リサイクル困難な「汚れた廃プラ」 輸出入規制へ国際ルール~「レジ袋はタダ」法令で禁止の考え 環境 | Just One of Those Things

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北極も深海も 海洋生物を死に追いやるプラスチック」、「微細プラ製造、自粛求める 洗顔料・歯磨き粉で使用」、「プラごみ減へ循環戦略 使い捨て見直し・再利用 来夏までに」、「イルカやクジラなどの死体 50頭すべてからプラスチック」、「海洋汚染のプラスチックごみ 首相に対策強化求める共同声明~クジラから大量のプラスチックごみ」、「“クジラの胃のプラスチック”で海洋汚染を学ぶ」、「マイクロプラ 海だけでなく「山でも検出」 大気中を浮遊か」、「回収ペットボトル100%有効利用へ 経団連が目標」、「ADB、海洋ごみ対策に5500億円=24年まで、生態系保護など」、「「海で分解するプラスチック」国が開発企業を支援へ~ADBプラスチックごみ対策などに50億ドル支援」、「廃プラスチック 中国が輸入禁止 日米はごみ削減急務~プラスチックごみ保管増などの影響」より。
 

プラスチックゴミによる海の汚染が深刻な問題となる中、リサイクルに向かない汚れたプラスチックゴミについて輸出入を規制する新たな国際ルールが定められ、さらなる汚染を防ぐ新たな対策として期待されています。
 

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リサイクル困難な「汚れた廃プラ」 輸出入規制へ国際ルール
2019年5月11日 6時55分 NHK

プラスチックゴミによる海の汚染が深刻な問題となる中、リサイクルに向かない汚れたプラスチックゴミについて輸出入を規制する新たな国際ルールが定められ、さらなる汚染を防ぐ新たな対策として期待されています。
 
スイスのジュネーブでは有害廃棄物の国境を越えた移動を規制する「バーゼル条約」の締約国会議が開かれ、10日、日本とノルウェーが共同で提案したプラスチックゴミをめぐる条約の改正案が採択されました。
 
これによって、リサイクルに向かない汚れたプラスチックゴミが新たに規制の対象となり、洗浄されていなかったり異物が入っていたりする使用済みのペットボトルや、十分に分別されずほかのゴミも混ざったままのプラスチックゴミなどを輸出する際には相手国の事前の同意が義務づけられることになりました。
 
環境省によりますと、改正のねらいは汚れたプラスチックゴミが国境を越えて売買されるのを規制することで各国で洗浄や分別などの処理がより徹底され、リサイクルが進むことだということです。
 
国連によりますと、世界の海の中には推計で1億トンのプラスチックゴミが含まれていて、海の生態系だけでなく人体への影響も懸念されるなど、海の汚染が深刻な問題となっています。
 
改正された条約は2021年に発効し、プラスチックゴミによるさらなる汚染の防止につながることが期待されています。
 
■環境省担当者「海の汚染の一要因絶つ」

条約の改正案が採択されたあと報道陣の取材に応じた環境省の松澤裕審議官は「途上国を含めて世界各国でリサイクルが促進されることになり、海の汚染の大きな原因の一つをその元から絶つことにもつながる」と述べて、改正の意義を強調しました。
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また、6月3日、プラスチックごみを削減するため、原田環境大臣は、スーパーやコンビニエンスストアなどでのプラスチック製のレジ袋の無償配布を一律に禁止する法令を速やかに制定する考えを明らかにしました。

 

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「レジ袋はタダ」法令で禁止の考え 環境相
2019年6月3日 21時00分 NHK

プラスチックごみを削減するため、原田環境大臣は、スーパーやコンビニエンスストアなどでのプラスチック製のレジ袋の無償配布を一律に禁止する法令を速やかに制定する考えを明らかにしました。
 
海洋汚染につながるプラスチックごみの削減やリサイクルを促進するため、政府は先月31日、「プラスチック資源循環戦略」を策定しました。
 
この戦略には、レジ袋の有料化を小売店に義務づける方針が盛り込まれ、原田環境大臣は3日の記者会見で、プラスチック製のレジ袋の無償配布を禁止する法令を速やかに制定する考えを明らかにしました。
 
具体的には、スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストア、百貨店など、レジ袋を使っている事業者を一律に対象にするとしています。
 
一方、有料化の方法やレジ袋の価格は、環境を考えるうえで効果的なものとなるよう事業者が選択できるとしています。
 
また、レジ袋の有料化による売り上げについて原田大臣は「環境対策などに充当されるなど、関係者の理解を促進していくことが望ましいと考えている」と述べました。
 
環境省は今後、有識者による検討会を設け、法制化に向けて議論を進めることにしています。
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以上。

 

 

 

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