児童が自発的に募金活動/釧路市内小学校
釧路市立中央小学校(橋本孝子校長)の6年生37人が中心になって「震災を受けた人たちのために自分たちでできることを」と東日本大震災募金活動を始めた。18日に卒業式を迎える6年生からの``最後のお願い、、は、全校児童209人に広がり、教職員も子どもたちの善意に共感して活動を支えるなど、優しい気持ちが大きく広がりを見せている。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110317/201103174.html
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110317/201103174.html
NZでの援助活動を報告 釧路
【釧路】ニュージーランド地震の被災地で国際緊急援助隊として捜索・復興支援に当たった釧路海上保安部巡視船「えりも」の潜水士伊藤努さん(28)が15日、同海保で帰国を報告した。
海保職員では道内唯一の参加。被災地のクライストチャーチ市で7~11日、日本人被災者の遺留品を捜索したり、がれきの撤去作業などを行ったりした。
伊藤さんは「目が覚めるような揺れに何度も襲われた」と余震が続く現地の様子を説明し、「昼夜の気温差が大きく水分補給に苦労したが、現地ボランティアの支援で無事に作業を進めることができた」と振り返った。
11日に発生した東日本大震災の被災地には、同海保から巡視船2隻が派遣されている。「えりも」の潜水士5人も救助活動に当たっており、伊藤さんは「津波で流されたがれきの下に潜っての作業になるため、けがに気をつけてほしい。惨事を目の当たりにし続けることでの心的ストレスも心配」と仲間を気遣った。(坂本有香)
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/278965.html
海保職員では道内唯一の参加。被災地のクライストチャーチ市で7~11日、日本人被災者の遺留品を捜索したり、がれきの撤去作業などを行ったりした。
伊藤さんは「目が覚めるような揺れに何度も襲われた」と余震が続く現地の様子を説明し、「昼夜の気温差が大きく水分補給に苦労したが、現地ボランティアの支援で無事に作業を進めることができた」と振り返った。
11日に発生した東日本大震災の被災地には、同海保から巡視船2隻が派遣されている。「えりも」の潜水士5人も救助活動に当たっており、伊藤さんは「津波で流されたがれきの下に潜っての作業になるため、けがに気をつけてほしい。惨事を目の当たりにし続けることでの心的ストレスも心配」と仲間を気遣った。(坂本有香)
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/278965.html
1919人喜びの春つかむ/釧路管内公立高校で合格発表
道内公立高校の合格発表が16日、一斉に行われ、釧路管内では全日制で1870人、定時制で49人が合格の喜びをかみしめた。 このうち釧路江南高校では受験生や保護者、学校や塾の関係者らが集まる中、午前10時に合格者の受験番号が生徒玄関に張り出されると、あちこちで歓声がわき上がり、抱き合って喜ぶ姿や携帯電話で自分の番号を撮影する受験生や保護者の姿が見られた。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110317/201103175.html
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110317/201103175.html
道内製造業、東北拠点の代替生産へ 日本製紙や新日鉄
北海道内にある製造業各社は、東日本巨大地震の被害を受けた東北地方の生産拠点の代替生産に動きだした。日本製紙グループ本社の釧路工場(釧路市)は12日よりフル稼働で新聞用紙の生産を開始。東北地方にある岩沼工場(宮城県岩沼市)などの3工場の生産が停止しており、「供給を補うためにバックアップ生産している」(釧路工場)という。
新日本製鉄室蘭製鉄所(室蘭市)も被災した釜石製鉄所(岩手県釜石市)で生産していた「特殊鋼線材」の代替生産を検討中だ。車両用のタイヤの中にある鋼線などに使われる素材で、出荷先のメーカーから承認が得られ次第、室蘭製鉄所で作る予定という。
仙台工場(宮城県名取市)などで生産を停止しているサッポロビールは、北海道工場(恵庭市)を含む国内3工場で増産を検討している。「準備が整い次第増産に踏み切りたい」(サッポロホールディングス)という。
一方、日清食品グループの札幌日清(千歳市)はカップ麺の容器などの調達に支障が出ており「今週末からは生産を落とさざるを得ない」としている。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E3E7E2E2948DE3E7E2E1E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2
新日本製鉄室蘭製鉄所(室蘭市)も被災した釜石製鉄所(岩手県釜石市)で生産していた「特殊鋼線材」の代替生産を検討中だ。車両用のタイヤの中にある鋼線などに使われる素材で、出荷先のメーカーから承認が得られ次第、室蘭製鉄所で作る予定という。
仙台工場(宮城県名取市)などで生産を停止しているサッポロビールは、北海道工場(恵庭市)を含む国内3工場で増産を検討している。「準備が整い次第増産に踏み切りたい」(サッポロホールディングス)という。
一方、日清食品グループの札幌日清(千歳市)はカップ麺の容器などの調達に支障が出ており「今週末からは生産を落とさざるを得ない」としている。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E3E7E2E2948DE3E7E2E1E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2
食料や医薬品、建機…道内企業など被災地への提供広がる
東日本巨大地震を受け、北海道内の企業などで被災地支援に向けた動きが広がっている。食料品や医薬品など被災者の生活や健康管理に欠かせない物資に加え、復旧作業に用いる機材の提供なども相次ぐ。道内は東北地方などに比べて被害が小さく、距離も比較的近い。今後の本格的な救援活動に向け、道内企業の役割が一段と増しそうだ。
JAグループ北海道は常温保存できるロングライフ(LL)牛乳やおにぎりなどを被災地に供給する。14日に支援対策本部を設け、グループ内のホクレン農業協同組合連合会が原料や人手の手配を進めている。農林水産省から指示があり次第、加工工場でつくる。道内の農協からはレトルトカレーなど加工食品を提供したいとの申し出が集まっており、これらも集荷して搬送する計画だ。
流通業界ではコープさっぽろが支援物資の輸送を始める。第1弾として16日、水や缶詰、ソーセージなど14トントラック2台分を岩手県にフェリーで送る。また、宅配のトラックと職員を現地に派遣し、支援物資の輸送や生協組合員の自宅訪問なども計画している。
道内コンビニエンスストア大手のセイコーマートは飲料水やトイレットペーパーなど約1400ケース分の生活関連物資の提供を準備中。全国で調剤薬局を展開するアインファーマシーズは東京から約10人の薬剤師を被災地の店舗に送り込み、24時間体制で被災者に医薬品を提供している。
津波注意報の解除などで、被害を受けた市街地での復旧作業に使う機材を提供する動きも出てきた。建機レンタルのカナモトは第1弾として14日、発電機10台と仮設トイレ9基を函館港から輸送した。道内から仮設トイレ600基などを調達し、関東地区の営業所からも建機を順次手配する。
油圧ショベルやブルドーザーなどの機材も送る予定で、災害時に迅速に建機を貸し出す契約を結んでいる自治体や建設会社のほか、病院や通信会社も対象にする。同社は1995年の阪神大震災の発生後に約800台の油圧ショベルを提供しており、「復旧現場に必要な機材の選定など培った経験を生かしていきたい」(社長室)という。
港湾運送の三ッ輪運輸(釧路市、栗林定正社長)も復旧支援を検討中。具体的な内容は今後詰めるが、クレーンなど荷役機器のほか、作業員の派遣、救援物資輸送などが対象になる見通しだ。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E3E7E2E29B8DE3E7E2E1E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2
JAグループ北海道は常温保存できるロングライフ(LL)牛乳やおにぎりなどを被災地に供給する。14日に支援対策本部を設け、グループ内のホクレン農業協同組合連合会が原料や人手の手配を進めている。農林水産省から指示があり次第、加工工場でつくる。道内の農協からはレトルトカレーなど加工食品を提供したいとの申し出が集まっており、これらも集荷して搬送する計画だ。
流通業界ではコープさっぽろが支援物資の輸送を始める。第1弾として16日、水や缶詰、ソーセージなど14トントラック2台分を岩手県にフェリーで送る。また、宅配のトラックと職員を現地に派遣し、支援物資の輸送や生協組合員の自宅訪問なども計画している。
道内コンビニエンスストア大手のセイコーマートは飲料水やトイレットペーパーなど約1400ケース分の生活関連物資の提供を準備中。全国で調剤薬局を展開するアインファーマシーズは東京から約10人の薬剤師を被災地の店舗に送り込み、24時間体制で被災者に医薬品を提供している。
津波注意報の解除などで、被害を受けた市街地での復旧作業に使う機材を提供する動きも出てきた。建機レンタルのカナモトは第1弾として14日、発電機10台と仮設トイレ9基を函館港から輸送した。道内から仮設トイレ600基などを調達し、関東地区の営業所からも建機を順次手配する。
油圧ショベルやブルドーザーなどの機材も送る予定で、災害時に迅速に建機を貸し出す契約を結んでいる自治体や建設会社のほか、病院や通信会社も対象にする。同社は1995年の阪神大震災の発生後に約800台の油圧ショベルを提供しており、「復旧現場に必要な機材の選定など培った経験を生かしていきたい」(社長室)という。
港湾運送の三ッ輪運輸(釧路市、栗林定正社長)も復旧支援を検討中。具体的な内容は今後詰めるが、クレーンなど荷役機器のほか、作業員の派遣、救援物資輸送などが対象になる見通しだ。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E3E7E2E29B8DE3E7E2E1E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2
道内も競技中止続く ジャンプや少年アイスホッケーなど
東日本大震災の影響により、スポーツ大会や関連会議の中止・延期の決定が15日も相次いだ。
19日からのバスケットボール全日本クラブ選手権、20日のまつえレディースハーフマラソンは中止。この時期に集中する全国高校選抜大会では、なぎなた、空手、自転車、レスリング、ボート、ホッケー、アーチェリーの中止が決まった。
道内では、19日に予定されていたノルディックスキー・ジャンプの「第12回伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイター大会」(札幌大倉山競技場)が中止になった。代替開催はしない。
26~29日に釧路市内で開催予定だった第5回全日本少年アイスホッケー大会(中学生・男子の部)も中止が決まった。大会には東北地方の4県の各選抜を含む24チームが出場予定だった。
19、20日に滝川市の滝川スポーツセンターで予定されていた第7回道室内棒高跳び大会(道陸協など主催)も中止する。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sports/278520.html
19日からのバスケットボール全日本クラブ選手権、20日のまつえレディースハーフマラソンは中止。この時期に集中する全国高校選抜大会では、なぎなた、空手、自転車、レスリング、ボート、ホッケー、アーチェリーの中止が決まった。
道内では、19日に予定されていたノルディックスキー・ジャンプの「第12回伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイター大会」(札幌大倉山競技場)が中止になった。代替開催はしない。
26~29日に釧路市内で開催予定だった第5回全日本少年アイスホッケー大会(中学生・男子の部)も中止が決まった。大会には東北地方の4県の各選抜を含む24チームが出場予定だった。
19、20日に滝川市の滝川スポーツセンターで予定されていた第7回道室内棒高跳び大会(道陸協など主催)も中止する。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sports/278520.html
震災でスーパーのオープン延期/釧路市美原
釧路市の旧美原公設小売市場(美原4)を改装し、4月1日にオープン予定だった食品スーパー「太郎」が、東日本大震災の影響でオープン延期を余儀なくされた。オープンの時期は15日現在、未定。新店舗用のレジや冷蔵庫の発注先が被害の激しい仙台などにあるためで、経営する小売業新免商店の新免豊司(あつし)専務は「ほんとに詰めの段階まで来ていただけに残念」と肩を落としている。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110316/201103161.html
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110316/201103161.html
巡視船潜水士がNZ派遣終え帰国
ニュージーランドで2月22日にマグニチュード6・3の大地震が発生したことを受け、国際緊急援助隊の一員として、現地で救助活動に当たった釧路海上保安部(菅原規之部長)所属の巡視船「えりも」の潜水士伊藤努さん(28)が15日、釧路港湾合同庁舎で帰国報告を行った。東日本大震災の発生により、被災地付近に出動している「えりも」の同僚について「給油などで一時帰釧したら、仲間と一緒に被災地に向かいたい」と力を込めた。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110316/201103162.html
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110316/201103162.html
公立中学校で卒業式/釧路市内
釧路市内の公立中学校15校は15日、一斉に卒業式を行った。鳥取中学校(松野孝校長)では卒業生191人一人一人に松野校長が卒業証書を手渡し「3年間学び続けた校舎で卒業式を迎えたことに感謝してください。4日前の東日本大震災で大きな被害を受け、つらい仲間がいることを忘れないでほしい」と言葉を掛けた。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110316/201103163.html
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110316/201103163.html
津波、釧路川を10キロ逆流
東日本巨大地震で、北海道釧路市の釧路港に押し寄せた津波(高さ2・1メートル)が釧路川を逆流、約10キロ上流の釧路湿原国立公園まで達したことが、道釧路建設管理部の調査でわかった。同市周辺では、大地震でたびたび津波が発生したが、釧路川の逆流記録は、川を管理する同部にも残っていないという。津波の流入による湿原の生態系への影響は不明だが、津波の規模からみて、道東や三陸で大きな津波被害が出た1960年のチリ地震以降で、最長の逆流だった可能性もある。
同部によると、逆流した津波の痕跡が確認された最先端は、釧路町の新丹頂橋上流部分。付近では、凍結した川氷の表面が茶色っぽく変色し、岸辺に残る雪の上に数十センチの泥水が流れたような跡も残っている。
また、同橋のすぐ下流や、2キロ下流の川岸(河口から約8キロ)には、下流の貯木場(同約4・5キロ)から流出したとみられる長さ10メートル以上の材木が、打ち上げられている。津波の際、同貯木場から釧路川に流出した材木約1400本の一部とみられる。
同橋は、釧路湿原をほぼ東西に貫通する「釧路湿原道路」にあり、釧路湿原国立公園の東端。やはり国立公園内で、同橋の西約3キロを流れる支流の新雪裡橋周辺でも、泥で茶色になった川氷の上に段ボール箱などが散乱し、津波の痕跡がはっきりとわかる。両橋付近はヨシ原が広がる湿原で、環境省釧路湿原自然保護官事務所は「巡視して確認したい」としている。
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110316-OYT8T00563.htm
同部によると、逆流した津波の痕跡が確認された最先端は、釧路町の新丹頂橋上流部分。付近では、凍結した川氷の表面が茶色っぽく変色し、岸辺に残る雪の上に数十センチの泥水が流れたような跡も残っている。
また、同橋のすぐ下流や、2キロ下流の川岸(河口から約8キロ)には、下流の貯木場(同約4・5キロ)から流出したとみられる長さ10メートル以上の材木が、打ち上げられている。津波の際、同貯木場から釧路川に流出した材木約1400本の一部とみられる。
同橋は、釧路湿原をほぼ東西に貫通する「釧路湿原道路」にあり、釧路湿原国立公園の東端。やはり国立公園内で、同橋の西約3キロを流れる支流の新雪裡橋周辺でも、泥で茶色になった川氷の上に段ボール箱などが散乱し、津波の痕跡がはっきりとわかる。両橋付近はヨシ原が広がる湿原で、環境省釧路湿原自然保護官事務所は「巡視して確認したい」としている。
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110316-OYT8T00563.htm