くしろぐ -27ページ目

銀行も休日返上/釧路市内

東日本大震災の被災救済のため釧路市内の金融機関各店では19日、休日を返上し窓口営業を行った。このうち、釧路市北大通10の北陸銀行釧路支店は午前9時から、震災後初めてとなる休日営業を実施し、被災者の住宅ローンや企業の資金繰り、被災者向けの特別マイカーローンなどについて相談を受け付けた。同支店融資課は「当行と取引のない方からの相談も受け付けている」と話している。また、北大通6の北洋銀行釧路中央支店と北大通8の北海道銀行釧路支店では、地震発生直後から休日営業を実施しているが、19日も被災した企業や事業主、個人向けの資金繰り相談や融資の相談、被災により通帳などを紛失したお客の預金支払いなどを受け付けた。両行では21日までの連休中、連日午前9時から午後3時まで窓口営業を実施する。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110320/201103203.html

被災地へ消防、医療班出発/釧路

東日本大震災の救援活動を行う緊急消防援助隊北海道隊の第3次派遣として、釧路市消防本部と釧路東部消防事務組合の職員計9人が19日、釧路を出発した。道東地方から選出されたメンバーとともに、25日まで宮城県石巻市で被災者支援を担う。また、釧路赤十字病院(釧路市新栄町21)は医療救護班として第二内科副部長の藪谷亨医師らスタッフ7人を派遣することになった。18日には同病院内で出発式を行い、20日早朝に出発。岩手県釜石市で活動にあたり26日に帰釧する。赤十字医療救護班は、避難所の被災者の健康管理や心のケア、被災地の巡回診療などにあたる。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110320/201103202.html

【拙文】震災関連報道はつまらない

そう呟く人が最近多い。
それに対し「想いは解るが口にするのは不謹慎だ」と返す善意の人も多い。
善意の人もこのつまらない現状を打破する方法論があるのなら実行しているし、つまらないと呟く人はその方法論を教えて貰えるかもと期待してつぶやいているのだ。
だから、善意の人の注意は少しの効果は有ろうがあまり意味が無い。どっちみち両者とも現状をつまらないものと認識しているからだ。

不景気に加えて今回の震災で多くの不幸が生まれ、TVや新聞などのメディアは震災関連報道ばかりであり、当ブログが転載するニュースも震災関連報道だ。
多くのコンテンツが似た様な事ばかりをしており、正直に言えば自分も現状をつまらないものと認識している。
無論、被災死亡者へ哀悼の意を持っているし、被災地の仲間へは毎日の様に激励しているが、現状をつまらないものと考えてしまうのは人間であるし仕方が無い。

それはともかく、最近自分は漫画やアニメへ親友の影響から強い興味を持っている。
正確にはそれらを好む者、つまりオタクであるが、オタク達へ興味を自分は示しているのだ。
何故なら、つまらないを打破する鍵が彼らオタクにあると考えるから。

くしろぐはニュースブログと言う形式の為にアメブロでは硬派な部類に入るものと自分は考えており、読者の中には漫画やアニメへ全く興味の無い者も少なからず居ると思う。
それらを好むオタク達につまらないを打破する鍵があると言うのならば、一興として読み進めてみてはどうだろうか?

自分がよくコメントをするブログの筆者達の中にはオタクが少なく無く、何かあると顔を出す様にしている釧路唯一とも言えるアニメ関連グッズ販売店moe station、そんなオタクの方々は「何故、寝虎みたいな畑違いの人間が近付いて来るんだ?」と疑問になっているかも知れない。
確かに自分は職業は海技士であり陸の人間からすると馴染みの薄い職へ就いて居るし、魔術や神話と言うファンタジーな関連性は在るにせよ趣味は民俗学と言う別のものだ。
自分が何を考えて積極的にオタク達と関わろうとしているかと言えば、オタクは不幸を忘れるのが上手いと言う点に興味を持った。最近流行ってるからと言うわけでは無い。
こんな風に言うと「悩みの一つや二つ有るに決まってるだろ」と反論されてしまうかも知れないが、質問をしてみたいと思う。

「漫画やアニメ、2ちゃんねるにニコニコ動画等を楽しんで居る時に不幸を感じていますか?」

答えはノーではなかろうか?
それに集中しているのだから当たり前なのかも知れないが、自身の持っている不幸を確実にその時は忘れているはずだ。
人間は心の底から馬鹿笑いして居る時に不幸を感じられるほど繊細に出来て居ないのだ。

ニコニコ動画へログインし、無駄に作り込まれたネタ動画を目の当たりにし「神すぐるwwwww」「才能の無駄使いwww」等とコメントしている時、自身は不幸で無い。
そう言った観点からオタクは不幸を忘れるのが上手いと自分は高く評価しているのだ。
これは自分の本気の想いであり、見習いたいと感じている美点である。学びたいからこそ自分はオタク達へ近付いている。

そして何故あんなにニコニコ動画のアクセスが伸びているかと言えば、誰しもが無意識下に笑いは不幸を忘れられるものと自覚しているからでは無いか?
だからこそ日本全体でお笑いブームも起きたのであるのだと思う。
インターネットでは8年ほど前に2ちゃんねるを中心でFlash動画ブームがあり、その後は電車男ブーム、ニュース速報VIP板ブームと数年前まで続き、現在の場はニコニコ動画である。そこには常に笑いがあった。

2ちゃんねるもニコニコ動画も創始者はひろゆき氏であるが、彼は面白さの見解に関して卓越した感性があると自分は評価している。
そのひろゆき氏の注目すべき発言を自分はいくつか見つけた。その一つにこんなものがある。

 初期:面白い人が面白いことを書く
 中期:面白くない人が面白いものを見に来る
 終末期:面白くない人が面白くないものを書き始める

「書く」を「作る」や「行う」に置き換えれば人を楽しませるエンターテイメント全体に言える事となるはずだ。
例えば、リアクションの発言も無くダラダラとプレイを続けるゲーム実況や、売りが女性と言うだけのトーク配信及び歌ってみた等、この発言の最足るものと言わざる得ない。

インターネット上ではこれらを「構ってちゃん」と揶揄するがその通りだ。
これらの配信者は独自の工夫を廃し、二番三番煎じの焼き回しであり、寧ろその動画を観ている視聴者に楽しませて貰おうとしている。これでは配信する意味など全く無い。全くだ。

自分は配信しようとする者を高く評価する感性を持っている。
何故なら、他者から供給される楽しさは供給されている限り自身の不幸を忘れられるが、楽しさを他者へ依存している為に供給が断たれる可能性がある。
しかし配信者は違う。配信者は自身で楽しさを生産し、自身が楽しさを生むのを辞めなければ、自身はずっと楽しいままだと知っているからだ。
自分はそうやって楽しさを自身で生産する配信者、クリエイターとでもエンターテイナーとでも呼んでも良い、そんな方々を高く評価しないはずは無い。

構ってちゃん型の配信者は視聴者にそのクリエイター(エンターテイナー)の役割をしてくれと強要しているのだ。
ひろゆき氏は上記の他に「つまらない人生だなと思うことはつまらないことをしてるからだよ」とも発言している。
今日の配信はつまらなかったと感じる事のある配信者は、本当に自分が楽しさを生産出来ているのか?を考えてみた方が良い。

自分がコメントをする多くのブログは生産するそう言った要素を持っている方々だ。
絵を描いている人、小物デザインをしている人、お店を経営する人、ドールの衣服を作る人、バンドをやっている人etc...。
もちろん、人間性が気に入っていて生産型の人では無くともコメントする事はあるが。
自分はそう言った人間へ成りたいが為にクリエイターやエンターテイナーの多いオタク達と関わりたいと思っているのだ。
だからこそプロフィールへは「楽しめるプロジェクト」と書いた。

津波で泥だらけになった道路が綺麗になっていたり、瓦礫で埋まった部分が土木関係者により除去されたり、世界各地の人々から義援金や救援物資が届く。
被災地では無くとも復興の息吹は感じられ、現状で多くの報道を目にする為、自分達は悲惨さをよく知っている。
よく知っているからこそ自分達は復興を「凄い!」と言って感動出来るのだと思う。

現状をつまらないと呟くのなら復興のお手伝いをしてみては如何だろうか?
復興の為に動いている間は不幸を忘れられるし、支援者である皆さんの成した事へ必ず絶賛が聞こえてくる。
いつか日本国民全体が「凄い!」と発する様になる時、幸福で無いかも知れないが絶対に不幸では無いはずだ。

震災報道ばかりの現状は確かにつまらない。しかし不幸を忘れる準備期間でもある事は確かなのだ。

前年上回る乗客/釧路の「SL冬の湿原号」

JR北海道釧路支社(矢崎義明支社長)は、6日で2010年度の運行を終えた「SL冬の湿原号」と「流氷ノロッコ号」の乗車実績をまとめた。厳しい経済情勢下のもと、両列車合わせて約3万4000人と前年度を上回る乗客が利用し、冬の道東観光推進に貢献。何より累計でSLは20万人、流氷は30万人をそれぞれ達成する節目を迎えたことで、来年度以降の運行に弾みのつくシーズンとなった。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110319/201103193.html

水道事業の統合難航/釧路市と釧路町

釧路市と釧路町は2006年度から水道事業の統合に向けた協議を進めてきたが、今年度末を交渉期限としながらまだ合意に至っていない。独自水源がない釧路町に釧路市から「分水」という変則的な方式で水を供給して40年余り。給水設備にかかわる起債残高と老朽管の更新費用の2項目について市と町の主張が平行線をたどり、展望が開けない状態だ。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110319/201103194.html

19日吹鳴式/釧路の霧笛

釧路海上保安部から釧路市に無償譲渡された霧信号(霧笛)の吹鳴式が19日午後1時から、港町かもめホール(釧路市入舟4)で開かれる。釧路港の霧笛が廃止されて丸一年。吹鳴式では、霧笛の機器を設置した同ホール屋上で、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげ、会場では義援金を募る。主催する釧路霧笛保存会の木保秀一会長は「海と人間のかかわりについて、改めて考える機会になれば」と話している。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110319/201103192.html

事故被害に遭ったワシは357羽 釧路

【釧路】国の天然記念物のオジロワシとオオワシの保護増殖に向けた環境省の分科会(座長・藤巻裕蔵帯畜大名誉教授)が17日、釧路市内で開かれ、ワシの事故事例などが報告された。

分科会では、2000年から10年までに環境省釧路湿原野生生物保護センターにけがなどで運び込まれたオジロワシとオオワシの傷病原因が発表された。オジロワシは177羽のうち、自動車との衝突による収容が17%と一番多く、車にはねられたエゾシカなどの死骸(しがい)を食べている時にぶつかることが多かった。

オオワシは180羽中、鉛汚染が原因の個体が35%に及び、ハンターに鉛弾で撃たれたエゾシカなどの肉を食べたことが原因とした。分科会は、11年度も基礎調査を進め、事故防止策などを実施していくことも確認した。(渡辺史哉)

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/279526.html

震災メモ:北洋銀と道銀が一部で休日営業 /北海道

北洋銀行と北海道銀行は17日、東日本大震災で被害を受けた道南や道東などの一部店舗で19~21日午前9時~午後3時に臨時営業すると発表した。被災した事業者向けの資金繰り相談や、通帳・カードなどを紛失した顧客の預金支払い(上限10万円)などに対応する。臨時営業する支店は次の通り。北洋銀行=函館中央、苫小牧中央、釧路中央、中島町(室蘭市)▽北海道銀行=函館、釧路、室蘭、苫小牧。

毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110318ddlk01040226000c.html

家族の温もりやっと 避難所で涙の再会 陸前高田、岩手・大槌

被災地につながる国道の一般車両の通行が可能になった岩手県。各避難所では、家族が、知人同士が、震災を乗り越え再会を果たした。

陸前高田市の高田一中。同市出身で北海道から駆け付けた釧路市議の村上和繁さん(51)は、父の与四郎さん(80)、母のフヨさん(81)と抱き合って喜んだ。
震災が起きたとき、与四郎さん夫婦は市役所の屋上に逃げ、津波被害を切り抜けた。そのまま一晩を明かし、12日朝に避難所へ搬送された。
目が不自由なフヨさんを、付きっきりで支えた与四郎さん。余震への不安と真冬のような寒さ。2人の体力は消耗しきっていたという。
和繁さんは、知り合いを通じて、両親が避難したことを知っていた。それでも「この目で無事を確認するまで心配でならなかった」。
安心のあまり泣き崩れた親子3人。周囲の人たちに「お世話になりました。ありがとう」と頭を下げて、避難所生活を終えた。
「心底、ほっとした。いまはそれしか言葉にできない」と和繁さん。釧路市に移り、親子で暮らすという。

津波に町がのみ込まれた大槌町。盛岡市の無職蛇口正喜さん(61)は大槌高体育館で、被災した弟の会社員禎治さん(56)、叔母の無職栄子さん(75)らと再会した。
正喜さんは16日、禎治さんらが無事であることをテレビを通じて分かった。被災地への一般車の乗り入れが可能になることも知り、「二重の喜びだった」という。
兄弟水入らずで、20分ほど積もる話をした。禎治さんは、ほかの親族とともに引き続き避難所にとどまることを伝え、握手をして別れた。
「会えて本当に良かった」と正喜さん。禎治さんは、兄の差し入れを手に「情報が入らない避難所でラジオは貴重。体育館はすきま風が寒く、衣類もありがたい」と喜んだ。

河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110318t33047.htm

道内40市町村に指示・勧告 避難率16%止まり

東日本大震災で避難指示・勧告が出された道内40市町村で、指定された避難所などに逃げた人は、対象住民約16万人のうち約16%の約2万6千人にとどまった。車などで自主避難した住民は原則含まれていないが、道は「被害はないと思い込み、避難しなかった住民が多い」と分析。避難徹底を呼びかけていく方針だ。

道によると、地震が発生し大津波警報が出された11日から12日にかけて、苫小牧市など19市町村が避難勧告、函館市など22市町が勧告よりも強い避難指示を出した。釧路管内釧路町は指示と勧告を町内で別々に出したため計40市町村となる。

避難指示を出した22市町の対象者は約9万1千人で、このうち自治体が避難所などで確認した人数は約18%にあたる約1万6千人。勧告を出した19市町村は対象者約7万3千人に対し、避難した人は約13%にあたる約9500人だった。

避難指示を出した市町村のうち避難した人の割合がもっとも高かったのは十勝管内豊頃町の74・2%。もっとも低かったのは根室管内羅臼町の2・8%だった。

羅臼町では全戸に設置している防災無線で5979人に避難指示を出したが、町内12カ所の避難所に逃げた人は168人だった。

「過去数年の津波で羅臼は大きな被害が出ておらず、『今回も大丈夫』と思った住民が多かったのでは」と担当者。16日に急きょ、各地の町内会長を集め、地域住民に危機意識の徹底を呼びかけた。

指示・勧告合わせ、函館市に次いで多い12650人が対象となった釧路町は、避難した人の割合は約5%。町は「車などで避難所以外に逃げた人もおり、実際に避難した人はもっと多い」としているが、4月の広報誌で町民に緊急時の避難を呼びかけることを決めた。

道の佐藤雅彰危機管理監は「今回の震災を教訓として、市町村と連携して防災体制を強化するとともに、道民に津波の危険性を周知徹底していきたい」と話している。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/279176.html