ようこそお参りくださいました。
鋭い感受性を持った
女性神職 松井久子と申します。
「能にありて能にあらず」
令和6年2月18日に夫と二人で
能楽「翁（おきな）」を鑑賞しました。
翁は、「能にして能にあらず」と言われる、
能楽の中で最も格の高い演目です。
神事能とも呼ばれ、
演者は事前に一定期間、精進潔斎を行います。
翁の演者が翁のお面を被ると、
神靈が寄り憑き、演者は
神として天下泰平、国家安泰を
祈祷する舞を舞います。
そのため昔は、翁は神職が舞うことが
多かったそうです。
実は令和5年2月の公演の際にも「翁」を
鑑賞したのですが、その際は、
演者の身に多大な靈的負荷が
かかっていることが全身全靈で感じられ、
終始、畏れ多いという感覚が抜けず、
その後、鑑賞のご報告をすることも
できませんでした。
鑑賞中だけでなく、
その前後も、数日間にわたって
身辺が祓い清められる現象が
ありましたので、
年頭には毎年、翁を
鑑賞する（鑑賞というよりは、
神事に参列するという心構えでおります。）
ことに決めています。
翁の鑑賞中は、
深い瞑想状態のような感覚になり、
無意識領域が清められていきました。
去年は翁を鑑賞する前の
事前の祓い清めがとても過酷で、
外出前に号泣が止まらなくなったのですが、
おかげさまで、今年は大分、
穏やかな心持ちで鑑賞（参列）することができました。
以前にも、巫女体質の人は、
能楽鑑賞がおすすめとお話しさせていただきました。
よろしければ過去記事をご覧ください。
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