道内製造業、東北拠点の代替生産へ 日本製紙や新日鉄 | くしろぐ

道内製造業、東北拠点の代替生産へ 日本製紙や新日鉄

北海道内にある製造業各社は、東日本巨大地震の被害を受けた東北地方の生産拠点の代替生産に動きだした。日本製紙グループ本社の釧路工場(釧路市)は12日よりフル稼働で新聞用紙の生産を開始。東北地方にある岩沼工場(宮城県岩沼市)などの3工場の生産が停止しており、「供給を補うためにバックアップ生産している」(釧路工場)という。

新日本製鉄室蘭製鉄所(室蘭市)も被災した釜石製鉄所(岩手県釜石市)で生産していた「特殊鋼線材」の代替生産を検討中だ。車両用のタイヤの中にある鋼線などに使われる素材で、出荷先のメーカーから承認が得られ次第、室蘭製鉄所で作る予定という。

仙台工場(宮城県名取市)などで生産を停止しているサッポロビールは、北海道工場(恵庭市)を含む国内3工場で増産を検討している。「準備が整い次第増産に踏み切りたい」(サッポロホールディングス)という。

一方、日清食品グループの札幌日清(千歳市)はカップ麺の容器などの調達に支障が出ており「今週末からは生産を落とさざるを得ない」としている。

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E3E7E2E2948DE3E7E2E1E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2