教育について | 親と子の訓読家庭教会

親と子の訓読家庭教会

後天時代に於ける子女教育を考える

顕進様が語られた教育についてのお話を紹介します。

 

 

普遍的な原理と価値の力」

原理と価値は絶対的です。それは絶対、不変、永遠という神様の本質を反映しています。私た ちが普遍性について語るとき、すべての権利を与える方としての創造主を認知することが、そ れらの理想を受け入れる土台となります。それなしには、本当の普遍性は出てきません。

宗教は人間社会にとって非常に重要な部分でした。それは、人々がこれらの原理と価値に触れ る精神的な真理を求める源泉となっていました。歴史を通して、神学に焦点を絞った偏狭さに よる否定的な影響もありましたが、焦点を原理と価値に移すことによって、宗教を共通の次元 に持ってくることも可能です。すべての偉大な信仰の伝統の中で、これらの原理と価値には普 遍性があります。したがって、これは様々な信仰の伝統の中で連帯を構築するための基礎とな ります。

教育もまた重要な役割を果たしてきており、現在の教育分野には大きなチャンスがあります。 教育を通して、青少年に原理と価値について教えることができます。それは彼らが、あらゆる 点で人生において成功する道を開きます-世俗的なレベルだけでなく、霊的にも。このような 人格教育は、宗教的機関だけでなく、世俗的な学校制度の中でも行うことができます。

民主主義と資本主義はそれ自体では解決策にはなりません。民主主義と自由市場制度それ自体 は中立です。これらのシステムを成功させるための基盤となるのが原理と価値です。それによ って「アメリカの実験」が、今のアメリカを作ったのです。


「被造物(自然)の中で自分自身について学ぶ」

教育では、経験がとても重要です。私が山中でのアドベンチャー教育を好むのには理由があり ます。たとえ誰かが自分の分野では最も賢く、最も金持ちで、あるいは最も熟練していたとし ても、山中ではそういう立場というものは全く意味がありません。たとえ自分ではどれほど強 いと思っていたとしても、生き残る方法を知らなければ死んでしまうのです。自然界がどうな っているのかを知らなければ死んでしまうでしょう。この堕落した人間世界で価値があるとさ れているものは、自然界の中では何の意味も価値もありません。自然界は皆さんのありのまま の姿に応じて皆さんを待遇するのであり、皆さんの作られた見せかけの姿に応じて待遇してく れることはないでしょう。

ですから被造物の中に出て行って、自然の世界と交流することが重要なのです。自然は皆さん に嘘をつかないからです。最後には誰もが霊界に行くようになりますが、その時には、来た時 と同じように行くのです。ただ神様が与えてくれたものだけを持って行くことになります。そ こで大事なことは、神様が皆さんに与えてくれた能力を開発したのか、それとも、道を外れて 何の価値も意味もないものを開発したのかということです。そういうわけで、被造物は学ぶこ との多い素晴らしい教室です。こういうタイプの体験教育はすべての人のためのものです。そ れは、何が最も重要なのかについて正しい観点と明確さを与えてくれます。