にクリアしているBTO経由でのPC購入。
こちらがオススメするに値する手段と言えます。
■ノートorデスク論争もそろそろナンセンス
次に、延々と議論されている「ノートorデスク」のテーマですが。
巷でよく聞く「ゲーミングノートなんかやめておけ」といった極論で終了させるようなハナシにはあまりしたくないトコロ。
※ノートなんか辞めておけ!というよりは「よほどの理由が無いのであれば、可能な限りデスク型をオススメします」といった物腰の柔らかい意見には賛同します。(と言えるような風潮が実際に出てきました※詳しくは後述)
ノートはパーツの小型化や排気(冷却性能)などの面でスペースが確保できない分、たしかにデスク環境と比較するとコスパに加え、モノ自体が繊細すぎる部分が多いPCというのは事実であり。
物理的にパーツがオールインワンとなっている手前、どこか一箇所がぶっ壊れるとまるごと修理に出す…という状態に。
(とはいえ、自力の修理能力がないデスクユーザーも故障時は大体こうなる。)
少なくとも、性能&コスパの差で考えても"今のところノートは総じてデスクに劣ってしまう"という印象が拭えない意見に共感せざるを得ない部分もあります。
では、ノートとデスクでは実際にどれほど性能が違ってくるのか?
※↑のような書き方をしているページは非常に多いのですが、実際のソースを示してくれているサイトが意外と少ないです。(製品のネガキャンにもなってしまうからかも知れません)
今回はPC初心者の方にもフォーカスしておりますので、ひとまず難しいことは抜きにして。
単純に以下のデータをご覧いただければノートが下に見られてしまう傾向にあるのも目に見えてお分かりいただけるかと存じます。
※左:ノート / 右:デスク Byマウスコンピュータ
よくゲーミング界では「ベンチマークテスト(スコア)」などといった数値化された性能比較をすることがあります。
※ベンチマーク:同類物の差が分かるように数値化した性能テストなどを指します。
デスクの方が圧倒的に数値が高く、その差、3倍、4倍のモノも多数確認できます。
ここではまだ難しいハナシはしませんが、やはりゲーミング性能の決め手となるCPUやマザーボード、そして「グラフィックボード」の性能が大きく影響を与えている部分と言えます。
それでいて、コスパも総じてデスク勢に軍配が上がっているのも事実。
例えば。
こちらは先ほどのベンチマークテスト結果グラフでノート最強のスコアを出していたGeForce GTX980MのSLI構成のゲーミングノート。
価格は34万円という高級品です。
これに対して。
同社(マウスコンピュータ)G-tune製品の中では最小コンパクトで知られる、LITTLEGEARシリーズには最新のGTX1080が搭載されていて17万円。
※144Hz対応のモニターを追加で購入したと想定しても、実質17万円にプラス3~4万円で、25万以下で揃うって感じです。
なお、どちらも同じCPU(Core i7-6700)を搭載していますが、GTX1080を搭載可能なLITTLEGEAR(コンパクトデスク)の方が総じて高い性能をはじき出せるというのは明白です。
※ASUSTeK Intel Z170I PRO GAMING 【ITX】
少し難しいハナシになりますが、LITTLEGEARの標準チップセット(H110)も、現行ゲーミング環境に最良と言われるZ170のITX規格タイプ(↑のようなチップセット)に換装し、CPUをカスタマイズでCore i7-6700Kとしておけば、ハイエンドマシンのようにオーバークロックも可能となり、メモリも64GBまで増強することが可能になります。(ノートではほぼ不可能なこと)
スコアと価格だけでもこれほどの差が付いてしまっており、その後のカスタム性の高さなどを加味すると、やはりゲーミングノートが一部で非難されてしまうのには、それなりの理由があるというコトで。
見方を変えると、「悪いことは言わないからノートはやめておけ」っていう意見は、同じ失敗をしないようにという、失敗者たちからの貴重な助言とも言えるのかも知れません(^_^;)
■ノートが化ける可能性はある
結局ノートに対する否定的な内容になってしまいましたが。
だからデスク一択だぞ!というワケでもありません。
もし、どうしてもノート型でなければならない。
多少高額になってもオレはノートだ!
ノートだからカッコいいんじゃないか!
という個々の事情やコダワリがある場合。
可能な限り「usb3.1 type-c」という規格の通信機能(USBポート)を搭載した製品を選んでみてください。
↑ココ、これからのゲーミングノート勢には重要視していただいたいポイントです。
※ノートなので、価格(コスト)はある程度見ておく必要はあります。
逆に言えば、これからゲーミングノートを購入しようとお考えの方こそ、時期的にここを狙って製品を選べるという特権があります。
usb3.1 type-cってのは、最近あちこちで採用される傾向になってきた通信規格です。
すでにゲーミングノートをお持ちの方々も、自身のマシンにこの機能が搭載されていない…という悔しい思いをしている背景があります。(ワタシもその一人だw)
※「ゲーミングノートなんて…」などという暗黒時代を解消してくれる可能性を秘めています。
※外付けGPUシステム(写真はRazer製品)
usb3.1 type-cは過去類を見ない現代最速の通信を可能とした新規格です。
通常のUSB(2.0)と比較して、現代の主流となっているUSB3.0(青いUSBポートのヤツです)はその10倍ほどの通信速度を実現し、瞬く間に広まったワケなのですが。
usb3.1 type-cは、従来比10倍と言われる3.0の2倍の速度と言われています。
さらに、電気の供給能力も3.0が4.5W程度となっているのに対して、約22倍の100Wほどを記録しています。
※左:USB 3.1 type-c / 右:USB3.0
形状もiPhoneなどに利用されているLightningケーブルのように、上下左右の区別がなく。
どの向きからでもコネクタに接続できるという利点も兼ね備えていますし、あらゆる機器との通信規格にもなるというマルチさで今後のコネクタ業界の主導を握る存在になることは想像に難くありません。
※キーボード、マウス、ヘッドホン、ディスプレイなど…全てに対応できるということ。
※たぶんスマホとかもコレ(小型タイプ)になっていくんじゃないかなって思ってます。
最近、販売されているノート、デスク共にこの通信規格(usb3.1 type-c)を搭載したモデルが続々と登場しています。
※抜粋:MSi GS40 6QE PHANTOM のスペック表
この通信規格がノートの弱点と言われていたGPU(グラボ)の性能を飛躍的にアップしてくれる立役者になってくると言われています。
当時はあまり見向きされなかったノートPCのへの外部入力式GPUユニットというシステムも、usb3.1 type-cが登場したことで開発が加速し、実現しはじめております。
デスクに搭載しているのと同様のGPUをノートPCへ搭載させる仕組み、システムを搭載したモデルも各ベンダーより多数リリースされています。
※独自の外部ドッキングスタイルを開発したMSI
ノート用に小型化されマザボに埋め込まれたGPUで駆動させるスタイルとはまるで違ったカタチになるということですね。
なお、こういうのに対して「繋げないとダメなら結局ノートの意味がない」などといった具合で、どうしても否定(したい)的な意見が噴出しますが。
むしろノート型をセレクトする人ってのは、出先でもゲームしたいという目的を置いて購入しているワケではないと思われます。
あくまでもノートとしての用途も可能な点にフォーカスしているので、そういった意味でGPUの外付けシステムは。
自宅でゲームをする際には外付けGPUのユニットと接続することで、一見薄型の非力なノート型PCにデスク型に迫る性能を持たせることが可能になり。
ゲーム時と通常利用時との使い分けがより明確に、そして本来のノートが持つスマートさに拍車がかかるという点において、よりノート勢が求めていたスタイルを叶えてくれるアイテムになることでしょう。
※GS30 2M Shadow
普段は薄型でコンパクトな本来のノートのカタチで使える。
スタバでリンゴマークを光らせてドヤる列に、ドラゴンやエイリアンのエンブレムが光る時代が到来してきました。
ゲーミングノートは重量やサイズに対して、モバイルとしての扱いづらさを指摘されることが多かったですから、ある意味ではようやくこの時代がやってきた感じがします。
※個人的にはかなり興味のあるジャンルです(^_^;)
現時点では販売が意欲的ではなかったり、入手が困難な状況もあるようで、そういった面でも"今はまだデスクが優勢"といった印象です。
夢のある構成ではありますが、以上のマイナス点を加味したうえ、ロキブロ的にも今はまだ「デスク型」をオススメしたいといった具合です。
■DirectX12
現行のPCゲームは最新で「DirectX11」とういAPIセットで制作されていますが、今後に控えているDirectX12がイロイロとヤバイことになるのではないかというハナシが出回っています。
※正式な発表という意味で
コレ、下手したらこの記事の中でも最も注目したい点でもあるのですが、そもそもPCのに詳しくない友人に向けてますので、雑に解説しますと。
DirectX12では「Split frame rendering(SFR)」という機能により、異なるGPU同士でグラフィック性能を高めることができるようになるそうです。
GPUについての解説は後述しますが。
こいつが完成し、こいつでゲームが制作される時代が来ると、デスクだけでなく、ノート勢の方々もかなりパフォーマンスが変わってくるのかな?
と思われます。
■CPUとGPUに妥協しないこと
ゲーミングで重要となる最大のポイントとなるパーツは、上述したように「GPU(グラフィックボード)」そしてもう一つ大切なのが「CPU」です。
※購入する製品を選んでいくうえで、ここだけは妥協しないで逝くと良いです。
まず、第一に考えなければならないのがグラボ性能。
実際に多くのBTOメーカーが搭載グラボを目安に多数のモデルを構成、販売しております。
※GTX○○○搭載モデル…などといった具合。
※Nvidia GeForce GTX1080 Founder Edition
なお、グラボ界における現行(2016/09/23時点)のぶっ壊れ担当大臣…というか、唯一無二のキング状態で注文が殺到中。
5月の発表以降、世界中を沸かせているのが↑コチラの「Nvidia GeForce GTX1080」という最新グラボです。
こういう最新のが出ると、各PCゲームメーカー(UBIとか)はゲームの最高画質設定をGTX1080に最適化して作ったりする背景がありますので、逆に言えばコレ一枚を積んでおけば、現在世に出ている全てのゲームが快適に動作します。<たぶん…
※「NEW」マークが付いてるのがGTX1080です
↑の表を見ると、GTX1080以外のグラボは全てSLIブリッジ構成のモノばかり。
※「SLI」をカンタンに→同じグラボを2基連結してパワーアップさせた状態を指しています。
※SLIブリッジ接続例
↑の表や図をご覧のとおり、GTX1080は単発(1基)のみでSLI構成のスコアを超えたり、迫ったりするほどの驚異的な性能を保っているということになります。
逆に捉えると、既に旧式のGTXをお持ちの方は新型がリリースされたことで値下がりした同じGTXを使ってSLI構成にすることで、最新性能を追い越すことや、現行機に迫る性能を手にすることができます。
ただし、SLI構成は単純に2倍の性能を得られるというモノではなく、電源の確保、対応マザーボード(SLIにはライセンスが必要)など、その他様々な条件や調整が必要ですので、できる限り単発運用で最高のポテンシャルを発揮できるような構成を狙っていくとよいです。
※Intel Core i7-6700K (Skylake)
次に妥協を回避しておきたいのはCPU。
GPUはその名の通り主な仕事は映像(描画)です。
CPUはトータル的な物理演算を担当するPCのコア(頭脳)となるパーツです。
やはり、ゲームにおいても重要な役割を担っており、例えばFPSであればグラボ性能やモニタの性能が良く映像を滑らかに描画できますが。
敵との距離や弾道、着弾までの時間などの計算は全てCPUが担当、依存しています。
ですから、こちらも性能を合わせておかなければ映像と実際のプレイ内容に差異が生じてしまったりする原因のひとつとなってしまう場合があります。
※FPSなどのアクション性の高いゲームにおいては勝率に影響してくる要素になりえます。
そのため、GPUの性能に合わせてそれなりの性能を持ったCPUをセレクトすることで、快適なゲーミング環境を構築する大きな要素と言えます。
現時点で最適と名高いのはIntel第6世代のスカイレクこと「Intel Core i7-6700K」となっております。
実際、各BTOメーカーのほとんどがこのCPUを搭載していたり、カスタム内容に含めておりますので、ゲーミングマシンを手にしたい方はここを妥協しないことをオススメします。
要するに、まず最初に押さえておきたいポイントは「グラボの性能や型番をチェックしたうえ、CPUにも妥協せずに購入できるPCを選ぶ」という点です。
GTX1080についてはGIGAZINEさんのコラムが非常に分かりやすいです。
参考記事:前ハイエンドTITAN Xの2倍の性能&3倍の電力効率で3割も安いという化物グラボ「GeForce GTX 1080」をNVIDIAが発表
http://gigazine.net/news/20160509-geforce-gtx-1080/
ちなみに、先程ご紹介したDirectX12では、GTX980+GTX960とか、GTX+Radeonといった異種混合でのGPU構成で描画演算ができるようになるそうです。
しかも、DirectX12環境下においては、「AMD」の方が総合的に見て高いパフォーマンスが出ているそうですから、ゲーミングPCを全盛期のように、今後「ゲーミング=AMD」みたいな構図が主流になる可能性も秘めています。
■オススメしたいゲーミングPC(デスク編)
その他、いろいろと知っておくとよい知識もありますが、そもそもナニを購入したら損しないのか。
どれが安いのか、といった部分が一番大切なポイントになると思います。
ワタシがひとつ言えることは…。
「ゲーミングPCを購入する際に妥協すると、後々泣きを見る確率が高いので、思い切りと購入計画は絶対的に必要!」
コレ、経験者(共感者)の方多いと思います(^_^;)mjd
それだけ失敗者の数が多いのも事実なのですorz
つーのも、ゲーミングPCってスペックによっては購入して半年ほどで"もっと上を狙った構成のPCを買えばよかった…"といった後悔をしてしまう方がけっこう多い世界なのです。
実際にいろいろなゲームをプレイして、PCスペックに限界を感じてしまうなんてこともありますので。
ご自身の可能な範囲で構いませんし、無理してまで上を狙う必要はありませんが。
買うからには妥協しない!
可能な限り↑こういう購入の仕方をしてほしいです。
イイのを買えば、少なくとも向こう2年、3年…、いや5年は不満を持たずに使い続けることも可能かも知れません。
※買い方の目安としてご覧ください。
■現行最強クラスの「GALLERIA ZG」
冒頭でご紹介したドスパラさんで長年販売されている人気シリーズのGALLERIA。
GALLERIAに現代最高峰と言われる「GeForce GTX1080」を搭載した、事実上のフラッグシップモデルとして登場したのがこのGALLERIA ZGです。
※実はロキブロもこのPCのカスタムマシンを導入することになりました(別件として後日、レビュー記事出します)
※GTX1080(NEW KING)のぶっ壊れがよく分かるグラフ比較
とにかくどんなゲームも、どんなソフトもヌルヌル、サクサク動かしたい。
そんな、わんぱく初心者から玄人の方まで激しくオススメしたいのがコレ。
いろいろ調べてみたけど、やっぱコレしか考えられませんでした(^_^;)
個人的にはコスパ、性能どれをとっても文句無しって感じで、価格はカスタム無しで20万前半。
カスタム&144Hzクラスのゲーミングモニターなども加えると大体25万前後(30万以内)に落ち着くと思います。
つまり。
こちらは、軍資金が25~30万近く見れるというような妥協無し、絶対失敗したくねえ!って感じの本気ユーザーさん向けとも言えます(^_^;)
実際、コレ一択でも向こう数年間はゲームの方がコイツに追っついていないと思いますので、満足度はかなり得られる製品と言えるのではないかと思います。
※むしろいきなり最先端スペックに躍り出るスペックです。
※Palit製 GeForce GTX1080 JETSTREAMシリーズ
各BTOメーカーでは一部のパーツを規格表記でしか表示しておらず、製品名を伏せているモノがあります。
※逆に製品名やベンダーを表示しているBTOメーカーもある。
そういう一部のパーツは一部のベンダー製カスタムで組まれることがあります。
GALLERIAシリーズも例外ではなく、ZGもGTX1080が↑のPalit製のJETSTREAMだった。
という方も実際にいるようです。(Wファンタイプだしアタリ感あるよね)
例えばある時期はASUS製だったけど、今月はMSIのだったとか、そういったバラつきが存在するようです。
他にもZGは標準装備として、CPUはお馴染み第6世代(Skylake)のi7-6700Kを搭載。
今や多くのゲーミングPCに標準レベルでセレクトされているGTXと相性のイイ高性能CPUです。
Z170チップセット(マザボ)ですから、MAXで64GBまで増設でき、PCI Express 3.0やレーン数などの拡張性もATX規格では最多を確保しています。
ストレージはSSDが512GBとHDDが3TB。
カスタムや期間限定販売モデルでは従来のSSDの数倍の速度とも言われているM.2を搭載。
※Samsung 950 PRO M.2(ZGには951 PRO M.2を搭載)
今、あちこちで「化物(従来比5倍)」と言われている超高速型の次世代NVMeというSSDの規格です。
コレ一枚で4万(SM951はAmazonで8~9万)ちょいのコストがかかってきますが、一部の製品には期間限定でこの規格を無料アップデートとして搭載して販売。
つまり、同じパーツ構成で自作PCとして組み上げた場合。
素直にパーツ代を加算していくと…ヘタしたらZGは30万オーバー(40万近く)の問答無用なハイエンドマシンになってしまうということです。
それがギリ20万円台に収まるのであれば…と考えるとコスパ最強という称号もうなずけます。
個人的には現時点でGTX単機構成では最強クラスのマシンと言えるのではないかと思います。
■コンパクト派ならLITTLEGEARもイイかも
せめて20万を切りたい…という方でもやはり「GTX1080は欲しい…」ていうのが本音でしょう。
ワタシもどうせならそこを死守して購入していただきたいです。
各BTOメーカーはこういったコスパ重視のモデルも多数用意していましたので、その中から個人的に気になる製品をひとつご紹介いたします。
今度はマウスコンピュータ(G-tune)さんのコンパクトタイプの厨二デザインと噂のデスクPCである「LITTLEGEAR i310PA5」です。
※現在(2016/09/23)販売されている限定品ぽい
ちょうどいまオータムセールというのをやっているみたいでして、恐らくはこの期間だけで販売しているモデルですが、なかなか素敵な構成だったのでご紹介。
G-tuneのLITTLEGEARシリーズ、個人的には数あるメーカーのコンパクトシリーズの中ではかなり独創的でカッコいいケースだと思います(笑)
ケースが小型なので必然的にマザボもITX規格になってしまいますが、なんつってもLITTLEGEARのオプションでできるアクリルサイドパネルは魅力ですよね(*‘ω‘ *)
内部的にもまず問題ないレベルのパーツをしっかり備えています。
GTX1080に加え、Skylakeのi7-6700を搭載。
※+9800円でCore i7-6700Kにグレードアップ可。
メモリは16GBを搭載し、SSDは256GBでOS起動も快適、オプションで期間限定2TBのHDDを積んでます。
基本構成がこんな感じで約17万円。
電源や光学ドライブなど、細かいパーツが気になる方はカスタマイズしてモニタなども含めたカスタムを施す感じで、恐らく20万以内~25万以下を狙っていけます。
コンパクトで性能を妥協したようにも感じられますが、この構成であれば現状、どのPCゲームをプレイしても困ることはまずないレベルで快適に遊べるでしょう(*‘ω‘ *)
これでも理想のカスタムを施すと結局先ほどのGALLERIAと同等の金額になってきますので、そういった意味で…。
GALLERIAの方が総じて高いコスパを実現している印象は拭えません。
ただ、個人的にはマウスコンピュータさんの対応がけっこう好きですので、ぜひG-tuneにも頑張っていただきたいですね(*‘ω‘ *)
最後におまけ。
こちらも有名所のBTOメーカーさんのひとつで、FRONTIERのGEシリーズ。
何と言っても、主要パーツのあちこちにASUS製品があしらわれたコラボモデルに注目です。
もちろん、新旧ユーザーともに信用度が高く、安心して購入できるBTOさんです。
マザボやグラボもASUSのコラボシリーズはコスパにも優れ、今後の拡張性を考えるとけっこう見逃せないメーカーのひとつ。
気になる方はぜひ一度眺めてみてはいかがでしょうか(*‘ω‘ *)
■語り尽くせない
こんな感じで今回の購入ガイドは終わりにしますが、やはりPC関連のハナシとなってしまうと…全然情報が出し切れていません(;´∀`)
友人にはまたLINEなどで通話してちゃんとガイドしてあげた方がイイかな…?
ってのが正直なトコロです。
PC購入も、その他のデバイスに関しても言えることではありますが。
最終的には自分自身がどれだけ対象に関心(興味)を持つかで結果も、情熱も変わってくると思います。
おしまい(つづく…笑)