おはようございます
相変わらず早く目が覚めてしまうななみです
やることないからブログでも書こうかな
先日書いた、解離性同一性障害・複雑性PTSDの患者さんにどう接したらよいか、という記事がとっても好評だったので、
今日も少し、患者さんへの接し方についてのお話をしようと思います。
前回の記事
今日お話ししたいのは、
解離やPTSDをお持ちの当事者の方の 気持ちを理解する、ということについてです。
気持ちを理解する、って言われると、なんだかとても難しいことのように思えます。
でも、よく考えてみてください。
そもそも、人は他人の感情を100%理解することなどできません。
経験してきたことも、感じ方もそれぞれ。
完璧にわかることなんてできないのです。
ところで、
ななみも経験済みのことなのですが、
よく、解離について話すと、こんなことを言う人がいます。
「そういうの私もあるからわかるよ
」
」また、トラウマについて話したときこんなことを言った人がいます。
「私もこんな(似たような)経験したことあるからわかるよ」
」だけど、
この「わかるよ」って言葉、
絶対言わないでほしい言葉ワースト1位 くらいに、
ななみの中ではとっても傷つく言葉なんですよ
当事者の方の言葉ならいいんです。
うん、当事者ならきっとわかるよね。
人格交代もそれに伴う苦痛もフラッシュバックの苦しさも経験済みだからさ。
でも、健康な人に「わかる」って言われると、
お前にわかるわけないだろ
虐待されるってことがどんなことなのか知らねーくせに
って、攻撃性のある人格が出てきます
それに、
私の気持ち、わかるの？
じゃあなんであんたは病気じゃなくて
私は病気なのよ
っていう気持ちになりますね
その人が考えに考え抜いてそういう言葉を発してくれているのはわかる。
それは、わかるけど…
どうしても傷ついちゃうんだよね
だから、安易に自分の経験と比べて「わかる」なんて言わないでくださいね。
それよりも、
「同じ経験をしたことがないからすべてを理解してあげられなくてごめんね。でもいつも助けになりたいと思ってる。」
とか、
「わかるなんて簡単には言えないけど、なるべく理解したいとは思ってる。」
とか、
「想像するだけでもとてもつらい経験だけど、それに耐えてきたあなたは本当に強いと思う。今までよくがんばってきたね。」
とか言ってもらえた方が安心します
この上の言葉は実際ななみが友達からもらってうれしかった言葉です
こういうこと言ってくれる素敵な人もいるんですね
みなさん、素敵な人になってくださいね
あなたのやさしさは相手に伝わって、そしていつかあなたに帰ってきますよ
今日は、
当事者以外の方が安易に患者さんに対して「わかる」というのはNGですよ、って話でした。
まぁ…
当たり前の話なんだけど、
当たり前をわかってない人がななみの周りにはあまりにも多いので…書かせていただきました🙇♀️
みなさんいつもブログを読んでいただいて
ありがとうございます
いいね、も励みになります
今後ともよろしくお願いします
ななみが今までに読んだ本で役に立ったものをあげておきますので
よかったら参考にしてくださいね
解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 (健康ライブラリーイラスト版)
実録 解離性障害のちぐはぐな日々
「あなたを傷つける人」の心理 きずな喪失症候群 (PHP文庫)
身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法
赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア: 自分を愛する力を取り戻す〔心理教育〕の本
発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療
「今ここ」神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。
ではみなさん、
今日も元気でお過ごしくださいね
最後までお付き合いいただきありがとうございました
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▽ わかりやすい解離のおはなし ▽
解離性障害について、当事者の方にもそうでない方にも理解していただけるよう、なるべくわかりやすく説明しています。
がんばって書いていますので、ぜひご覧ください
• 解離のさまざまな症状
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