男女の役割と価値について | 親と子の訓読家庭教会

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後天時代に於ける子女教育を考える

顕進様が語られた女性の役割と価値、及び真の平等についてのお話を紹介します。

 

 

「女性の役割」

皆さんは女性の役割について正しい観点を持たなければなりません。人類が神様の下の一家族 になるべきだと思うということは、すでに、最も重要な機関は家庭であるという事実を認めて いることになります。家庭に平和をもたらし、お互いの理解のための橋を架ける最も重要な役 割を担っているのは誰でしょうか。それは母親です。母親は、次世代を育てるという最も重要 なリーダーシップの立場にあります。母親は人類の将来の指導者を育てているのです。

アメリカのフェミニズムがいかに欺瞞的で誤解をもたらしているかを理解することは重要です。 その理由は、フェミニズムは人間の価値を経済的な枠組みの中に置くからです。それは、人間 の価値を判断し認識する正しい基準ではありません。人間の価値はそれよりもはるかに大きい からです。

フェミニズムは、解放された女性となるためには、家族を気にせず妻や母親といっ た伝統的な役割を忘れなければならない、それは男性に従属することを意味するからだと、若 い少女たちに教えています。フェミニストは、自立することを重視し、仕事をしてキャリアを 築くことに重点を置きます。要するに、人間の価値は経済的自由や金銭的価値に基づいている ということです。人間の価値は本当にこういうものによって決定されるのでしょうか。そうで はありません。その哲学は共産主義とその論理に非常に似ています。

人間の真の価値は、神様の本来の目的、男性と女性に対するの本来の理想と一つになるところ からくるものです。ですから、互いに補い合うペア、真の愛の理想、そして理想的な家庭にお ける伝統的な役割といったことが、男性と女性の真の解放につながるのです。それゆえに、男 女が神様の本来の期待に沿って、世界の舞台でそれらの理想を勝利的に推進することが非常に 重要です。今の時代には、真の女性が前に出て来なければなりません。そのような女性が、平 和運動を率いる主要な人物となるでしょう。


「男性と女性の真の平等」

男性と女性の関係は、創造そのものに根ざした目的のために作られているため、人類を定義す る最も根本的な関係です。この関係がなければ、人間は創造の過程に参加することができませ ん。自然界では、原子レベルから人類そのものに至るまで、陽と陰の要素が一つになることに より創造がなされ生命が存在するようになります。この補完的な性質と、陽陰の要素の関係に より生命が現れ創造が行われるのです。

男性と女性は互いに補い合うペアとなるように造られています。それは、神様の二性性相を反 映する正しい関係をお互いの間に築くということです。神様はお互いを補うためにそれぞれが 果たすべき役割があるので、男性と女性にすべての能力を与えられました。相補的なペアとし て、彼らは神様が彼らに対して抱いておられる真の男性と真の女性としての期待を果たすこと により、地上で真の愛を実体化することを願われていました。

このような男性と女性が、真の息子と娘、真の兄弟姉妹、真の夫と妻、そして真の父と母としてしっかりと立ち上がるのです。 そして、真の家庭を確立することにより、神様の実質的な王国が現れることができます。

男女間の主体・対象関係において、どちらか一方が他方よりも優れているということはありま せん。物理的な面では、一人一人が異なっているので、そこには平等はありません。真の平等 は真の愛の領域にしか存在せず、そこでは全員が自分自身のためとか、自分の権力を拡大する ためではなく、他者のために生きているのです。真の愛は、男女を一つに抱く接着剤のような ものでなければなりません。そしてそこから真の平等、真の高潔さ、真の幸福、そして人間と して偉大なものすべてが完全に開花して実現するのです。真の解放と真の釈放圏が実現するの もそのような場です。