水路閣は撮影日和
スペインの観光都市バルセロナの住民がオーバーツーリズムに抗議して、観光客に水鉄砲を浴びせるデモのニュース。デモ参加者は「外国人は帰れ」「観光で都市が死ぬ」民泊の急増で家賃が高騰し、若者や高齢者の住居問題が深刻化。観光業中心の経済対策にも不満が出ている。バルセロナ市の人口は約160万人。似かよった京都市。果たして京都市民が観光客に対して、この様な行動に出るかと言うと、今の時点おそらくないと思う。私の記憶によると京都市の人口は150万人位と思っていたら、全国でも最も人口減少していて、現在140万人を切っている。これには他に原因があると思われるが、京都市では投資目的の民泊を含め、宿泊施設は増加中だ。いずれにしてもバルセロナと同じ状況に遭遇するのは見えている。祇園祭山鉾巡行の午前中に訪れた南禅寺の水路閣。普段来ても、人気の撮影ポイントなので、ほぼ無視して素通り、365日でこの日の午前中だけ、こんなにも苔がへばりついている?いつも観光客が色んな角度から撮影しているので、この木の事は知る由も無かった。カエデのようだ。それにしてもこんなにも苔が付いている楓はあまり見かけない。50年前にタイムスリップしたような、階段上の南禅院は現在工事中で、修復には2、3年は掛かりそう。裏山の高徳庵、最勝院、普段枯れている滝にも雨水が流れ込み、最近いつも停まっている車も見当らず、水路閣は久々の撮影日和( ´艸`)。