おはようございます◡̈⃝ ななみです
ブログにお越しいただきありがとうございます
昨日はよく眠れませんでした
最近、覚醒状態と鬱を繰り返しているみたいです…
今日は朝からソワソワしています
さて、気を取り直して本日も、解離についてのお話です。
前回のブログ では、
ということと
についてお話ししました。
今日は 記憶に障害をもたらす解離のいろいろな症状 についてのお話です。
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◇ 本日のトピック ◇
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⚫︎ 記憶に障害をもたらす解離症状
• 解離性健忘
〜過去の重要な記憶を思い出せなくなる
• 解離性遁走(とんそう)
〜失踪し、今までのすべての記憶を失い、新しい土地で生活を始めている
• 解離性同一性障害(DID)
〜多数の人格がそれぞれの記憶をもっていて、記憶を共有できないことがある
• 内在性解離
〜記憶の共有はできるが、あいまいである
• その他
〜特定不能の解離性障害 など
⚫︎ 解離が記憶に障害をもたらす理由
解離とは、強いストレスを受けた時に 脳が身体の機能の一部をシャットダウンすること とご説明させていただきました。
実は、その現象が 脳内レベル で起こることがあります。
そもそも脳は、いろいろな役割をもつ複数の器官が集まってできています。
右脳と左脳の役割は全く違います。ほかにも「脳幹」「新皮質」「扁桃体」など、いろんな部分があります。
脳は本来、これらの部分が協力しあってスムーズに働くものなのです。
でも、過度のストレスを負ってしまうと、いつも緊急事態モードになり、脳のいろんな部分が活性化したままになってしまいます。その状態がずっと続くと心身にものすごい負担がかかります。
そこで、脳の中の一部の機能や、記憶にさえもアクセスできないように 脳内シャットダウン を起こすのです。
これが解離によって起こる記憶の障害の正体です。
⚫︎ 解離性同一性障害、内在性解離をもつ人の記憶について
自分の中に複数の人格がいる、という解離性同一性障害または内在性解離をもつ人たちの記憶はどうなっているのでしょうか?
最初のブログ でも少しお話しさせていただきましたが、
人格解離とは、 車に複数の人たちが乗り合わせていること に例えられます。
車は、身体です。そしてたくさんの人格がある、ということは、運転手になれる人(身体を操作できる人)が大勢自分の中にいる、ということです。
「人格交代」とは、自分たちの身体を メインでコントロールする人が変わる、ということです。
解離性同一性障害(DID) の診断基準には「重要な個人的情報の想起が不能」というのが含まれています。[DSM-IV-TRより]
それで、DIDの方の場合、解離して別人格が運転手になっている時は、 運転手以外の同乗者が体の中で眠ってしまっている感じ なのだと思います。なので、その時眠ってしまっている人たちは、その時の 記憶がありません。
内在性解離 は少し違います。
運転手がコロコロ変わることはありますが、基本的に 主人格または基本人格は目を覚ましていて、同乗者として車に乗り合わせています。
なので、記憶が完全に失われることはありません。
ただし、自分が運転しているわけではないので、その時の状況を完全にコントロールすることはできないし、運転手がなぜそんな運転をするのか、理解できません。
ときどき、自分の言動が自分のものではない感覚 になります。
⚫︎ わたしの場合
わたしの場合、内在性解離と解離性同一性障害との間くらいのレベルの解離状態だと自覚しています。
先ほどの車のたとえで考えてみます。
基本的にわたしが元気な時は、わたしが運転手です。
そして同乗者と楽しく会話しながら車を運転しています。
でも、わたしにストレスがかかると、他の人格たちが運転を代わってくれます。
ストレスレベルが低い時は、運転手や他の同乗者と会話できる、つまり、「脳内会議」しながら過ごせます。
でも、わたしが極度に疲れているときは、ぼーっとしていて、意識がうすくなってしまいます。
時々こっくりと、一瞬眠っていることもあります。
代わりに他の人格が、メインで状況に対処してくれるようになります。
わたしも同乗者として車に乗って外の風景は見ているので、そのとき自分がそこにいた ということくらいは思い出せます。
でも、何をしたか、何を言ったか、などの 詳しい状況を思い出すことができません。
わたしの場合、今より昔の記憶はすべてぼや〜っとしてて霧の中にあります。
それでも、主人格であるわたし(ななみ)は、基本的に熟睡することはありません。
ただ、副人格たちは自分の中で眠ってしまうことがあります。そういう時はその人格に話しても応答が返ってこないので、連絡が途絶えてしまいます。
話は戻りますが、人格解離をもつ人は必ずと言っていいほど 解離性健忘 ももっていると思います。昔のある記憶がどうしても思い出せないのです。
わたしにも解離性健忘があります。子供のころどうやって暮らしていたのか、よくわかりません。昔のつらい記憶も、ふだんは思い出すことができません。
フラッシュバックの時だけは、ありありと思い出せるんですけどね
なぜ記憶がないのに、フラッシュバックの時だけ強烈な記憶が蘇ってくるのかについては、いずれまたブログで取り上げたいと思っています。
最後に、解離とは人によって症状もレベルもさまざまです。
ここに書いてある症状に当てはまらない方もいらっしゃるかと思います。
一般的なこと、わたしが感じていること、として書かせていただいています
少しでもみなさまのお役に立てればうれしいです
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次回は 解離のさまざまな症状〜③自己同一性(自分が自分であるという感覚)の喪失〜 についてお話しさせてくださいね
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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