梱包を現場へ
約1km離れた現場への移送が始まりました。
ログ梱包の上に、棟木と母屋の計3本が載せられています。
12mコンテナにはいる限度の長さです。
ゆっくりと用心しながら現場へ到着。
頭の中で描いていた置き場所も、現場で修正しながら決めていきます。
棟木・母屋は西側になんとか置けそうです。
ログの梱包は4個。
なるべく近くにと思いながら、北側に2個、スロープに2個がなんとかなりそうです。
防腐防蟻剤注入材は床下とデッキ・バルコニー、最初と最後に使います。ここで分ける事も考えましたが、梱包を解体すると大変なので、全て現場へ。
柱や通しボルトがその上に載ります。
当て木をしてチェーンブロックで荷を締めます。
三回往復して、15梱包が配置されました。
最後に運んだ屋根垂木・野地板・二階床根太は、駐車場予定地の倉庫横に。
棟木などの加工にはちょっと手狭ですが、まぁ何とかなるでしょう。
梅雨入りまでには屋根が架かる事を願いながら、無事終了致しました。
キット到着・荷降ろし
基礎の立ち上がりも出来上がりました。
その周りでは配管工事が進められています。
広いデッキの中央に三本の丸太が立って、屋根とバルコニーを支えます。その丸太を三ヶ所の基礎が受けます。
デッキは傾斜地の途中までせり出します。デッキの束を受ける南端の束石も8個並びました。
あとは博多港に着いたと連絡が有ったコンテナの到着を待ちます。
ダイワリゾートの広い管理地を拝借して、いよいよ荷降ろしをする日がやってきました。
6mと12mのコンテナが到着し、先ずは短い方の封印を切ります。
デッキに立てる柱三本が顔を見せました。
手前に置いたユニック車の荷台とコンテナの高さを合わせるべく、舞台作りからスタートです。
13t ラフターが軽々と吊り上げて、荷降ろしが始まりました。
ラフターが上に持ち上げ、ユンボが手前に引いて、重量のある梱包を少しずつ引き出していきます。
ユンボだけで引ききらない時は、ラフターの力も借りて、ゆっくり引き出しています。
短いコンテナは割りとスムーズに進みました。
12mコンテナの開封です。
大型フレンチドアなどの外部ドアが最初の梱包。
好天の中、場所も広いとあって予想以上に進んでいきます。
青空に浮かんで高千穂の峰も間近に見えます。
梱包は使う順番に4区分して置いていきますが、果たして現場周りにどれだけ置けるかはまだ分かりません。中盤から後半に使う梱包は、しばらくここに置かせて貰うことを了解頂いています。
棟木と母屋が出てきました。
仕舞いには最重量のログ梱包です。
二台の重機の力を合わせて、ようやく出てきました。
26梱包の荷降ろしは無事何とかなりましたが、現場にどれだけ置けるか、これからが勝負です。
各所造作
中央に掘り炬燵のある、和室の造作が始まりました。
その和室に立つ桑の床柱。
各部屋の収納にはルーバー折戸が準備されています。
玄関をはいると正面になる、和室の障子空間。
その左手にはリビング入口の二枚開き戸。
掘り炬燵を使わない時の、畳受け床板も出来ています。
リビングには床下点検口を兼ねた、床下収納庫。
二階には手摺と手摺子が用意されました。
角度の違う屋根に苦労しながら、屋根板金の取り付けも進んでいます。
軒先から取り入れられた空気は、100mm断熱材の上に空いた95mmの空間を通って、棟木の上の最頂部に設置されたこの棟役物(ムネヤクモノ)から出て行きます。
夏の太陽に焼かれた屋根の熱を排気したり、冬の屋根内結露を防止するのにも活躍してくれます。
階段上の貝塚伊吹に手摺が設置されました。
和室の下の空間は、収納として幾らか役に立ちそうです。
ログ下の125mm角の注入土台を隠す為、化粧板金が取り付けられています。
基礎工事
配筋が完了しました。
犬走りの端に鉄筋が近過ぎる個所が幾つか有りましたので、かぶりを十分取る為にカットしています。
デッキに立つ3本の柱を受ける円柱基礎も準備されました。
他の2本は地盤改良柱の中心ですが、南西の角だけは少しずらしてあります。
ミキサー車が到着しました。
普通よりセメントの割合が多く、固めの生コンにしてあります。
デッキ下の円柱基礎のベースから打設が始まりました。
クレーンに吊り下げられた箱を二人で操作し、一人は振動機で隅々まで行き届くようにしています。
外枠と縦筋には高さの基準がマーキングしてあり、その高さを目安に流し込みます。
真っ平らなベースが完成しました。
日数を置いて土地に馴染んだ合併浄化槽の表面も、生コンで固められます。
円柱基礎の型枠が準備されました。
ベースに墨付けがされて、これから型枠が設置されます。
開発行為の事前協議
敷地内の古い側溝が見える程度に、進入道路部分に積もった土を除いてもらいました。
敷地奥の山からは大量の水が落ちてきます。敷地内に流れ込まないよう、法面下に仮の側溝が掘られています。
3000平米を遥かに超える敷地なので、開発行為の事前協議が必要です。
国富町役場の関係5課の担当者に出向いて頂き、様々な問題点を現場でご確認頂きました。
以前道路として使われていた部分をそのまま進入道路として使う予定です。町有物である法面の内側にガードレールを取り付けます。
上から約35mの距離のガードレールになります。
幅40cmの法面天端から内部にポールを設置すべく、これらの写真と共に工事許可の申請を致しました。
































































