「海で分解するプラスチック」国が開発企業を支援へ~ADBプラスチックごみ対策などに50億ドル支援 | Just One of Those Things

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寒暖の差が激しく、寝落ちしてしまいました(汗;)

 

科学オタクの主婦が一人でこねくっております、危機管理シリーズ。環境保護に関するデータ編。

 

北極も深海も 海洋生物を死に追いやるプラスチック」、「微細プラ製造、自粛求める 洗顔料・歯磨き粉で使用」、「プラごみ減へ循環戦略 使い捨て見直し・再利用 来夏までに」、「イルカやクジラなどの死体 50頭すべてからプラスチック」、「海洋汚染のプラスチックごみ 首相に対策強化求める共同声明~クジラから大量のプラスチックごみ」、「“クジラの胃のプラスチック”で海洋汚染を学ぶ」、「マイクロプラ 海だけでなく「山でも検出」 大気中を浮遊か」、「回収ペットボトル100%有効利用へ 経団連が目標」、「ADB、海洋ごみ対策に5500億円=24年まで、生態系保護など」より。
 

国が、海で分解するプラスチックの開発企業を支援することとなりそうです。

 

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「海で分解するプラスチック」国が開発企業を支援へ
2019年5月6日 11時24分 NHK

海洋汚染の原因となっているプラスチックごみを削減するため、海に流れても分解されるプラスチックが注目を集めています。国も開発を進める日本企業の支援に乗り出します。
 
世界各地でプラスチックごみが海に流れ出し、海洋汚染につながると問題になっています。
 
こうした中、日本やドイツ、イタリアなどの化学メーカーが開発した海の中でも分解される特殊なプラスチックが注目を集めています。
 
海中の微生物が生み出す酵素の働きなどで、主に水と二酸化炭素に分解される特徴があります。
 
経済産業省によると、国内のプラスチック生産量は年間1000万トン程度ありますが、このうち、海の中でも溶けるタイプのプラスチックはわずかだということです。
 
このため、この新しいプラスチックを普及させようと、経済産業省は開発を進める日本企業の支援に乗り出します。
 
具体的には世界のメーカーごとに統一した品質基準がないことから、国が企業と協力する形で国際規格であるISOの策定を進めることにしています。
 
国際規格を通じて、日本企業が世界で販売を拡大させることを後押しするねらいです。また、国の研究機関が企業の研究開発を支援する体制も整備することにしています。
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続きまして、アジア開発銀が、プラスチックごみ対策などに50億ドル支援へとなりました。前回の記事の続報ですね。
 
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アジア開発銀 プラスチックごみ対策などに50億ドル支援へ
2019年5月2日 17時39分 NHK

ADB=アジア開発銀行は、アジア太平洋地域の海でも問題になっているプラスチックごみなどの汚染対策を進めることや、海に基盤を置く漁業や観光業を守るため、50億ドル(日本円で5500億円余り)を支援する計画を発表しました。
 
2日から南太平洋のフィジーで始まった年次総会で、ADB=アジア開発銀行は、ことしから2024年までに海の保護などのため50億ドルの資金や技術の支援を行うと発表しました。
 
具体的には、海に流れ込むプラスチックごみや廃水による汚染の対策、生態系の保護、海に基盤を置く持続可能な漁業や観光業の実現などを、アジア太平洋地域で支援するとしています。
 
総会に合わせて開かれたセミナーで、ADBの中尾総裁は「海は広いが、プラスチックなどの汚染や温暖化による影響を許容できるほど広くはない。海を失えば、生活にも大きな打撃となる」と述べて、海洋保護の重要性を強調しました。
 
そのうえで、「プラスチックなど海の汚染源に対するもっと強い国際的な枠組みが必要だ」と述べ、企業や消費者任せではなく、各国政府の取り組みや国際社会の連携の強化を呼びかけました。
 
プラスチックごみによる海洋汚染の対策は、来月のG20大阪サミットでも議題の1つになる見通しです。
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報道が上がり次第、また取り上げます。
 
 
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