こんにちは、ななみです
本日もブログにお越しいただきありがとうございます
最近現実感のある変な夢を見ます
解離の症状のひとつですね…
寝ている間にトラウマを処理しようと身体ががんばってくれてるんだと思います。←なんでもポジティブに考えてるの
さて、今日は解離の症状のお話しシリーズ最終回。今までのお話を少し振り返ってみましょう。
本題に早く移りたい方は こちら へ。
前回までのブログ では、
についてお話ししました。
具体的には、身体の感覚がなくなってしまったり、過去の重要な記憶を忘れてしまって思い出せなかったり、ということが起きます。
今日は、解離のひとつの症状である 自己同一性(自分が自分である感覚)の喪失 についてのお話です。
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◇ 本日のトピック ◇
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⚫︎ 自己同一性の喪失とは?
簡単に言うと、「自分がわからなくなる」ことです。
「自分は自分である」「自分は今ここに生きている」という感覚が失われること、または「自分を自分だと認識する能力の障害」とも言えます。
なぜ解離すると、自己同一性が失われてしまうのでしょうか?
以前のブログでも、解離とは、強いストレスを受けた時に 脳が身体の機能の一部をシャットダウンすること とご説明させていただきました。
自分の身体や記憶が「自分のものである」と認識すると生きていけないような、過度のストレスにさらされる時、わたしたちの体は「解離する」という方法をとります。「自分は今この世界に生きていない」かのように思わせるのです。そのようにして つらさや苦しさを自分から切り離そうと(=解離)します。
それがさらにひどくなると、脳は「自分は、実は自分ではないんだ。だからこの苦しさは他人事なんだよ」とわたしたちを思い込ませることにより、現実に対処しようとします。
それが、自己同一性の喪失や、多重人格につながっていきます。
⚫︎ 自己同一性の障害の具体的な症状
• 離人感・現実感の喪失
〜自分の身体や、自分が生きている世界に対する現実感の喪失
• 解離性昏迷
〜意識はあるのに頭がもうろうとし、問いかけにふさわしい応答ができなくなる、もしくは反応に応じなくなる
• 解離性同一性障害(DID)
〜自分とはまったく違った性格や記憶、性質をもった人格が複数存在し、つながりを保つのが困難になる
• 内在性解離
〜自分とはまったく違った性格や記憶、性質をもった人格が心の中に複数存在し、自問自答(脳内会議)する
• その他
〜特定不能の解離性障害 など
⚫︎ 自己同一性の喪失が生活にもたらす影響
① 離人感、現実感の喪失、昏迷の場合
離人感や現実感の喪失を経験すると、自分がここにいるのかいないのかわからなくなったり、世界から隔離されているような感覚になります。
不幸な経験をした人が、しあわせそうな人たちを見て「ああ、僕はあの中には入ってはいけないな…」と感じることがあると思います。この世界に生きていないような気持ちになってしまうのです。離人感や現実感の喪失とは、それがかなりひどくなったような感じです。
とても孤独な気持ちになりますし、それを通り越して、昏迷(こんめい; 意識レベルが低下し、心ここにあらずの状態になること)を起こし、何も感じなくなり何にも応答できなくなると、生活にもかなりの支障をきたしてしまいます。
このような状態になると、周りの人にどう思われるか気にするようになってしまうため、人前に出るのが怖くなり、対人恐怖になってしまう人もいます。引きこもりや、うつになったりする場合もあります。
② 解離性同一性障害、内在性解離の場合
どちらの場合も「自分でない自分」がひとつの身体の中に存在していることになります。
そのため、主人格だったら絶対しないようなこと、絶対に言わないようなことをしてしまったりして、 周りの人を巻き込んでしまう ことがあります。
周囲に気づかれることがなくても、「どうしてあの時あんな風に行動してしまったのだろう」と、 自分というものの存在がわからなく なり、ひとり孤独に悩んでしまう、ということもあります。
自分の中にいろいろな考えや好みをもった人たちが存在するため、自分というものの一貫性が保てなくなり、 0か100、白か黒、という思考 に偏りがちになる場合もあります。
また、自分の中の人格たちがそれぞれ違った性格をもっているので、その間で コミュニケーションがうまく取れなかったり、時には 争い が起きることもあります。
自分の中でこのようなことが起きると圧倒され、「自分ってなんなんだろう」「本当の自分っていったいどれなんだろう」と考え込んでしまいます。
「自分がわからない」という悩みは、たとえ周囲に見えなくても、とても苦しいものです。
⚫︎ わたしの場合
わたしの場合、内在性解離と解離性同一性障害との間くらいのレベルの解離状態だと自覚しています。
わたしの中には、しっかり確認できている人格さんたちだけでも 20人 はいると思います。
ぼやっとした感情だけで、まだ人格とは言えないレベルの子たちもいる気がします。
(実は、あまり「人格」という表現は好きではないのですが、一般に使われている言葉なのでそう呼んでいます。)
ななみの家族(中の人格さんたち)についてはまたブログを書こうと思っていますが、
• 幼児人格
• 攻撃性のある人格
• 怒っている人格
• 悲しい記憶を負っている人格
• わたし(主人格ななみ)のことを妬んでいる人格
• 芸術的な才能をもつ人格
などがいます。
ななみが今困っているのは、幼児人格の子のパニック発作 と、人格さん同士が仲良くしてくれなくて自分がめちゃくちゃになっちゃうこと、かなぁ…
でも、 できるだけ協力しあってみんなで仲良く生きていこう とがんばっています。
先生にも、
「中のみ〜んな 家族だから、思いやりの心を忘れずにね」って言われています
そんな話もまたさせてくださいね
最後に、解離とは人によって症状もレベルもさまざまです。
ここに書いてある症状に当てはまらない方もいらっしゃるかと思います。
一般的なこと、わたしが感じていること、として書かせていただいています
少しでもみなさまのお役に立てればうれしいです
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次回は 人はなぜ解離を起こすのか〜その原因と理由〜 についてお話しさせてくださいね
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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