こんにちは、リブラです。今回は、ウエイン・ダイアー著「老子が教える実践道(タオ)の哲学」の解説です。
第53章「あなたの生き方が世界を変える」
「道(タオ)に根を下ろす者は引き抜かれることはない。道(タオ)を抱く者は抜け落ちることはない。
道(タオ)を修めれば、子孫は絶えることなく祖先を敬い続ける。徳の力を個人が修めれば、徳の人となる。家族が修めれば、徳は溢れる。町が修めれば、徳はますます大きくなり、国が修めれば、徳は栄える。
道(タオ)は普遍、道(タオ)は万物。
道(タオ)の真実を見るには、在りのままに見ること。人の中の道(タオ)なら人に、家族の中の道(タオ)なら家族に、町の中の道(タオ)なら町に、国の中の道(タオ)なら国に、道(タオ)の真実が表れる。
真実を知りたければ、自分の中を覗いてごらん」
ー老子が教えるタオの哲学ー
一匹の蝶が羽ばたくと、そのエネルギーの動きは何千キロも先まで届くと言います。ならば、あなたの考えや行動の一つ一つから起きる力も外へ外へと広がり、どんどん大きくなります。
重要なのはバラバラに分裂することではなく、ひとつにまとまっていることだと知って、生きていくことです。意識にもの上らないとしても、わずかなでも冷酷なことをすれば、その負のエネルギーは宇宙全体に伝わります。
逆に、他者への思いやりや静かな祝福の祈りは、宇宙全体を震わせる愛のエネルギーを秘めているのです。
一粒の砂の中に世界がある。
一輪の野の花の中に天国がある。
それを見たければ、君の掌の内で無限を握り締め、
一時間の中に永遠を閉じ込めたまえ。ーウイリアム・ブレイクー
今日のタオ
今日1日は、「思いやりの日」としましょう。家族はもちろん、あなたの町、あなたの国、世界全体への思いやりを、愛のエネルギーを送りましょう。とダイアー博士は言っています。
わずかな変化を与えると、そのわずかな変化がなかった場合とは、その後の状態が大きく異なる自然界の現象があります。そのことを気象学者が「ブラジルの蝶がテキサスで竜巻を起こす」と例えたことから、バタフライエフェクト(バタフライ効果)という表現が使われるようになりました。
バタフライエフェクト(バタフライ効果)は、一見関係ないある事象が、別の事象に間接的に影響を与える効果のことを意味します。
日本でも「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺があります。風と桶屋は無関係でも、風が吹いたことが巡り巡ってその途中に大きな動きや変化を生み出す引き金となり、副次的に桶屋が儲かるという世の常を表しているのです。
この世の神羅万象・万物はタオから生まれ見えない糸でつながっているので、誰かの思考、誰かの感情、誰かの振る舞いが相互作用を及ぼして、大きな動きや変化に波及します。この地球で起こることは、誰もが参加者で影響を及ぼし合い、無関係ではいられないのです。
以前、ニュースで、魚が漁れなくなった海の水質を調査した結果、無人島で繁殖した山羊が生態系を崩したことが原因だったと報道され、驚いたことがありました。
その島では、戦争中の食糧難のとき山羊の乳を子どもに飲ませるため、どこの家も山羊を飼っていました。ところが、経済が豊かになると島は無人島になり、山羊は野生化して繁殖し続けました。山羊は葉っぱだけでなく木の皮まで食べるので森は丸坊主になり、枯葉も海に落ちることがなくなりました。
海に植物の栄養素が流れ込んで来なくなり、海水は栄養不足になりプランクトンも減ってしまいました。その結果、プランクトンを食べる小さな魚が寄って来なくなり、大きな魚も来なくなったというわけです。
海が汚染されて魚がいなくなったのではなく、枯葉が落ちて来なくて栄養不足が原因で魚が寄り付かなくなったのです。
枯葉ですらも、豊かな海洋資源に影響しているのです。この世は万事このような関係でつながっています。地球上で暮らす生き物すべて、存在するものすべては、そのもの自体だけでなく他のものへの影響を無意識に与えています。
だから、「自分をかけがえのない存在」として意識して生きることが重要なのです。何か特別なことをやり遂げるから重要なのではなく、一人一人が例外なく誰にも替えられない唯一無二の存在だから重要なのです。
「かけがえのない存在」として「大いなる源(タオ)」からこの世に送り込まれ来たのです。
「大いなる源(タオ)」は、あなたがあなたらしく、あなたの人生を生きることを望みます。それでこそ、「大いなる源(タオ)」が意図した人生になり、「大いなる源(タオ)」が意図した世界になっていくからです。
今年は5月17日まで、チャンスと幸運の木星はおひつじ座に滞在します。おひつじ座のメインテーマは「わたしであること」です。「わたしであること」を意識して考え行動すれば、チャンスと幸運に恵まれす。
そして、うお座に海王星も滞在していますから、目に見えないスピリチュアルなつながり(「大いなる源(タオ)」とのつながり)を「信じる」ことで、「大いなる源(タオ)」のサポートを受けることができるのです。
うお座のメインテーマは「わたしは信じる」です。「信じる」ことでうお座海王星のパワーが起動するのです。
誰かの笑みが、「ありがとう」の一言が、人のハートに喜びの波動を与え、その波動が喜びの連鎖を生んでいき、思いやりのある行動になって現れる・・・そんなつながりを通した変化で世界が変わって行くのをうお座海王星は望んでいるのです。
次回は「もしここが天国だったら」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。