今日の京都は朝から愚図ついていた。
左京区の黒谷さん事、
金戒光明寺の極楽橋にも僅かばかり紫陽花が、
その池には蓮鉢も置かれていて、
蕾は見受けられないが、葉は順調に育っていた。
極楽橋の東は階段状の墓地になっていて、
滅多に上がる事は無いが、
北東に位置する塔頭の西雲院には出向く事がある。
蓮の鉢が並ぶ、本堂前のネムノキの花を咲く時。
少し早かったのか、全くその気配なし。
足元では先日平野神社で多く見かけたムラサキカタバミ。
東側には鳥羽・伏見の戦いで、
殉難した会津藩士352名の墓が建立されている。
「賊軍」として野ざらしされていたその会津藩士の遺体を、
江戸時代後期から近代にかけて活躍した伝説の侠客、
会津小鉄とその子分が手厚く葬り、このお寺の墓地に埋葬。
もちろん会津小鉄の墓も建立されている。
その墓地の向かいの壁沿いに、いつも何某かの花が咲いていて、
ユリ科と思われる黄色い花、
一回り小さい、これもユリ科?
この日は全国の檀家の記念事業が行われていて、
いつになく多くの参拝者を見掛けた。
それに天候も宜しく、ピーカン、南国の参道。
北門を抜ければ百メートル先には、