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死亡船長を書類送検 白糠沖刺し網漁船遭難

【釧路】釧路管内白糠町沖で昨年1月、白糠漁協所属のタラ刺し網漁船「第8幸福丸」が遭難し、乗組員3人全員が死亡した事故で、釧路海保は21日、業務上過失致死と業務上過失往来危険の両容疑で、同町内の男性船長=当時(56)=を容疑者死亡のまま書類送検した。

送検容疑は昨年1月29日未明、白糠沖約20キロの海域で、高波などの悪天候にもかかわらず漁を続け、漁船を転覆させて乗組員2人を死亡させた疑い。

同海保は悪天候で帰港した僚船との無線のやりとりなどから、遭難の危険は予測できたのに、漁を続けたため遭難したと判断した。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/274060.html

シカ肉カレー登場/釧路市役所食堂

地産地消くしろネットワーク(島本幸一座長)はエゾシカ肉消費拡大の一環として、釧路市役所地下1階の食堂ジローでシカ肉入りのカレーライスを販売することとなった。毎月第4火曜日の「シカの日」に限定するもので、22日には50食を用意するという。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110222/201102226.html

旧秋田銀行跡に入居者/釧路市北大通

釧路市北大通12の旧秋田銀行釧路支店の空き店舗に、建設連合釧路地方建設組合(佐藤正樹理事長)と東北海道労務福祉協会(太田忠司理事長)が入居することが21日、分かった。両団体はすでに空き店舗を管理する不動産会社と賃貸契約を結んでおり、来月22日から移転先で業務を開始することにしている。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110222/201102224.html

全国ブランド化に手応え/標茶の「星空の黒牛」

標茶町の農業生産法人エフシーエス(藤原久紀代表取締役)のブランド牛「北海道しべちゃ星空の黒牛」が誕生して2周年を迎える感謝の会が17日夜、釧路全日空ホテルで開かれた。星空の黒牛は同ホテルや各地の飲食店で使用されるなど流通も徐々に拡大。地元町民らの人気も高まっており、出席者からは「のむヨーグルト・プリティア」などに続く標茶発の全国区ブランド発展へ期待の声が相次いだ。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110221/201102214.html

レンタルでホッキョクグマ繁殖

■道内外の8施設連携

ホッキョクグマの繁殖を進めるため、旭川市の旭山動物園や札幌市の円山動物園など道内4園と大阪など道外4施設が18日、繁殖プロジェクトを立ち上げた。8施設が連携して、今月末から3月にかけて繁殖期のホッキョクグマ5頭を互いにレンタル移動させる予定で、全国で四つの新しいペアができる。

全国で飼育されているホッキョクグマはこの10年間で61頭から45頭に減少。飼育個体数の維持が課題になっており、昨年11月には、旭山、円山の両動物園などが参加して日本動物園水族館協会内に「種別ホッキョクグマ繁殖検討委員会」を設立し、ペアリング計画や種の保存について検討を進めてきた。

繁殖プロジェクトに加わるのは、旭山、円山のほか、釧路市、おびひろの両動物園、秋田の男鹿水族館GAO、浜松市動物園、豊橋総合動植物公園、大阪市天王寺動植物公園。繁殖可能年齢が終わりに近づきつつある20歳前後のメスを中心に8施設の5頭を交流させる。

円山には豊橋からキャンディ(メス18歳)が移動し、デナリ(オス17歳)とのペア形成を目指すほか、釧路のクルミ(メス14歳)を男鹿に、円山のピリカ(メス5歳)は旭山、おびひろで飼育されている双子の1頭、キロル(オス2歳)は浜松に預ける。浜松の出産経験のあるバフィン(メス19歳)は大阪に行く。

検討委の委員長でホッキョクグマ種別調整園である旭山動物園の福井大祐獣医師は「人気動物なので交流が進みにくいが、今後も全国的なペアの組み替えを積極的に進めて繁殖に結びつけたい」と話している。円山動物園の酒井裕司園長も「個体数の減少に危機感を持っている。少しでも可能性のあることはやっていきたい」と話している。道内の4動物園では昨年2月から5頭を相互交換し、繁殖に取り組んだ。3園の4頭で交尾が確認され、3頭は出産に至らなかったが、1頭が繁殖に成功している。

朝日新聞
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001102210015

北方 エゾシカ駆除支援 北海道と協定 27普連、5飛が参加 偵察ヘリから情報 「白糠の夜明け作戦

道職員らを乗せてシカの動きを確認する5飛行隊のUH1ヘリ(2月9日、北海道・白糠町右股地区で)

陸自北部方面隊(総監・千葉徳次郎陸将)と北海道が1月28日、道内の農林業に年間50億円以上の被害をもたらしているエゾシカの駆除に関する支援協定を締結し、全国で初めての大規模エゾジカ捕獲事業「白糠の夜明け作戦」が2月8日から10日まで道東の白糠町で行われた。北方から5旅団隷下の27普連(連隊長・福永正之1佐、釧路)と5飛行隊(隊長・樋口康伸2佐、帯広)が参加、観測ヘリなどを使いシカの位置や動きを捕獲チームに伝え、捕獲されたシカを車両で運搬した。

年間50億円以上の被害

北海道には21年10月現在約64万頭のエゾシカが生息すると推定され、食害を中心とした農林業への被害総額は年間約51億円(21年度)に及ぶ。市町村の駆除と猟友会会員のシカ猟で毎年約9万2000頭が捕獲されているが、エゾシカの自然増加率は約20%(約13万頭)と捕獲数を上回る。対策を検討してきた道は22年春に捕獲事業への協力を陸自北方に打診。北方は地方公共団体からの「土木工事等の受託」を定めた自衛隊法第100条に基づき協力する方針で調整を重ね、1月28日、捕獲事業に関する協定を結んだ。
道の捕獲事業の内容は、エゾシカの大量生息が想定される地域で道職員や猟友会会員を乗せた陸自ヘリがシカの位置と移動方向を把握、地上で待機した猟友会会員に伝え、飛行音に驚き森を出たシカをハンターが射撃、処理済みのシカを陸自隊員が所定の集積地まで運ぶというもので、協定に盛り込まれた陸自の協力事項は、捕獲時のヘリによるエゾシカ監視、車両での個体運搬、道東のエゾシカ生息状況調査の三つ。
捕獲実施区域は地元猟友会などからの情報に基づき白糠郡白糠町右股地区、期間は2月8日から10日までとされ、道が全体調整や報道対応など、白糠町と猟友会白糠支部が捕獲部隊編成とシカの処理、森林管理局が道路除雪を担当。北方は27普連(釧路)の福永正之連隊長以下、隊員約40人と高機動車11、資材運搬車2、スノーモービル3など車両約20両、5飛行隊(帯広)のUH1多用途ヘリとOH6観測ヘリ各1機が参加し、道、町、自衛隊、管理局の合同チーム約120人が「白糠の夜明け作戦」としたエゾシカ捕獲作戦に臨んだ。
8日朝、白糠町二股の学校跡地の仮設へリポートに待機した5飛のヘリが道職員らを乗せ離陸。捕獲区域内で最も地形が急峻な森林の上空を低空で飛び偵察を行った。森林内にエゾシカの姿は確認されたが、飛行音を聞いても森から出ず、この日の捕獲数はゼロ。9日は捕獲場所を道道ゲート付近に変え、猟友会会員7人が森の奥に入りシカを追いたて3頭を捕獲。最終の10日は2日目と同じ地域でハンターの射撃待機位置を道道付近から森外縁部と山中に進め、ヘリからシカの位置情報を受け移動させた結果25頭を捕獲。3日間の総捕獲数は28頭だった。
捕獲されたシカは陸自隊員がスノーモービルや資材運搬車で集積場に集め、最終的に釧路市内のペットフード工場に運ばれた。また、道東のシカ生息状況調査が行われ、道職員を乗せたヘリが釧路湿原、走古丹(はしりこたん)、別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)に飛び、エゾシカ990頭を確認した。
今回の捕獲事業を支援した福永連隊長は「自治体との連携要領や資材運搬車での運搬要領などを演練でき、十分な成果があった」と話し、道環境生活部も「エゾジカの生息状況調査は今後の捕獲事業立案などにも役立つ。陸自にはこれからも事業への協力を要望していきたい」と話した。

朝雲新聞
http://www.asagumo-news.com/news/201102/110217/11021709.html

最高齢?ヒョウ「安佐太郎」22歳3か月で死ぬ

北海道・釧路市動物園は21日、飼育していたヒョウ「安佐太郎」(オス)が、22歳3か月で死んだと発表した。

国内では、静岡市立日本平動物園で21歳6か月で死んだヒョウがいた(2007年)という記録がある。釧路市動物園は「飼育下のヒョウの寿命は長くても15、16歳。国内最高齢だったのでは」と話している。

同園によると、安佐太郎は1週間ほど前から食欲がなくなり、20日朝、園内の治療施設内で死んでいるのが見つかった。死因は老衰とみられる。

安佐太郎は1988年に広島市安佐動物公園で生まれ、90年に釧路市動物園に来園。高齢で足がもつれることもあり、来園者からは「安佐太郎おじいさん」と呼ばれ、親しまれていた。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110221-OYT1T00935.htm

62歳以上に新「定期券」/釧路の2バス会社

くしろバスと阿寒バスは4月1日から、70歳以上で運転免許証を自主返納した高齢者を対象とした定期券「グリーン定期70」を「グリーン定期S(スーパー)」に名称変更し、対象年齢を70歳以上から62歳以上まで引き下げる。支援の幅がさらに広がることで、交通事故の抑止策と自家用車に頼らない公共交通機関の利用促進モデルとして注目を集めそうだ。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110221/201102213.html

反TPPに地元結集/釧路でシンポジウム

環太平洋連携協定(TPP)が地域の基幹産業にもたらす影響について理解を深めようと、「釧根の農林漁業と地域経済を考えるシンポジウム」が20日、釧路町内で開かれた。基調講演で大妻女子大の田代洋一教授はTPPが生産者ばかりでなく、関連する食品産業にも大きな打撃を与えることを指摘。反対に向け、消費者も巻き込んだ取り組みの必要性を訴えた。地元実行委員会(竹内健児委員長)の主催。農業者ら375人が参加した。出席した地元選出の国会議員もTPPへの参加反対を訴えた。  

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110221/201102211.html

多喜二と啄木の同時代性に着目/釧路で語るつどい

北海道にゆかりのある作家、小林多喜二(1903-33)の生涯やその著作を紹介する「2011年小林多喜二を語るつどい」(同実行委主催)が19日、釧路市内で開かれた。多喜二の命日に当たる2月20日を記念して、毎年実施している。この日は80人余りが参加し、2人の有識者の講演に耳を傾けた。このうち、国際啄木学会北海道支部長の北畠立朴氏は、啄木が小樽で社会主義演説会に参加し、大逆事件に衝撃を受けて、評論「時代閉塞の現状」を執筆。社会主義思想に接近したことなどを説明したうえで、「啄木と多喜二は同時代を生きた歌人と小説家として、思想的に相通じるものがあった」と述べた。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110221/201102215.html