
既視感爆裂! 映画ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ
久々のおバカ!?ホラー映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』を観てきたぞw
何となく本作のプロットは耳に入っていたんだけど「それって数年前に観たニコラス・ケイジ主演の『ウィリーズ・ワンダーランド』に設定そっくりじゃん!」
と訝しんでいた通り、鑑賞中あらためて「これウィリー・・・の丸パクリじゃん」と確信
廃屋と化したレジャーランドに残されたアトラクションのぬいぐるみが、夜な夜な守衛を襲うというチープなお話。
かの傑作『ミーガン』の制作陣が作ったという事で期待していたんだけど・・・ ・ まあ新たにひねったプロットも有りそこそこ楽しめはしました、しかし、パクリとは如何なものかと
で、帰って来てから色々調べてみると、元ネタは同名のPCゲームということで、『ウィリーズ・・・』こそがこのゲームをヒントに制作されたパチ!?(というには失礼かw)であり、本作こそがオリジナル作品だったという事らしい(複雑だ・・・)
何の予備知識もない者にしてみれば『ウィリー』が3年も前に公開されていることで怪しく思ってしまうのも当然だろう。
ただ『ウィリー』のケイジが行きずりで管理人となり恐怖体験をするという単純なストーリーに対し、今作では管理人にならざる得ないきちんとした理由も与えられ、主人公が持つ過去のトラウマとフレディーズという施設に深い結びつきがあったというしかりした設定も用意されている。
ということでオリジナル・ゲームから正当な血を引く本作の方が楽しめましたw
PG13指定のはずだが小学生と思しき親子連れが結構いて「大丈夫かいな?」と思っていましたが、スプラッターの様に血飛沫も飛ばないしヤバそうな場面はシルエットで表現する等、低年齢層にも気を配った演出になっているあたり『ミーガン』のブラムハウス制作陣「微妙なR指定にしてチビッ子の気も引いちゃおうぜ!」なんてねw 達者です
ホラーが苦手な人でも大丈夫!
週末は謎解き要素も含んだ怪作を劇場でお楽しみ下さい!
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では
どう紹介したらいいの? 映画 哀れなるものたち
いやー、久しぶりに凄いものを観た・・・ ・
『哀れなるものたち』
「凄いもの・・・」まさにこの一言に尽きる!というか、どう語っていいのかわたくしの語彙力では追いつかずと言うべきか。
週末映画好きの1人として書いているブログなので、お仲間に筋書きをお教えしたいのだが、プロットがド!シンプルゆえストーリーには一切触れられないし、ディティールについてもラヴ・ストーリーなのかブラックコメディなのかはたまたファンタジー、いやSFなのか?とジャンル分けすらままならない・・・ ・
フランケンシュタインが創り出したエマニエル夫人が旅路の末に悟りを開き、ドクターモローの島に落ち着く・・・ ・
こういうこと書くと、高尚な方々に「お前はこの作品を理解していない!」とか言われちゃうんでしょうが、個人的には楽しく拝見させて頂きました。
まず、主演のエマ・ストーンの衣装が素晴らしく、取り巻く背景(セット)の神秘性や昭和の頃に描かれた近未来タッチの街並みには痺れました。
人格形成は血なのか環境なのかと問う作品は多々あるが、ほぼ環境によるものに傾いているように思う。
が、本作では環境に捉われず、お終いには生命を司る血へと返って行くように感じられた。
でも、観る人選ぶのかな・・・ ・ 特に不協和音的なサントラにアレルギー出る方、いるんじゃないかなw
それにしても役者ってスゴイわ!!と改めて感じた一本でもあった。
女癖の悪い弁護士役ハルク=マーク・ラファロしかり・・・ ・
エマ・ストーンに至っては今までの清純派なイメージを720°ひっくり返す体当たり演技を見せてくれる (ファンの方は悲喜交々では) いや驚いた~
まあ言ってしまえば、登場人物すべてが『かわいそうな者たち』ではないのだろうか・・・ ・
たぶん一生忘れられない作品となるでしょう、そのくらい強烈なインパクトを放つ話題作。
ギリシャ人監督、ヨルゴス・ランティモスさんにも注目せねばw
結論!今回のアカデミー主演女優賞は彼女で決まり!で
では
大穴!映画ゴールデンカムイ
まったくのノーマークにケツからまくられた!と言えばよろしいか・・・ ・
『ゴールデンカムイ』
原作マンガは一度も読んだことがない上に、予備知識もゼロ。
傷だらけの顔の主人公がバーバリーの様なマフラーを巻いている絵くらいは見た記憶がある程度?
しかし、周りの映画好きがこぞって絶賛するもんだから背中を押されての鑑賞となったが・・・ ・ いやいや、ホント面白かった!絶賛に偽りなし!!
日露戦争の帰還兵:杉本は傷の回復が人一倍早いことから『不死身の杉本』と呼ばれていた。
ひょんなことが切っ掛けで「北海道のある場所にアイヌの埋蔵金(現価8000億円)が隠されている」という情報を手に入れ、道中で出会ったアイヌの娘アシリパと共にお宝を追うことになる。
そこへ、網走刑務所を脱獄した新選組の生き残り連中と・・・ ・
日本陸軍第七師団のクーデターグループ?も争奪戦に加わり、くんつほぐれつの物語がスタートするアドベンチャー・フィクション。
オープニング、満州203高地での戦いは今までの邦画史でも極めて迫力のある引き画もあり、大袈裟に言えば『プライベート・ライアン』のノルマンディー戦を彷彿させる (やはり言い過ぎかなw) くらい出色でスクリーンに引き込まれた。
これはケチらずIMAXで鑑賞していれば良かったと後悔
原作がマンガとは知らずとも所々にそれらしいギャグパートが散りばめられ「あ~、これきっと元はマンガだな」と分かっても、それが重荷にならないよう溶かされている所も見事!
オーラスに続きものと判明し、いったい何話完結なのだろうと不安になるが、楽しみに待とう。
そしてここ大事!
エンドロール回りに細切れでしつこいくらいのオマケ映像が散りばめられているんで、必ず劇場内が明るくなるまで席を立たない様に!
マンガならではの濃厚キャラに酔える週末お勧めの一本
それと最後に失礼しますが、Pherrow's 2024SSカタログが完成しました!
本日より配布開始(一部地域は明日より)ですので、お近くのフェローズ製品取扱店まで映画の帰りにでも是非お立ち寄り下さいませ!
では
モノクロで昭和に立ち返るゴジラ-1.0/C
ゴジラ・マイナスワン/マイナスカラー
ゴジラ-1.0/Cを観に行ってきました。
率直に言って、わたくしは4Cのオリジナル版の方が好きですね。
なんだろう・・・ ・ 昭和感を出すためなのか?被写体のエッジが弱く、全ての輪郭がボワ~ッとしていて映像に奥行きも無く、一言でいうと観辛い。
その分、視覚情報が甘くなったせいか台詞やかサントラ等の”音”が際立って染み込んで来る様に感じられた (すでに3回目なんで映像に慣れたせい) かも?
カラー作品のモノクロ加工といえば、昨年いち早く限定上映された (たぶん2~3日間のみ) 『シン・ゴジラ オルソ』を思い出すが、未見なので今となっては比べてみたかったかな。
もしや今回のモノクロ・バージョンの提案は庵野監督によるものだろうか?
ゴジラ・シリーズ中モノクロ版といえば1954年のオリジンに次ぎ、
『ゴジラの逆襲』と・・・ ・
歴代3作目かと思っていたのだが、忘れていましたよオルソの事、よって本作は4作目のモノクロ・ゴジラという事になるんですかね。
まあどちらにせよ、またまた劇場へ足を運ばせる奇策となったことに間違いはなく、かく言うわたくしもその一人となったわけで、最終どこまで興行収入を伸ばすか見物である。
これでアカデミーの視覚効果賞など獲ってしまった暁には間違いなく凱旋上映など行われ、更に盛り上がるんだろうな・・・ ・
とにかく日本の怪獣映画が世界を席巻する様は見ていて気持ちがいいもんですw
がんばれゴジラ!
では
真っ直ぐな正義感は是か非か? 映画コンクリート・ユートピア
新年久々のロードショーは韓流からスタート!
『コンクリート・ユートピア』
元日の能登半島地震を想うと書くかどうか非常に迷いましたが、あくまでも作品評という事でUpさせて頂きました。
改めて、被災地のより早い復興と被災された方の平穏な生活が戻ります様お祈りいたします。
また、復興に携わるすべての従事者の方々に敬意を表し、その労をねぎらいます。
さて本作のプロット、こんなこと到底あり得ないんですが・・・ ・ 未曽有の地震が襲った韓国(ただし被災範囲が不明)で、たった一棟 無傷の状態で残ったマンションの住民と、行き場のない周辺住民との争いを描くという内容。
パニックムービー枠と想像していましたが、予算の都合?で震災シーンは刺身のつまレベル。
主軸はあくまでも人間ドラマという、ちょっと前に観た『ゴジラ-1.0』に似た構成となっている(ゴジラの登場時間=災害シーンの割合がほぼ一緒位?)
サバイバル映画では月並みな人物構成である、リーダーと服従する者×反発する者や、ろくに活躍もしないのに私見を振りかざす人などなど・・・ ・
自分達の城を外部から頑なに守る[排他派]と[人類みな兄弟派]で、当然の如く内部分裂へと向かって行くのだが、ここに最初から最後まで正義感を貫き通す人物がいるのだ!
この人物にとっては必要悪だろうが何だろうが絶対に折れたりしない!
とにかく持論を貫き通し、間違っていると思うモノを忖度なしに深掘りしていく。
それによって周りは負の螺旋に引き込まれ次々と犠牲となっていくのだ・・・ ・
あげく自分だけが生き残るというモヤモヤした教えを与えてくれたこの方。
「正義とは常に正しいものなのか?」「必要悪とは時として必要なのか?」という深い問題を突き付けられる作品でした。
しかし、まるっと全体の評価でいえば
というところか。
では
2024新年 おせちもいいけどカレーもね!
アメブロ読者の皆さま新年明けましておめでとうございます!
2024年初の食事は、おせちもいいけどカレーもね! で、アパ社長ビーフカレーw
ビーフなのにトンカツのっけの絵と、あのお方のインパクトあるお写真にビビって今まで遠慮してたんですが、新年初チャレンジということで・・・ ・
ここのところの濃厚続きを更新、シチューのようなとろみにガツンと効いたスパイス! キャベツ添えがオススメという文言通りにまろやかになる添え物は必須ですなw
年明け早々どうでもいいような投稿で申し訳ありませんが、今年もこんな細やかな暮らしが続けば幸せだなということでスタートします。
それでは本年もよろしくお願い致します!
では
ホッコリさせて頂きました 映画PERFECT DAYS[パーフェクトデイズ]
いや、満席でした !
想像通りw ご年配の方々でシアターが溢れかえっていました
ヴィム・ベンダース×役所広司の『PERFECT DAYS』
清掃作業員として都内各所の公衆トイレを回り、迅速かつ丁寧に仕事をこなす平山(役所)は、路地を掃くほうきの音で目覚め、アパートの自宅脇自販機で缶コーヒーを買い現場へと向かうルーチンをドキュメンタリータッチで淡々と描く。
無口であまり笑わない彼だが、昼食中に見る頭上の木漏れ日には笑顔を漏らし、仕事が終わると浅草駅の地下食堂で酎ハイとうどんを食し、時々100円均一の文庫本を買って就寝前に短く読む。
こんな毎日が繰り返し繰り返し描かれるのだが、合間に些細な起伏となるストーリーが盛り込まれてくる。
この生き方に楽しみは無いのかい?と思っていると、後半に近所の小料理屋へと向かう平山が映し出され、カウンターの女将に対するほのかな恋心が垣間見える。
また、昼食のサンドイッチを頬張りながらフィルムカメラで頭上の木漏れ日をメ〇ラ撮りするのだが、現像するまで出来の良し悪しは分からず・・・ ・
気に入らないモノは躊躇なく破り捨てる。
彼にとって唯一のギャンブルなのだろうか・・・ ・
ストーリーの要所々でカットインされるスカイツリーが「これは東京のド真ん中で起きている物語なのだよ」と念押しされるのだが、外国人監督ならではの表現法なのか。
謎多き平山の過去が後半に軽く明かされるのだが、ここは漫画チックでちょっと笑えたw
わたくし、10年前だったら15分で眠りに落ちていた(過去ジム・ジャームッシュさんにはお世話になりましたw)のですが、60を過ぎると染みるんですよ、こういう作品が。
人を選ぶ映画かも知れませんが、劇場で鑑賞することを熱烈お勧めしたいのは、ラストシーン車を運転する平山のアップがスクリーン一杯に映し出され・・・ ・ 何を思うか絶妙な泣き笑いの表情に物語の全てが詰め込まれている様で胸を打たれました。
さすが役所広司、達者です!
ただ、この作品のキャッチが「こんなふうに生きていけたなら」なのですが、少し上から目線な物言いを感じてしまい、あまり好きではないかな。
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では
たまにはホビー
やっと完成!
1964年製 米国AURORA社 GODZILLA!
(1964年製の米国AURORA社製 初版ゴジラキット)
残念ながらこの完ぺきな状態ではなく、BOXも持ってないんですよ
元々メチャクチャに塗装された完成品を激安で購入。
シンナーで色を落としたら復刻版ではなく、ラッキー!なことに1964年製のピンク成型のオリジナル品と分かり、俄然制作意欲が湧きおこりましたw
とは言っても週末の度に1、2時間位コツコツ手を入れて、完成まで約3ヶ月位かかりました
合わせにパテを塗ってやすり掛けした後に黒サフを噴き・・・ ・
ベース色を塗装します。
あとは陰影をつけたり、ドライブラシを入れたりウェザリングを流し込んだりとチマチマやって完成したのがコチラ!
いかがでしょうか?
あえてBOXアートに近付けたアメリカンテイストに仕上げてみました。
約60年の歳月を経て生まれ変わったゴジラくん(たぶんキンゴジ)
米国でもゴジラ-1.0が順調に観客数を増やしているというニュースに乗っかる形で久々のプラモ制作記でした。
では