イルカやクジラなどの死体 50頭すべてからプラスチック | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。環境保全のデータ編。
 

取り上げなければと思いながら、今の時期になりました。

 

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イルカやクジラなどの死体 50頭すべてからプラスチック
2019年2月1日 22時26分 NHK
 
海岸に打ち上げられたイルカやクジラなどの哺乳類50頭の死体を調べたところ、すべての体内から大きさが5ミリ以下のプラスチック=マイクロプラスチックが見つかったとする研究結果をイギリスの研究グループが発表しました。
 
イギリスのエクセター大学などの研究グループは、イギリスの海岸に打ち上げられた動物のうち、イルカやクジラ、アザラシなど10種類の哺乳類、合わせて50頭を調べた結果を31日、イギリスの科学雑誌に発表しました。
 
それによりますと、全体からは合わせて273個のプラスチック片が見つかり、このうち9割以上の261個が5ミリ以下のマイクロプラスチックで、すべての個体の消化器から見つかったということです。
 
プラスチック片のうち最も多かったのは、魚を取る網や衣服などに使われる化学繊維で、全体の84%、残る16%は容器やペットボトルなどに使われるものでした。
 
研究グループは死因にマイクロプラスチックが関わっているかはわからないとしたうえで、「マイクロプラスチックそのものや、表面に付着した化学物質が、これらの動物にどのような影響を与えるのかはまだわかっておらず、さらに研究する必要がある」としています。
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マイクロプラスチック どんな影響が - 特集ダイジェスト - ニュースウオッチ9

2018年5月24日(木)NHK

海に漂う“見えないゴミ” ~マイクロプラスチックの脅威~ - NHK クローズアップ現代

No.3725 2015年10月29日(木)

海に消えたプラスチック | BS世界のドキュメンタリー | NHK BS1

“リサイクル破綻”どう解決? ~脱プラスチック社会への模索~ - NHK クローズアップ現代

2018年11月1日(木)

NHK高校講座 | 生物基礎 | 第37回 生態系のバランス (2) ~復元力を人間の諸活動~

 

時論公論でも取り上げられていたのですが、Web上にはデータがありません。海に流されたプラスチックは、やがて砕けて、マイクロプラスチックとなります。

マイクロプラスチック - Wikipedia

マイクロプラスチックになれば、対策の方法がありません。

 

“海を殺す”マイクロプラスチック汚染、日本周辺は「ホットスポット」にも― 「世界での平均的な海に比べると、日本は(マイクロプラスチック密度数が)一桁多い」

 

洗顔料や歯磨きに含まれる マイクロプラスチック問題(PDF)

というわけで、プラスチックだけの問題ではないのです。

 

下水処理に関しては、お金がかかりますが、逆浸透膜フィルターの浄水器を使えば、NASAでも使われている除荷装置で、真水になります。しかし、海はそういうわけにはいきませんね・・・。

 

今のところ生物の悪影響を受けたというデータは上がってはいませんが、本来の自然界にはないもので、人間が作りだしたものですから、元から絶たないといけないのかもしれません。それには、消費者の私たちの認識を変える必要があると思えます。

 

 

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