20年点検
早いもので建築から20年を経過した都農町の森さん宅へ。
立派な薪ストーブも光沢そのままに活躍している様です。
奥様こだわりの手造りキッチン。ミーレの食洗器やその他水回り機器も故障無し。
階段に滑り止めもついて、近い将来にお孫さんができても安心。
北側の二階子供部屋に設置したローウェン社製の外開き窓。
近くの海から吹き付ける潮風の影響か、単に擦れによる経年変化か、レバーハンドルの軸が摩耗している様子。カナダへ問い合わせしてみましょう。
床下へ。洗面台
トイレ
キッチン
床下用に購入したマキタ掃除機の活躍で、ふんわり綿毛のようなゴミが洗面器一杯分くらい収穫出来ました。
森さんにログ壁の塗装をお願いして、点検終了。
ドアの調整
玄関ドアの内鍵が掛からないとのご連絡を頂き、日向市の K さん宅へ。
上の金具を右に90度回しても、何の反応も無し。
カバーを外し、両側に見える2本のビスを抜いて、黒いプラスチックカバーを取ると
上のビス2本がグラグラで、下の突起が上手く回転しません。
しっかりビスを締めると、中からストッパーが出て来ました。
前回の点検で、内部ドア2枚のビスがそれぞれ1本ずつ抜けて紛失していました。
マスキングテープで仮止めされたカバーを外すとこんな状態です。
左が内部、右が外部のカバー。
ねじを調達して
内部を通し
しっかり固定された内部
そして外部。
ほかのドアもチェックしてみますと、洗面所への引戸がほんの少し傾いています。
上部左右に有る高さ調節用のナットとビスを回して水平にし、完了。
軽井沢
四半世紀前、北海道でのログハウス修行の帰り、日本海側の海岸線を車で南下し北海道と並ぶログハウス先進地の信州に有る、多くの別荘地帯を見て回りました。
軽井沢もその一つ。
山並の奥に富士山の頭を見ながら、東京駅から新幹線で僅か1時間10分。
軽井沢駅から見る最初の景色は 「プリンスホテルスキー場」
白銀のゲレンデに粒の様に見える多くのスキーヤー。雪に縁の薄い者には驚き。
初日は 「旧軽井沢」 へ。
この地は夏の場所と思われてか、日本人はほぼ皆無。4月まで閉店の張り紙もある商店街では、沢山の中国語と韓国語だけが賑やかに聞こえてきます。
奥へ奥へと進むと人影も消え、中山道軽井沢宿の一つ沓掛宿 「つるや」
そして軽井沢開発の父と言われるショー宣教師の別荘
所々に見掛けるログハウスも、この季節は無人
新たな案内札も有るものの時代を経た札が多く、建物も同様に時間の経過を感じさせる物が多く見られました。
ここから右折して狭い昔の道を進むと、群馬との県境もすぐそこ。
熊野古道も良かったけど、昔から中山道も歩いてみたいとの夢有り、歩き掛けると
隣りに真新しい看板!
しばし立ち止まって、今年は熊の被害が多かったなぁ、残念ながらユーターン ^^:
今日の宿はいかにも軽井沢風、木立の中のペンション
翌日は、「しなの鉄道」で一駅西の 「中軽井沢駅」 から、浅間山を見上げながら先ずは大通りを北へと、歩け歩け。
現在は住宅が主流ですが、バブルの頃はログハウスといえば別荘。
大企業の開発した大きな別荘地帯が道の両側に数知れず、前回は車であちこちと回り、多くのログハウスを拝見しました。
駅まで戻り今度は南の方へ。中之島を浮かべた 「塩沢湖」
昔の郵便局を移築したと言う 「野の花美術館」
その近くには昔流行ったダブテイルノッチのログハウス
貸別荘のログハウスも今はお休み
何とも時代がかったログハウスが国道沿いに健在
軽井沢駅前の交番も風情のある佇まい
あちこちと歩きに歩いて、懐かしさと共に想い出が沢山よみがえってきました。
帰りも成田から宮崎まで雲の絨毯ばかりでしたが、僅かに富士山が雲の間に顔を見せてくれました。
今夏 「山小屋2泊 初めての富士登山ツアー」に参加しましたが、雨と強風に登山ガイドが「低体温症の恐れあり、撤退」 8.5合目から無念にも引き返し下山しました。
寒いのなんの、誰も異議をとなえず、何としても頂上への声、皆無。
来年はツアーではなく、自分で山小屋3~4泊予約して、余裕を持って再挑戦したいと願っています。
来たる年が皆様に取りまして良い年で有ります様、心よりお祈り申し上げます。
ジャパン ビルド
午後3時過ぎ出発、5時前成田空港着とあって、曇天の下界を覆う雲に沈む太陽。
物は試しと初めてLCCのジェットスターに搭乗してみましたが、荷物重量制限や飲食物有料等有るものの、その割安感は今後の空旅を大きく拡げてくれそうです。
翌朝、毎年の様に通うビッグサイトへ。
会社を譲渡したとは言え、建築への好奇心抑えがたく、まだ残る幾らかの向上心を胸に、ウキウキしながら会場へ。
どの展示会も数年前から、事前に入場登録し、QRコードで簡単入場。
メインの建材・住設部分に多くの時間を費やし、全てのブースを覗いて回り、関心の有る所では名刺交換して資料を頂きました。
中には宮崎や九州も含め、外国からの出展も多く、好奇心を掻き立てさせる展示や内容について、担当者から詳しく説明を聞く事が出来て大変勉強になります。
ジャパンビルドの他にも数種類の全く異なる展示会も隣接し、結局この日の万歩計は3万に近付いていました。