2024年9月に相方と大阪~長野の諏訪へ2泊旅のお話、その11。
このシリーズ最後の温泉話です。
まずはここまでの行程リンク集を↓。
湯元「花乃井」スーパーホテル大阪天然温泉
鶏将 すすむ
立ち呑み 美月
中央市場 ゑんどう寿司
湯小路 いきいき元気館
上諏訪温泉 油屋旅館 <到着編>
上諏訪温泉 油屋旅館 <温泉編>
上諏訪温泉 油屋旅館 <食事編>
諏訪湖 ~ 諏訪大社(上社前宮) ~ 御湖鶴酒造
上諏訪温泉 大和温泉
大和温泉のある上諏訪温泉エリアから、下諏訪温泉エリアへ。
JR下諏訪駅から真北に2~3km行ったあたりにあるのが毒沢鉱泉。下諏訪温泉と一緒に取り上げられることも多い。
以前は公衆浴場もあった(沢乃湯)ものの個人的には未湯のまま閉業。
またブログを始める前に有名な「神乃湯」へは立寄ったことがあったものの、現存するもう一つの宿「宮乃湯」は未湯のままでした。
というわけで電話で立寄り入浴可能を確認した後に向かったのでした。

なお上諏訪温泉には「宮の湯」という共同浴場もあるので注意。
12時過ぎに到着。

母屋へ向かう前に、気になる看板をチェック

毒沢鉱泉は武田信玄の隠し湯として語られることがあるが、真偽は不明。まあよくあること。
こちらの宿は大正12年創業という歴史。
「神乃湯」よりも創業は早いことになる。
この案内の横には何やら蓋をされた浴槽が。

どうやら足湯のようだが稼働しておらず。
貴重な少ない自然湧出の冷鉱泉、わざわざ加温しての足湯にすることもないのでは(個人の感想です)。
では母屋へ。

旅館なので宿泊メインだけれども、立寄り入浴は11時~20時という認識。ただし要確認でお願いします。
毒沢鉱泉 旅館 宮乃湯

立寄り入浴料は1100円と少々お高い。

受付にいたご主人?のやる気のない感じ(失礼)も個性的で印象的、嫌いじゃない
館内はごちゃっとしていつつも、それが何となく落ち着く雰囲気。

リニューアル時にバリアフリーをかなり意識した構造にしたとのこと。
ガチな湯治にも対応ということでしょう。

では浴場へ。

写真ブレブレ↑失礼。
男女別に内湯で露天風呂はない。鉱泉宿に加温の露天風呂は不要でOK。

終始独り占めで入浴

浴場内はメインの浴槽が1つと、その右側に非加熱源泉に触れられるエリアがあり。

洗い場にはシャワー付きカランが並ぶが、源泉は出ずに真湯・真水を使用。
自然湧出の貴重な源泉はむやみにシャワーで使わなくて正解。
サウナもあったけれども未確認。

ではメインの浴槽から。

湯は茶色っぽく見えるが淡い茶色ほぼ透明~ささ濁り程度。
こちらは源泉を加温・加水・循環にて使用しており、基本的にオーバーフローは無し。
源泉の詳しいお話は後ほど。
浴槽の温度を測ってみると。。。

43.3度とやや熱めに加温キープされていた。
浴槽にある湯口からは何も出てない状況。

タイミングによってはここから源泉が出るのかもしれないけれども、入浴中に確認することはできなかった。

浴感はおそらくキシキシ感のはずだけれども、大和温泉のツルスベコーティングが残っていたのでよくわからず。
では事実上のメイン、こちらの非加熱源泉を。
浴室の隅にある湯口からチョロチョロ出ているのがそれ。

浴槽には小さすぎて全く入ることはできないのはご覧の通り。
肝心の寄り写真がボケボケ。何たる失態(^^;

ほぼ無色透明の源泉は源泉名が「毒沢鉱泉」。
源泉温度15.1度、pH2.50の酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉。
溶存成分総量が1.494g/kg。
湧出量は自噴で7.5リットル/分。
この源泉をここでは非加熱でかけ流し状態にある。
赤茶黒い沈着も印象的。

この源泉はもう一つの宿「神乃湯」と共通で利用しているということでよかったのかな。違っていたら指摘願います。
昔はこの源泉は温度が2度しかないということで文字通りヒエ~と思ったものだが、分析書では15度ほど。
実際に使用状況で温度を測ってみると。。。

22.4度と、そのまま水風呂状態にしてもらっても入りやすい状況
これは源泉を引いてくる状況で温まってしまったのか、加温した源泉の影響を受けているのか、そもそもの源泉自体の温度が上がったのかはわかりませぬ。

独特の土類臭というか、土鉄臭みたいな香り。
酸性の酸味、金気味、そして炭酸の名残と思われる甘酸味を感知。
その炭酸のシュワシュワ感はすでに無し。
貴重な源泉、飲みもしましたが、もちろん浴びもしますよ

源泉の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンは鉄Ⅱが79.8mg、アルミニウムが50.6mg、マグネシウムが20.2mgと実にユニークな3トップ。以下カルシウム7.4mg、ナトリウム4.0mg、水素3.2mg、カリウム1.3mg、第一マンガン0.6mg、亜鉛0.4mg、銅0.2mg、ストロンチウム0.2mgなど。
陰イオンは硫酸が688.9mgで大半。以下硫酸水素73.4mg、フッ素0.8mg。
非乖離成分はメタケイ酸が122.4mg。硫酸はここにも顔をだしていて0.6mg。
溶存ガスは遊離二酸化炭素が440mg。
なかなか見かけない構成の成分ですよね。

何度も浴びて神がかった源泉をしっかり堪能。
写真は撮ってないけれども、頭からも浴びました
この度の温泉話はこれで終了。
次はラストとして以前にも訪れた飲食店のお話を簡単に。

毒沢鉱泉 旅館 宮の湯
長野県諏訪郡下諏訪町星が丘1877
0266-28-3888
立寄り入浴料 1100円
11時~20時(要確認)
<源泉名:毒沢鉱泉>
酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(低張性・酸性・冷鉱泉)
15.1度
pH2.5
溶存成分総量 1.494g/kg
湧出量 7.5リットル/分(自噴)
非加熱状態でほぼ無色透明
独特の土鉄臭?あり
酸味、金気臭、炭酸の名残の甘酸味あり
キシキシ感あり(おそらく)
浴槽では加温・加水・循環
別途非加熱源泉の湯口あり
2024年9月入湯
※数値はH30の分析表より