発達障害の生きづらさなど
何らかの理由があり、
社会とつながることに
難しさを感じる人がいます。
不登校や引きこもりなどの状態に
陥ってしまう方も多いですね。
不登校や引きこもりは、
社会が息苦しくなってしまい、
社会から距離をとりたい
という状態であるともいえます。
電話で言えば、留守番電話の状態。
ただいま(社会で)留守にしています。
という感じです。
このような状態のときに、
今までつながってきたものと
関係が切れてしまうことがあります。
自然と疎遠になり切れてしまうこともあれば、
「学校に行かないならやらせない!」
という罰のような形で
奪われてしまうこともあります。
学校に行かないという状況は
親や家族にとってとても不安ですので、
脅しをかけてでも行かせたくなっちゃうんですよね。
今の日本で学校というレールから外れることは、
保障のない未来を生きなくてはならないような気持に
させられるので
不安になって当たり前なんです。
では、その不安のもとはなんでしょうか。
この不安の要因のひとつは、
不登校・引きこもりになることによって
社会から孤立することを
心配する気持ち
からきているように思います。
社会とのつながりは、
一度完全にきれてしまうと、
再びつながるのに
ものすごい努力と思い切りがいります。
逆に、細く細くでもつながっておけば、
それを太くするのは比較的簡単にできます。
学校や仕事に行けなくなったとしても、
本人が居場所だと感じていて
行けているような場所や
ずっと続けていて
なんとなく続けられそうな習い事や
連絡を取ることができているような相手など
現時点でつながることができている
もの・人・場所を大切にしましょう。
学校や職場を窓口にしなくても、
いろんなところに社会の入り口はあります。
学校や仕事に行けなくなってきたな・・という場合、
「行けないなら他もするな」という方向ではなく、
行けないからこそ
ほかのつながりをより大切にしてください。
週1回、月に1回でも行けている場所があれば、
今後気が向いたときに回数を増やすのはスムーズです。
ひとりでもつながれている人がいれば、
その人を介してほかの人とつながることもできます。
つながりがゼロになってしまうと、
イチから居場所を探したり、
話し相手を探したりしないといけなくなります。
これは、想像以上に労力を要します。
社会との距離感は
細く、長くがポイントです!!!
どこか一か所、短時間でもいいので
社会から孤立しないためにも
細~く長~く、つながっておきましょう!
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