おはようございます、ななみです◡̈⃝
ブログにお越しいただきありがとうございます
さて、今日は「そもそも 解離って何?」と思われている方のために、
なるべくわかりやすく、解離のお話をしていきたいと思います。
⚫︎ 解離とは…?
一言で言うと、解離とは、「脳のシャットダウン機能」です。
パソコンも、容量がいっぱいいっぱいになると、フリーズして動かなくなってしまいますよね。
同じように、わたしたちの身体も、強いストレスや痛みなどを受け、「このままでは命に関わる!」と判断すると、脳が勝手にフリーズするようになっています。
わたしたちの脳は、極度のストレスを感じると、
「つらい」「痛い」と感じる機能を遮断して、わたしたちの知らないところで心と身体を守ってくれているのです。
そういうわけで、解離とは本来は、 わたしたちを守るためにもともと備わっている脳の素晴らしい機能 と言えると思います
• 悩み事があって授業中うわの空だった…
• つらいときの記憶を覚えていない…
• 何度も叩かれていたら痛みを感じなくなった…
などはどれも、解離の機能の一部です。
⚫︎ 解離が病気になるとき
解離が正常な脳の機能の一部なら、なぜそれが 治療の必要な障害や病気 となりうるのでしょうか?
脳は身体の司令塔です。身体のいろいろな部分を動かしたり、思考や感情までもを司る器官です。
解離を起こすと、脳がその機能の一部をシャットダウンさせます。
一部の機能が正常に働いているのと同時に、一部の機能が失われてしまうのです。
そうなると、わたしたちは心身にさまざまな不可解な症状を感じるようになります。
パソコン自体は問題なく動いているのに、一部のアプリが全く使えなくなってしまうような状態です。
「あれ?どうしたのかな?動かないよ」
と、戸惑います。
こういう状況が続いていくと、生活にも支障をきたします。
具体的には、
身体の感覚の一部 が失われたり、
記憶の一部 が失われたり、
自己同一性、つまり 自分が自分であるという感覚 が失われたりします。
もちろん解離にもさまざまな症状がありますので、すべてをこのパソコンのたとえにひっくるめて説明することはできないのですが、
解離とは基本的にこういうものだ、ということをお話ししたいと思いました
次回は 解離のさまざまな症状 についてお話ししたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました
少しでも、みなさんのお役に立てれば幸いです
よかったら参考にしてくださいね
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解離性障害について、当事者の方にもそうでない方にも理解していただけるよう、なるべくわかりやすく説明しています。
がんばって書いていますので、ぜひご覧ください
• 解離のさまざまな症状
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