多喜二と啄木の同時代性に着目/釧路で語るつどい
北海道にゆかりのある作家、小林多喜二(1903-33)の生涯やその著作を紹介する「2011年小林多喜二を語るつどい」(同実行委主催)が19日、釧路市内で開かれた。多喜二の命日に当たる2月20日を記念して、毎年実施している。この日は80人余りが参加し、2人の有識者の講演に耳を傾けた。このうち、国際啄木学会北海道支部長の北畠立朴氏は、啄木が小樽で社会主義演説会に参加し、大逆事件に衝撃を受けて、評論「時代閉塞の現状」を執筆。社会主義思想に接近したことなどを説明したうえで、「啄木と多喜二は同時代を生きた歌人と小説家として、思想的に相通じるものがあった」と述べた。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110221/201102215.html
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110221/201102215.html