こんにちは、リブラです。
今回はジョー・ディスペンザ博士の「あなたという習慣を断つ」の解説の続きです。
第2部脳と瞑想
第8章瞑想、神秘の解明と未来の波
ディスペンザ博士のワークショップに参加したセラピストのモニクは、そこで瞑想と行動の体験を語りました。
モニクは大人になってからずっと慢性的な欠乏感の中、無意識状態で生きてきました。
「お金がない」「エネルギーが足りない」「やりたいことをする時間がない」という思いをいつも抱えていたので、欠乏は彼女の人格の一部になっていました。
あるとき、息子の大学の費用と車のローンと洗濯機の故障が重なり、そういうときに限ってモニクのクライエントも不況のせいで減ってしまいました。
そこでモニクは瞑想を試みて、これからの人生の選択について考えました。
一大決心をして自分の人格を変えることにしたのです。
欠乏視点から決断したり、問題の解決を探ったりしていたことに気づいたからです。
皮肉なことに彼女は、クライエントに対しては受け身ではなく積極的に物事に取り組む方法でセラピーをしていました。
彼女は自分が「どんなことを考えて感じたいのか?」を自問しました。
「いくらでもエネルギー、時間、お金を使える人として全ての決断を下す女性」というのが、新たなモニクのセルフイメージとして浮かび上がりました。
モニクは「お金持ちで、エネルギッシュで、必要ものは全て手に入れてきた女性」として、考え、感じ、行動するように心がけて、新しい意識で生きることに上達していきました。
その数週間後、モニクは毎月富くじを買う両親の話をしたクライエントに会いました。
モニクはその話に特別な関心も抱かず聞き流していました。
彼女は当てにならない富くじでお金を使う気には到底ならないと思ったからでした。
ところがその帰り道、ガソリンスタンドで給油の支払いをしようとカウンターに行くと、いろいろな富くじを目にしました。
「富くじのチャンスに賭けるだけの余裕のある新しいモニクだったらどう考え、感じ、行動するだろうか?」と思うと、衝動的に軽い気持ちで富くじを買い、その後夕飯用のテイクアウトのピザを買ったときには富くじのことを忘れていました。
ピザから油が染み出して車の座席を汚しているのに気づいたモニクは先に家族にピザを渡し、座席の汚れを拭き始めました。
すると夫が慌ててガレージにやってきて、ピザの箱に張り付いていた富くじが当たっていると興奮気味に言いました。
そのくじの当選金額は5万3千ドルで、モニクが必要としていた額とぴったり同じだったのです。
モニクはこの話を語った後で次のように付け加えました。
「意思を具体的に決めるとき、『必要なことがすべて満たされる』という代わりに、次回からは『必要なことが満たされてもまだ有り余るほどの豊かさを意図する』ことにしたの」。
「あなたという習慣を断つ」第8章より、要約
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慢性的な欠乏感の中、無意識状態で生きていた頃のモニクは、「お金がない」「エネルギーが足りない」「やりたいことをする時間がない」ことが問題だと思っていました。
だから、お金やエネルギーや時間を増やすことで解決しなければと考えていたのです。
典型的なビッグスリー(環境・時間・身体)の制限の範疇で解決法を考えていたのです。
しかし、それは外側の世界の問題を外界の世界に依存して解決する台本(原因と結果のパラダイムの台本)を実行することになり、「外側の世界の影響に翻弄される自分」で生きることが続くのです。
モニクの場合は「欠乏のストーリーのヒロイン」を望まないのに無意識に演じ続けていたのです。
いつもお金の心配をして、いつも家族の世話にエネルギーを費やし、自分のことは後回しで時間追われる生活を当然のように続けていたのでしょう。
「欠乏のストーリーのヒロイン」として。
しかし、モニクは「お金がない」「エネルギーが足りない」「やりたいことをする時間がない」ことを前提に考える無意識レベルの設定に気がついたので、「お金」「エネルギー」「時間」があることを前提にする設定に変えようと意識的に試みたのです。
彼女が望んだのは「欠乏のストーリーのヒロイン」ではなく、「豊かさのストーリーのヒロイン」の方です。
そこでモニクは「欠乏の人生」の台本を演じるのやめて、「豊かさの人生」の台本を演じるために役作り(セルフイメージ作り)から始めました。
「お金持ちで、エネルギッシュで、必要ものは全て手に入れてきた女性」なら、どう考え、どう感じ、どう行動するだろうかとイメージしてその人物像になりきって生活することに努めたのです。
そうは言っても長年「欠乏のストーリーのヒロイン」が板についていたモニクが、すぐ「豊かさのストーリーのヒロイン」が演じるられるわけがありません。
実際、クライエントの口から富くじの話が出てきても、モニクは「自分には関係ないこと」として聞いていました。
おそらく、お金にまつわる話が出てくるとサバイバルモードに切り替わり、「欠乏のストーリーのヒロイン」に早変わりして「賭け事に使うお金の余裕なんか一生あり得ない!」と頭の中の声が囁いたことでしょう。
けれども仕事が終わり帰宅の途でリラックスモードになると「豊かさのストーリーのヒロイン」に切り替わり、車があること、給油代が支払えること、テイクアウトの夕食を家族に買ってあげられることに感謝の気持ちが湧いて豊かさを感じたのでしょう。
リラックスモードで感謝の気持ちが湧くと、自動的に内側の世界の魂意識とつながります。
魂意識は大いなる源の分霊なので、喜び、感謝、祝福、ゆるしなどの愛の波動と共鳴するからです。
そして魂意識は、ビッグスリー(環境・時間・身体)の制限は受けず、自由な存在です。
「豊かさのストーリーのヒロイン」の未来のシナリオもお見通しです。
だから、モニクはガソリンスタンドのカウンターに並べられた富くじを見たときに「富くじのチャンスに賭けるだけの余裕のある新しいモニクだったら?」と考え、新しいモニクの衝動的に従い、軽い気持ちで富くじを買ったのでしょう。
ここで大切なのは、お金が欲しいという欠乏の動機ではなく、賭けという遊びにお金を使う富裕層的動機から彼女が富くじを買ったことです。
「欠乏のストーリーのヒロイン」として富くじを買えば、富くじが外れてくじ運なしの認識を強めるか、当たってお金の虜になるかの未来が待っています。欠乏感がついてまわる展開の台本ですから。
「豊かさのストーリーのヒロイン」として富くじを買えば、モニクが実際体験したように『必要なことがすべて満たされる』という代わりに、
次回からは『必要なことが満たされてもまだ有り余るほどの豊かさを意図する』ことに導かれる現象が起こるのです。
豊かさがついてまわる展開の台本ですから。
このように外側の世界を重視するエゴが望むセルフイメージなのか、内側の世界の魂意識が描くセルフイメージなのかで、ビッグスリー(環境・時間・身体)の制限の中で生きる人生か、可能性を選択することでそれを実現する未来に導かれる人生かが分岐します。
モニクはこのパラダイムシフトを瞑想と新しい人格としての実際の行動で成功させたといいます。
瞑想の習慣は、高レベルベータ波状態(サバイバルモードの脳波の状態)をアルファ波(リラックスしつつも1点集中できるモード)にギアチェンジすること、アルファ波からシータ波(夢うつつのトランス状態)にギアチェンジしてビッグスリー(環境・時間・身体)の制限を受けない夢を描くことを誰にも可能にします。
慣れないうちは、モニクのようにビッグスリーの制限でサバイバルモードになる度古い人格を無意識に演じることになりますが、瞑想で新しい意識が定着すると、平常心のときはいつも新しいセルフイメージの自分として考え、感じ、行動するようになり、気づけば望み通りになっているという展開が訪れます。
次回も「あなたという習慣を断つ」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
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