サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回からは引き寄せの法則で有名なヒックス夫妻の著作「サラとソロ

モン」を使って、難しくてわからないというご意見多数だったキバリオン

の法則の解説を試みようと思います。


「引き寄せの法則」自体は、キバリオンの「振動の法則」のことです。

でも、ヒックス夫妻が伝える「エイブラハムの教え」にしても、「サラと

ソロモン」シリーズにしても、キバリオンの7つの法則の例に満ちた

お話が満載です。


つまり、「引き寄せの法則」と「キバリオンの7つ法則」は切っても切

れない関係があるのです。


「サラとソロモン」第1章

あらすじ;サラは寒くて暗い冬の朝に、トイレに行きたくて目を覚まし

ます。

まだ素敵な夢の続きを見たかったのに、ひとりだけの贅沢な時間を

楽しみたかったのに、すぐ、お母さんに起きていることを気づかれて

「手伝ってちょうだい!」と急かされます。


きっと、お母さんはどの部屋にも盗聴器をつけてるんだ。

サラは苦々しくそう決めつけました。

実際にはそんなことがあるはずないのに、サラの心の中には荒れ狂

う怒りがわき上がっていて、止められないような気分でした。


ソロモンという「引き寄せの法則」のマスターのようなフクロウに出会

う前のサラは、こんな感じです。


寒くて暗いのに起きなくてはいけないことに苛立ち、目が覚めたら待

ってましたとばかりにお母さんに「早く手伝いに来て!」と急かされ

ことに苛立ち、盗聴器をつけているのかもしれないなんてネガティブ

な妄想まで飛び出して、怒りがわき上がってきてしまうのです。


嫌な事(素敵な夢が中断したこと、お母さんに手伝っていわれたこと)

という単なるありふれた出来事が、

↓

嫌な気分を誘発し、

↓

嫌な妄想(イメージ)が自動的に浮かび、

↓

怒りがわき上がって止まらない気分になる


嫌な事というのが嫌な気分の火種だとしたら、この世は嫌な気分の

火種だらけですよね。

この世は嫌の事に満ちていて、嫌な事の中で生きているようなもの

です。


嫌な気分になる火種なんてそこいら中にあるので、それを避けて生

活するなんて不可能です。

でもわたしたちが嫌な事に反応して、その度にカッカと怒っているかと

いえば、イチイチ怒っている人なんてたまにしか見かけません。


嫌な事(火種)だらけのこの世の中なのに、怒りが止まらなくなる事態

が少ないのはなぜでしょうか?


みんな無意識に火消しをちゃんとやっているからです。

怒ったり恐怖に駆られたりすると、身体にとって有毒なアドレナリンや

ノルアドレナリンなどのストレスホルモンが放出されます。

あんまり出てくると、血圧が上がり、心臓や腎臓や血管に負担がかか

り、危険なのでセロトニンという気分を穏やかにするホルモンで鎮静

します。

これが身体の中で自動的に行われている消火活動です。

しかし、昼間のストレスで消火活動にセロトニンを使ってしまうと、夜眠

るためのセロトニンが足りなくなってしまうのです。

身体はこのセロトニンが足りないと安眠できないのです。

そうすると不眠がストレスになって、もっと不機嫌になるという悪循環

になってしまいます。


いまお話したのは、嫌な事(火種)から嫌な気分(微かな煙と炎)が発

生し、怒り・恐怖(火災)にまで引火した場合の消火のしくみです。

消化器(セロトニン)の備蓄はそんなにありませんから、しょっちゅう

怒り・恐怖にまで引火したら困りものです。


ですから、ストレスを感じると、すぐに泣いて怒って大騒ぎになる赤ちゃ

んの時代から、わたしたちは様々なストレス対処法を身につけてきまし

た。


この世が嫌な事だらけなのに、いつもご機嫌な人とご機嫌斜め人が

るのは、嫌な事(火種)~嫌な気分(微かな煙程度のボヤ)に気づ

消化器(セロトニン)を使わずに火消しをする技術の違いだけです。


よく、「この嫌な事・もの・人・環境さえなかったら、わたしは幸せなの

に」という方がいますが、それは「火」がなければ「火事」は起きない

から「火」を使わない生活をしよう、といっているのと同じです。

そんな不便な生活をするより、「火」を安全に取り扱うことを覚えるほ

が簡単ですよね。


多くの人が感情について誤解していることがあります。

「感情はコントロールできない」という誤解です。

確かにアドレナリン・ノルアドレナリンまで放出してしまうと、身体は

「怒り」や「恐怖」のモードに切り替わり、セロトニンで鎮静化されるま

でその感情は収まりません。

自分の心と身体なのに、怒りや恐怖に乗っ取られている感じで、

「感情」が手に負えないイメージを与えてしまうのは、この現象のせい

だと思います。


しかし、嫌な事(火種)~嫌な気分(ボヤ)の段階で気づくと、嫌な気

をいい気分に変えるだけでストレスホルモン放出は避けられるの

だと「感情はコントロールできる」と信じている人は、ありとあらゆる

「いい気分」になるものを駆使して、小さな火種のうちに消火にあた

ります。


この「サラとソロモン」の本の内容は、いかに「嫌な気分をいい気分」

に変えるか、いかに「いい気分」でいることが大切なのかを、繰り返

思い出させてくれる本です。

なぜなら、それが引き寄せの法則(キバリオン振動の法則)の真髄

だからです。


キバリオン 振動の法則

「すべてのものは動き、振動する」


物質界~意識界~精神世界(大いなるすべて)の共通言語は「振動」

です。

そしてわたしたちの心(感情)は、振動の発生装置です。

怒りは怒りの周波数を、恐怖は恐怖の周波数を、喜びは喜びの周波

数を発振して、その振動を大いなる源にまで響かせます。

大いなる源はそれを受け取ったお返しに、それと同じ周波数をもつ現

象を引き起こすよう反映の振動を放射します。

わたしたちの好むと好まざるにおかまいなしに、放った周波数と同じ

ものが現象化されるのです。


「いい気分」の習慣が身につくまでは、自身の心がどんな周波数を発

しているのか、よく見張っておくとよいでしょう。


次回もこの続き、第1章を題材に「いい気分いること」についてお話し

たいと思います。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。