原理は科学と宗教を統括している | 親と子の訓読家庭教会

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後天時代に於ける子女教育を考える

顕進様が科学と宗教について語られた内容を個人のノートから紹介します。


「イエス様がユダヤ人に与えられた最も重要な啓示が、基本的人権と自由という、近代的概念の基礎になりました。キリスト教は、宗教的次元に留まらず、文明的次元においても影響を与えて来ました。キリスト教は汝の敵さえも愛するという、真の愛の基盤の上に建てられたのです。何がお父様の貢献を画期的にしたのかというと、創造原理も含めて、科学の法と精神の法の間に矛盾がないことを明かした点です。

19世紀に至るまで、科学は、宇宙を創造した目に見えない手と、理性的精神を信じた宗教的な人々によって発展してきました。科学は信仰を持った人々が基盤になっていました。世俗的科学の概念は現代に入って起こった現象です。それらの世俗的科学は、多くの天使長的な哲学者と、最終的には共産主義者と社会主義者の考えの基盤となった、さらに世俗指向的な哲学と結び付いているのです。

物質界と宇宙を支配する法に関するお父様の洞察力はとてつもないものでした。何故ならお父様は神の本質を二性性相として説明されたからです。お父様は、全ての被造物が愛の理想を実現する目的を持っているため、神が二性性相を持っていらっしゃると説明されました。それ故に我々は主体と対象の関係を持っているのです。我々の理解の原則は二面性です。ですから私は男女の役割に関して教え始めたのです。それが神様の形象を実体化する実質的顕現を意味するからです。また、それによって人間が精神的にも実質的にも創造の御業に加わることができるからです。それが、我々の伝統において結婚が、聖なる礼典として根本的に重要である理由です。」