すでに紫陽花が見頃の寺院があるって報道していた。
京都では無いと思い聞き流していたら、
別のFMニュースで京都の紫陽花の事が報道されていた。
音楽の編集中だったので不確かだが、
確か最後に北野天満宮と言っていたような。
あまり印象が無いが、取りあえず昼過ぎに境内に入っていた。
楼門潜って直ぐの手水舎、
いつ頃からか、こちらの手水舎はど派手、賑やかになっている。
まさかこの花が紫陽花?装飾花に見えなくはないが、
取りあえず境内の目ぼしい所を探すはめに、
絵馬所、神楽殿、紅梅殿を徘徊、
しかしこの時期、極めて花に恵まれない、
咲いていると言えば「船出の庭」辺りに咲くドクダミくらい。
去年も見掛けたシオカラトンボ?
そんな訳ない。
三光門を潜るとすでに夏越の大祓の茅の輪。
異様な神事に興味津々の訪日観光客。
ガイドが大きな声で説明をしていたが、
潜ったかはどうかは不明。
西回廊の出入口の蠟梅は葉を青くし、この奇妙な果実?
蠟梅の実は膨らんだ時は緑色 やがて黄色味を帯び、
秋にミノムシがぶら下がっているように見え、
香りも無く、果肉も無いらしい。
その先の摂社横のヤツデとカエデ。
何の収穫も無いまま東門。
見慣れた南天上部に白きもの、
よくよく見ると極小の花、
南天の赤い実は知っていたものの、
この時期にこんな花が咲くとは、
それも至る所に、
ゲゲゲ、社務所前がものの見事にスッキリ整備されている。
私が何度か紹介している「北野桜」は何処?
ちょうど神職の方が社務所から出てこられたので伺うと、
たいそう古木だったので今回伐採してしまったと、
私が残念そうな顔をすると、
「北野桜」の遺伝子は住友林業によって保存され、
すでに何ケ所に植えられていているとの事。
あの風雪に耐え偲んだ「北野桜」の再現を見れるのは、
50年、100年以上は掛かると思うが、
赤目の臥牛横のヤツデはこの様にツヤツヤ、
結局境内で紫陽花を見つける事は出来なかったが、
史跡御土居のもみじ苑がこの時期解放されていて、
そちらの可能性大( ´艸`)。
諦めて楼門を出るとヒトヒラ、ゴマダラチョウと戯れる。