6年点検
宮崎市大瀬町の Ku さんのお宅に伺いました。
梅雨入り後ながらも、この日は運良くの曇り空。
元々の農地を一部宅地転用した敷地の周りは、土が肥えていて雑草も元気一杯。
ログハウスの外壁は塗装やコーキングと、こまめに良く手入れをされています。
屋内を拝見すると、以前に拝見した絵画よりも
色使いが豊富になっているように見えますし
対象にも変化が表れている様に思えます。
一年に数十枚は描かれると言われるそのカンバスも、器用に手造りされていました。
何層にも色を重ねられた空と雲、
そして水平線に近付く、鮮やかな夕陽の輝き。
東側にまとめられた水回りの北から、システムバス
洗濯機、洗面台そしてトイレ。特段の不具合も無さそうです。
床下に潜って、システムバス
前回設置したゴキブリホイホイ3個には何の収穫も無し、洗濯機
洗面台
トイレ
そして居室とリビング。
最後に、遠慮される施主にもご登場頂いて撮影し、点検終了。
シロアリ2
クローゼット下の基礎内で見付かった、白蟻の通り道と思われる蟻道の向かう先は
給湯器からの配管の穴。
ここしばらく様々な防蟻対策をされた Y さんの話では、外からの浸入口をあちこちと注意深く探したが、この配管の穴では無く玄関下の地中からの様だとの事。
給湯器と同じ北側の、玄関直ぐ横のレコードラックを移動されると、その下の床が被害に遭っていました。
そして反対側、リビンク南西角の床も置物を移動すると被害が露見。
施主が何回も床下に潜り、白蟻駆除剤を置かれたり
あちこちの穴や隙間を塞いだり
防蟻剤を何回も散布されたりしています。
これらの効果が現れて、これ以上の被害が出ない事を祈るばかりです。
もうしばらく様子を見ながら効果を確認し、今後の対策を検討する事に致しました。
強風
H 夫人からメールが有り、前日の凄い風で瓦が落ちてきたとの事。
早速伺って一階・二階の屋根を見回すと、二階北西の角に痕跡が有り、
割れた瓦が一枚落ちていました。
下から3枚目の瓦は南側の太陽温水器を支える太い針金に押さえられ、2枚目の瓦もビクともしません。
その下の一階の瓦4枚に被害が出て、3枚は砕けています。
瓦屋さんに行く前に、無いかもと思いながらホームセンターで探すと、隅の隅に何枚か置いてあり、一枚290円。
試しに一枚買い求め、サイズや形状が合うかどうか確認すると、ピッタリ。
二枚追加して何とか押し込むと、きれいに収まりました。
築後40~50年は経過していると思える屋根全体は、経年変化であちこちと幾らかの歪みが見受けられます。
帰りの途中、桜の名所宮崎市北部の垂水(ダルミズ)公園に立ち寄ると、ここでも激しい風の犠牲者が・・・。
相当な樹齢を重ねた桜の大木が、根元からボッキリと押し倒されていました。
神奈川・三浦半島 静岡・伊豆半島
20年近くも東京に居ながら、ほとんどがアパートと学校・職場を行き来するだけで、東京も関東もほとんど何も知らずでした。
時たま夜行列車往復で立山等への山登りをしたり、バックパックを背負ってアジア各地を貧乏一人旅したりと、目は遠くばかりを見て足元を忘れていたようです。
東京を離れて初めて折角の機会を逃した事を認識し、今の仕事を始めてから年2回のジャパンホームショー・建築建材展を利用して、東京各地を歩き回ってきました。
最近は都心から離れて高尾山を歩いたり、箱根登山鉄道などを乗り継いで芦ノ湖や箱根町を巡ったり、房総半島を一回りして筑波山に登ったりと、関東に視野が少し広がっています。
今回は西の神奈川県三浦半島と静岡県伊豆半島を目指しました。
建築・建材展を終えて、今夜の安宿は横浜市の関内。
宿の直ぐ前の通りには懐かしの一階二階共に全てスナックなどの飲み屋さん。
少し歩くとコリアンタウンにソープ街そして伊勢佐木町。散歩のみで早々に退散。
先ずは電車で、金沢八景や横須賀基地など聞き覚えの有る場所を通過して、三浦半島の観音崎灯台へ。
歴史に名を遺す浦賀湾。左奥は千葉県の房総半島。
海まで降りると防塁の遺物か、昔の人工物が風化しながらも点在。
江戸から明治への変遷を見守ったと思われる、隆起して風化した岩肌。
更に南下して、南端の城ヶ島へ。
ダイビングセンターの横にはログハウスの別荘?!
横須賀・葉山・逗子・鎌倉・平塚・大磯・小田原・湯河原を横に見ながら、熱海へ。
中国資本の流入は北海道をはじめ全国の観光地で顕著と聞きますが、熱海も例外ではなく、今日の宿は中国人が保養所を買い取ってリフォームしたゲストハウス。
翌朝、その建物の屋上に昇ると、奥にマリーナを抱えた大きな港が眼下に。
周りには新旧の別荘やホテルが林立し、大掛かりなスクラップ & ビルドも進行中。
傾斜地の上まで様々な建物が重なり合い
歴史をたっぷりと含んだ古い建物から真新しいビルまで面白い景観に見とれました。
伊豆半島の南端は下田市。
ロープウェイで近くの山に上がると、眼下にペリー来航の湾が見渡せます。
ペリー来航は私の生まれる僅か99年前。
明治から昭和への激動がここから始まったのかと思うも、海は穏やかそのもの。
伊豆半島の南端まで来ると、その海岸線には屏風岩や奇岩が立ち並び、人を寄せ付けないトゲトゲしさや歴史に揉まれた荒れた風貌を示しているようです。
石廊崎灯台。
伊豆半島の西海岸も電車かバスで北上し、一周と思っていましたが、西側には鉄路も長距離バスも無し。
下田に泊まり、翌朝バスで半島の真ん中を北上する事にしました。
河津桜の河津町・天城トンネル・天城越え・浄蓮の滝・湯ヶ島温泉そして修善寺へ。
伊豆半島から西は予定していませんでしたが、折角ここまで来たからには富士山に近付いてみようと電車に乗り換え、三島・沼津・富士そして富士宮へ。
「富士山本宮浅間大社」まで来ると、富士山まで手が届きそうな近さ!
最後の宿を千葉市に求め、帰路は成田から。
羽田からの便は少し陸を離れて南の海上を飛びますが、成田からは皇居の緑が見える程都心に近く、なんと富士山上空を飛んでくれます!
そして次に、南アルプス上空! わくわく! ジェットスターに感謝!!
建築・建材展
東京ビッグサイトへやって来ました。
10のホールを会場にして、九つの大きな展示会が開催されています。
主な目的は建築・建材展。
興味の有るブースでは、名刺交換をしてカタログを頂いたり、担当者から詳しい説明を聞いたり・・・。
その他の展示会場も回り、両手にカタログが一杯。 あちこちと歩き疲れて
快晴の屋上へ。水分補給しながらしばし休憩。
カタログ類を宅急便に預け、最後の会場 「東京国際家具見本市」 へ。
他の展示場とは少し異なり、国内外のバイヤーとメーカーの方々が各ブースで熱心に商談をされています。
さして混雑もしていないので、それぞれ許可を頂いて撮影をさせてもらいました。
なかなか面白い家具が沢山有って、ゆったりと拝見しました。
最後にもう一度 「建築・建材展」 を回り、万歩計が2万を越えて終了。